国道58号 路線DATA
- 総延長:879.9km
- 重用延長:-
- 実延長:270.4km
- 現道:245.3km
- 起点:鹿児島県鹿児島市 西郷隆盛銅像前交差点
- 終点:沖縄県那覇市 明治橋
- 交差する国道:
スポンサーリンク
走行DATA
- 走行日:2020年6月13日~2020年6月17日
- 走行時間:6:02:39(海上区間のフェリー移動を含まない)
- 平均時速:40.6km/h
- 方向:順走
今回は国道58号を走行しました。
記念すべき100本目の国道走行です。
国道58号は沖縄県を走る国道の内、唯一県外と結ばれている路線です。したがって、私の挑戦で沖縄県を走ろうとすると、一番最初に走らなければならない路線なのです。
国道58号にはこの他にも様々な特徴がある特別な路線です。
- 総延長が日本最長の国道
- 海上区間が日本最長の国道
- 2ケタ国道の中で唯一、現在の道路法施行時には存在しなかった国道
- 2ケタ国道の中で唯一、旧一級国道でなかった国道
特に後半2つは、歴史的な背景が大きく影響しています。
現在の道路法の前身ともいえる道路法が1952年(昭和27年)に施行され、この際に一級国道と二級国道の区分が設けられます。その後、1965年(昭和40年)に現在の道路法が施行され、一級国道、二級の国道の区分が廃止されます。この時に一級国道として指定されていた路線は、一般国道1号から一般国道57号としてナンバリングされました。
この時、沖縄の施政権はアメリカ合衆国が有しており、沖縄は日本の国土ではなかったため、当然のことながら沖縄に国道は指定されませんでした。
1972年(昭和47年)の沖縄本土復帰によって、日本に返還されたことに伴い、沖縄県にも国道を整備する必要が生じたことから、国道58号、国道329号、国道330号、国道331号が沖縄県内を走る国道として指定されたのです。
国道58号は「国土を縦断・横断・循環し重要都市を連絡する道路」としての要件を満たしていたことから、旧一級国道に準じる扱いとするために2ケタの番号をナンバリングしたものと思われます。
旧一級国道でない2ケタ国道が登場したということですね。
さて、国道58号は鹿児島と那覇を結ぶ路線なのですが、鹿児島港から一足飛びに沖縄本島へと伸びているわけではなく、途中で種子島、奄美大島を経由しています。
恐らく沖縄本島在住の方や、レンタカーを借りて沖縄観光したことがある方の大半がどこかしらで国道58号を走行した経験があると思われます。
ただ、その大半は那覇~名護の間に限られるのではないでしょうか。
ましてや、その時に走った道が奄美大島や種子島を経由して鹿児島まで伸びているということを意識するような人はほとんどいないと思われます。
さらに、その中でも全線をトレースしようとする人はほんの一握りです。
事実、私自身も鹿児島から那覇までの全線トレースには、5日間を要しており、これをトレースしようとするのは狂気の沙汰です(笑
飛行機とレンタカーを組み合わせたとしても、種子島と奄美大島を直接結ぶ航路がないので、それなりの日数がかかってしまいます。
国道走破を目指すものとしては、やはり最初の大きな難関であり、この試練を乗り越えていないと国道趣味を堂々と公言するのには憚られるものがありました。
逆に言うとこれで私も立派な国道オタクになったということですね(笑
今回の国道58号の旅では、こんなルートを通っています。
- 鹿児島市内区間の走行
- 鹿児島⇒種子島へフェリーで移動
- 種子島区間を走行
- 種子島⇒鹿児島へフェリーで移動
- 鹿児島⇒奄美大島へフェリーで移動
- 奄美大島区間を走行
- 奄美大島⇒沖縄本島へフェリーで移動
- 沖縄本島区間を走行
大半をフェリー移動に費やすというとんでもない日程ですが、じっくりと振り返っていきたいと思います。
また、実際に走行していた日に「生存報告」を書いていますので、こちらも合わせてみてみてください。
今回はこの道を順走します。
走行レポート
スタート地点の西郷隆盛銅像前交差点です。
今回走行する国道58号の起点に指定されている交差点です。
南西側から交差点に進入し、右折する形でのスタートです。
ここでは前後に国道10号が伸びています。
また、この交差点を終点として国道224号が右方向から接続してくるので、国道224号との重複区間としてスタートします。
国道10号はこの前の週に走破したばかりの路線です。
また、国道224号は既に走行可能な路線です。
こちらが、国道58号の鹿児島市内区間のルートです。
鹿児島市内区間はわずか700mで、歩けるぐらいの距離ですね。
これから始まる長大な旅のほんの一部でしかありません。
西郷隆盛像に見守られながら、5日間に及ぶ挑戦のスタートとなります。
国道58号起点の表示とおにぎり
前の週に撮影した写真ではもっときれいに撮れています。
反対車線には最後のおにぎりがあります。
このおにぎりを撮影した写真がこちらです。
奥の方には西郷隆盛像も映っています。
国道58号のおにぎりが含まれる青看板
鹿児島港(種子島 屋久島フェリー)方面へと向かっていきます。
電車道と交差します。
国道58号の鹿児島市区間の終点となっている交差点です。
泉町交差点の50mほど先にある交差点が端点です。
これから、鹿児島港 南埠頭の種子島行フェリー乗り場へと移動していきます。
種子島行フェリーの車両待機場へとやってきました。
新型コロナウイルスの感染拡大対策で、こちらの建物で検温を済ませてから
車両待機場のすぐそばにあるプレハブで乗船の受付を行います。
これから乗船するプリンセスわかさです。
鹿児島と種子島の西之表港を一日1往復で結んでいます。
旅客車両を乗せる前に、コンテナの積み荷などを先に搬入します。
瀬戸内や伊勢湾のフェリーではお目にかかれない風景で、結構見ていて飽きなかったりします。
そんな中こんな車両が積み込まれていきました。
正直何の車両なのか分かりません。また、通常の車両とは操作方法も全然違うようでした。
たぶん、突然これを運転しろと言われても、「えっ」と固まってしまうことでしょう。
積み込み作業員になろうとしたら、ありとあらゆる車両を運転できないといけないということなのですね。
割とあっさりと操作していたのには驚きを禁じえませんでした。
フォークリフトで次々と荷物が積み込まれていきます。
いよいよ乗船です。
貨物室もかなり広く、奥まで入ってからバックして駐車スペースへと進んでいきます。
甲板から車両待機場を見下ろすとこんな感じでした。
種子島はRobotics;Notesというアニメにもなったゲームの舞台でして、船内にはコラボのポスターも掲示されていました。
私はアニメしか見ていませんが。。
種子島へ向けて出港していきます。
船内には、レンジ内蔵式の自販機が設置されていたので、焼きおにぎりを食べてみました。
佐田岬灯台です。
錦江湾を抜けて外海へと出ていきます。
これまで乗船したフェリーはいずれも湾内や内海だったので、揺れると言っても大したことはありませんでしたが、やはり外海に出るとなると揺れ具合が全く違います。
3時間半の船旅ではありましたが、少し気分が悪くなってしまいました。
種子島まではこの程度の時間で済みますが、これが奄美大島、沖縄本島になるとこんな時間ではきかないので、今後に不安を感じながらの航海でした。
種子島が見えてきました。
種子島北部の西之表港へと入港です。
最初の島の種子島へと上陸します。
ここは鹿児島県西之表市です。
これから国道58号種子島区間の起点側端点へと移動します。
種子島区間起点側端点の交差点です。
種子島の北側から交差点に進入し、左折する形でのスタートです。
種子島区間のルートはこんな感じです。
国道58号は種子島を南北に貫くように伸びています。
種子島区間最初のおにぎりです。
このおにぎりの奥には八坂神社があり、神社の境内に設置されている看板ではこの国道58号のことが紹介されていました。
西之表の商店街を通過していきます。
池田三文字交差点を道なりに斜め左方向へと進んでいきます。
わかさ公園の下を通っていき、西之表の市街地を抜けます。
おにぎり
種子島宇宙センター、南種子、中種子までの距離が表示されています。
やはり種子島と言ったら宇宙センターですね。
宇宙センターは南種子町内、種子島の南東部にあります。
南種子は種子島区間の終点側端点がある街でもあります。
おにぎり
東シナ海に沿って走る区間に入ります。
海岸線に沿って南下していきます。
ヤシの木の並木道
竹崎、島間、上中、野間までの距離が表示されています。
ここでは市町村名ではなく、地区名が表示されています。正直島外の人間にとっては何も情報がないに等しいです(笑
ちなみに、竹崎はJAXAの宇宙センター、島間は国道58号の終点側端点がある地区、上中が南種子町の中心部、野間が中種子町の中心部ということです。
これが分からない人は種子島的には潜りということです。
住吉ガジュマルの近くを通過していきます。
おにぎり
しばらく離れていましたが、再び海岸線沿いまで出てきました。
おにぎり
海沿いの道が続きます。
中種子町に入ります。
中種子町は「なかたね」と読みます。
おにぎり
門倉岬、宇宙センター、千座の岩屋、熊野海水浴場と、種子島の観光スポットが並んでいます。
おにぎり
海岸線沿いの道が続いています。
おにぎり
おにぎり
海岸線沿いから離れ坂道を登っていきます。
かなりの急勾配で登っていきます。
登り切ったら今度は下っていきます。
島の道はどうしてもアップダウンが激しくなりがちですね。
おにぎり
おにぎり
野間の代わりに中種子市街までの距離が表示されています。
中種子の市街地に入ってきました。
南種子17km
珍しいタイプの青看板ですね。
中種子町野間交差点を南種子方面へと右折します。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
ここでは門倉岬と南種子までの距離が表示されています。
おにぎり
千座の岩屋へはここを左折です。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
南種子町に入ります。
南種子町は国道58号種子島区間の終点側端点がある街です。
右側にはロケットを模したモニュメントが設置されていて、下の方には次のロケット打ち上げ予定日が表示されています。
南種子町はJAXAの宇宙センターがある街でもあり、まさにロケット一色という感じです。
おにぎり
ソテツの並木道
おにぎり
南種子の市街地に入ってきました。
南種子町上中交差点を島間方面へと右折します。
おにぎり
ここにはH2Aロケット42号機と次に打ち上げるロケットの情報が詳細に記されています。
ちなみに、このH2Aロケット42号機はここにも書かれている通り7月15日の打ち上げ予定でした。
悪天候で延期になってしまいましたが、7月20日に無事打ち上げられたとのことです。
おにぎり
中種子町の中心市街地を抜けて、島間港へと向かって下っていきます。
おにぎり
かなりの急勾配で下っていきます。
離島の道は容赦ない勾配で登ったり下ったりすることが多く、意外と気が抜けません。
おにぎり
前方に海が見えてきました。
国道58号種子島区間の終点側端点の交差点です。
島間港のすぐわきにある交差点です。
島間港には屋久島、口永良部島を結ぶフェリーが就航しています。
国道58号の次の陸上区間があるのは、奄美大島になります。
ただし、残念ながら奄美大島、屋久島、口永良部島と奄美大島方面とを直接結ぶ航路は存在せず、一度鹿児島へと戻らなければなりません。
まさにこれこそが国道58号を全線走行することの難易度が高いことの大きな要因ですね。
2日目
国道58号走行挑戦の2日目です。
再び西之表港に戻ってきました。
昨日、プリンセスわかさで上陸した港とは少し離れています。
コスモラインの乗船場から見て、入り江を挟んで南側になります。
これから乗船するはいびすかす号です。
これに乗船して、鹿児島市内へと戻ります。
プリンセスわかさ号と比べて年季が入っているように感じられます。
はいびすかす号は鹿児島と種子島に加えて屋久島を結ぶ航路に就航しています。
早朝に屋久島を出発して種子島経由で鹿児島まで向かいます。
こちらがはいびすかすの乗船受付です。
鹿児島港のプレハブよりは少しマシな程度でしょうか。
はいびすかすへは、後退しながらの乗船です。
このタイプのフェリーは初めてですね。
桟橋をバックで進むのかと思うと少し緊張します。
せわしなくコンテナの積み込み作業が行われています。
なんと!車もフォークリフトで運ばれていきます。
しかも2台刺し。
正面に置かれていた農業機械っぽい車も運ばれていきます。
下に差し込めるスペースさえあれば、フォークリフトは何でも運んでいきますね。
貨物の積み込みが完了し、トラックが乗船していきます。
やはりバックでの乗船です。
いよいよ乗船の順番がやってきました。
後退に自信がないわけではないのですが、ガタガタ揺れながらバックして安定感がないので、ちょっと怖いです。
種子島・西之表港を出港していきます。
はいびすかす号は乗客が立ち入ることのできる甲板もなければ、売店もないという本当に「武骨」という表現が似合うフェリーでした。
内部も雑魚寝できるスペースだけが用意されているというものすごく簡素な作りになっていました。
往路は船酔いというところまではいかなかったものの、やや気分の悪さを感じていたということもあり、船内の設備に対して戦慄を覚えましたが、意外と何とかなりました。
2回目ということもあり、体の方も慣れが出てきたのかもしれません。
鹿児島谷山港へと入港していきます。
車両甲板から撮影した船の様子です。
通常のフェリーとは作りが全然違うことが見て取れるかと思います。
ブリッジが降りていきます。
既に梅雨明けしていた鹿児島の離島部と異なり、鹿児島市内は梅雨真っただ中で強めの雨が降っていました。
鹿児島 谷山港で鹿児島市内へ再上陸です。
一応国道58号の走行自体は進んでいるのですが、ふりだしに戻っている感が強く、進んでいるのか戻っているのかよくわからなくなってきました(笑
このまま上のようなルートで、奄美大島などを経由して、沖縄までを結ぶフェリー乗り場の鹿児島新港まで向かいます。
30分強で鹿児島新港へ到着です。
鹿児島新港の受付は種子島航路の2つと比べてみてもものすごく設備が整っていることがわかるかと思います。
片やプレハブ小屋や掘立小屋のような受付なのに対し、ボーディングブリッジと一体化した3階建てのきれいな建物になっており、とても勝負になるようなレベルではありません。
こちらがこれから乗船するクイーンコーラルプラス号です。
種子島に就航している2隻のフェリーもかなり大きいと感じていましたが、こちらはそれをはるかに凌駕する大きさです。
乗船口にいる大型車がおもちゃのように見えます(笑
乗船手続きを済ませて、車両待機場から乗船口へと移動していきます。
こちらでもコンテナの積み込み作業が行われています。
種子島のフェリーは2台のフォークリフトで運用されていましたが、視認できただけでも5台のフォークリフトが隊列を組むような形で運用されていました。
何もかも規模が違いすぎて、勝負になりません。
乗船していきます。
貨物室も大きい上に、2階建ての構造になっています。
車両は2階の貨物室へと誘導されていきます。
このような感じで格納されました。
貨物室だけでなく、客室も広いです。
5階建てになっていて、2階と3階は一部スペースが客室、4階が客室メインのフロアとなっています。
5階からは甲板に出られるような構造ですね。
この奥がレストランスペースです。
客室にはなんとお風呂もあります。
鹿児島から奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島、沖縄本島の本部港を経由して那覇港へと至ります。
鹿児島から那覇までは25時間の道のりです。
鹿児島新港を出港していきます。
雲に覆われた桜島は前の日にも見たような気がしますね。
奄美大島の名瀬港への入港は翌朝になるので、船中泊していきます。
国道58号走行の旅2日目はフェリーでの移動のみで終わりました。
3日目
午前5時まだ薄暗い中、奄美大島名瀬港へと入港していきます。
国道58号の旅3日目のスタートです。
積み下ろし作業があわただしく行われる貨物室内を進んでいくのに、多少の引け目を感じながら走っていきます。
奄美大島 名瀬港へと上陸します。
ここは鹿児島県奄美市です。
奄美大島区間のルートはこちらの通りです。
名瀬港は奄美大島区間のちょうど中間点付近にあるので、奄美大島北部の起点側端点まで進んでいきます。
奄美市の旧笠利町 赤木名地区にある交差点にやってきました。
奄美大島区間の起点側端点の交差点です。
西側の鹿児島県道602号から交差点に進入し、右折してのスタートです。
奄美大島区間最初のおにぎりです。
奄美大島区間には、端点を示すようなものは特に見受けられませんでした。
奄美大島区間も多分に漏れずアップダウンが激しいです。
いきなり登り勾配の区間になります。
そして、少し登ったらまた下ってという具合です。
おにぎり
右手に笠利湾が見えています。
笠利湾内に突き出した岬の根元を横切るように進むため、また登り坂になります。
すぐに下り坂になるのは言うまでもありません。
前方にちらっと笠利湾が見えています。
おにぎり
おにぎり
漁村の集落を通っていきます。
笠利湾がよく見えています。
龍郷町に入ります。
反対車線側には奄美市のものと思しきカントリーサインがありますが、こちら側では見つけられませんでした。
海がきれいですね。
おにぎり
おにぎり
この交差点を左折すると奄美空港方面へと向かうことができます。
奄美空港は奄美大島の北部にあります。
東シナ海側にあるスタート地点から東に進んでいって、これを太平洋側へと抜けると空港のある場所になります。
割と中心部からは遠い場所に奄美空港があります。
中心部の名瀬付近は険しい山々が多いため、空港を建設できるような場所を確保できなかったのでしょう。
おにぎり
瀬戸内と名瀬までの距離が表示されています。
瀬戸内は奄美大島区間の終点側端点がある街です。
屋入トンネルの入口です。
トンネルを抜けると一気に下っていきます。
おにぎり
おにぎり
龍郷町の中心部に入ってきました。
右手には笠利湾の奥にある龍郷湾が見えています。
左手には松の並木があります。
浦の橋立と呼ばれる場所を通過していきます。
おにぎり
おにぎり
緑と青のコントラストが美しいです。
おにぎり
どんどん登っていきます。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
本茶トンネルの入口です。
本茶トンネルを抜けると再び奄美市に入ります。
残念ながらカントリーサインを見つけることはできませんでした。
スタート地点も奄美市でしたが、龍郷町を挟んで再び奄美市に入る形になっています。
旧笠利町が旧名瀬市などと合併して奄美市が設立された際に、現在のように龍郷町を挟む形の飛び地が生まれたということですね。
おにぎり
この交差点を瀬戸内方面へと左折します。
左折方向には瀬戸内のほかに、マングローブ原生林、和光園、自動車検査登録事務所と並んでいて、何だかごった煮状態になっていますね(笑
おにぎり
住宅地を抜けていきます。
和光トンネルの入口です。
トンネルを抜けると一気に旧名瀬市の市街地へと入っていきます。
名瀬は鹿児島県内では鹿児島市に次ぐ規模の繁華街がある街でもあります。
離島とは言え侮るなかれですね。
私も実際に宿泊しましたが、かなりの規模の繁華街が広がっていました。
永田橋交差点を瀬戸内、宇検、マングローブ原生林方面へと左折します。
名瀬の市街地を通過していきます。
おにぎり
新川に沿ってくねくねと登っていきます。
おにぎり
朝戸トンネルの入口です。
朝戸トンネルを抜けると山中に入っていきます。
谷間を快走路が伸びていきます。
新和瀬トンネルの入口です。
前方に太平洋がちらっと見えています。
この辺りだと海がよく見えますね。
小和瀬トンネルの入口です。
トンネルが連続します。
次は城トンネルです。
城トンネルを抜けると急カーブが連続するので走行注意です。
どんどん下っていきます。
海沿いまで出てきました。
おにぎり
海沿いを走るのはほんの一瞬でまた山越えになります。
三太郎トンネルの入口です。
三太郎トンネルを抜けると急勾配で下っていきます。
旧住用村の集落を通っていきます。
道の駅 奄美大島 住用付近
この道の駅の施設内にはマングローブの森があり、カヌーで巡るツアーに参加することができます。
右手の展望台からマングローブの森を一望できます。
おにぎり
石釜トンネルの入口です。
おにぎり
おにぎり
山の合間を縫うように道が伸びています。
おにぎり
この交差点を瀬戸内方面へと道なりに斜め左方向へ進んでいきます。
おにぎり
登り勾配がきつい山道にへと入ってきました。
おにぎり
この辺りで瀬戸内町に入ります。
残念ながらカントリーサインは見つけられませんでした。
瀬戸内町は奄美大島区間の終点側端点がある街です。
網野子トンネルの入口です。
トンネルを抜けると前方に伊須湾が見えてきました。
勝浦トンネルの入口です。
勝浦地区の集落を通過していきます。
美しいエメラルドグリーンの海面です。
少しの間だけ伊須湾沿いを走ります。
おにぎり
奄美大島区間最後の山越えになります。
地蔵トンネルの入口です。
地蔵トンネルを抜けると瀬戸内町の中心地に向けて急勾配で一気に下っていきます。
対向車線には登坂車線があります。
海もちらっとだけ見えています。
瀬戸内町の市街地が見えてきました。
坂道を下りきった瞬間に市街地に入る感じです。
この鹿児島県道626号との交点が国道58号奄美大島区間の終点側端点です。
奄美大島区間の走行はこれで終わりです。
最後に残された沖縄本島区間へとこのまま行きたいところですが、次のフェリーは翌日の早朝ですので、かなり時間が空いてしまいます。
奄美大島の観光名所を巡ってから名瀬に宿泊してこの日は終わりです。
4日目
国道58号走行の旅も4日目になりました。
この日はフェリーでの移動のみです。
朝5:50に出航するフェリーの受付が4:30からなので、この時刻に合わせて名瀬港へとやってきました。
完全に真っ暗な状態で何が何やらわかりませんね(笑
こちらで乗船の受付を行います。
これから乗船するのは波之上号です。
入港してきた波之上号を撮影してみたのですが、思いっきりぶれてしまっていますね。
これ以外に撮影した写真がないので、これでご容赦ください。
まだ薄暗い中荷物の積み下ろし・積み込み作業が行われています。
が、この写真では何が何やら全く分かりません。
徐々に白んできました。ようやくドラレコカメラの映像でも様子がわかる程度にはなってきました。
あわただしく積み込み作業が行われています。
いよいよ乗船です。
波之上号も貨物室は2層構造になっていて、2階へと誘導されます。
フェリーから撮影した名瀬港です。もうすっかり明るくなっていました。
名瀬港を出港していきます。
鹿児島と沖縄を結ぶ航路は、奄美大島の名瀬港を出港した後、鹿児島の離島に次々と寄港していきながら沖縄本島を目指します。
最終的に那覇港へと入港していきますが、私は途中の本部港で下船しました。
国道58号の沖縄本島区間は那覇と国頭を結ぶルートで、那覇港は終点のすぐそばにあります。
ただあくまでも起点側から終点側へのトレースということで国頭から出発する必要があり、那覇まで遠回りする必要がなかったということで、本部港で下船した形ですね。
約11時間の長い航海を経て、本部港へと入港していきます。
写真で振り返るとあっという間ですが(笑
外海の航海でしたので、もちろん揺れは大きかったですが、すっかり慣れてしまって特に何も思わないようになっていました。
人間の慣れってすごいものがありますね。
いよいよ本部港へと上陸です。
ついに、ついに!沖縄への上陸を果たします。
当然私の挑戦で初めての沖縄県上陸になります。
せっかくなので、沖縄の海をバックに記念撮影です。
さて、すでに夕刻に差し掛かっているので、この日は本部町内に宿泊して終わりです。
いよいよ次の5日目が国道58号の旅最終日です。
5日目(最終日)
こちらは国道58号の沖縄本島区間です。
沖縄本島の北端に位置する国頭村から那覇市までとなります。
なかなか北端まで訪れる機会はないので、辺戸岬に行ってから沖縄本島区間の起点側端点へと向かいます。
沖縄本島区間の起点側端点には、ここが起点であることを示す石碑が設置されています。
詳しくはこの日の生存報告にも書いていますので、見てみてください。
さて、国道58号の沖縄本島区間の走行をスタートします。
交差点東側の沖縄県道70号から交差点に進入してのスタートです。
沖縄本島区間の起点側端点は、国頭村の奥地区にあります。
ちなみに、国頭村は「くにがみ」と読みます。
琉球の言葉を無理やり漢字に充てているという地名が多いことから、沖縄県は難読地名の宝庫になっています。
ちなみにこの「くにがみ」という言葉は島の北東部という意味を持つ一般名詞でもあるようでして、沖縄本島の国頭村以外にも同じ名前の地名がいくつかあります。
沖永良部島の国頭岬、種子島の国上地区などがこれに該当し、いずれも島の北東部に位置しています。
島を「国」と見立てて、その頭(上)の部分にある場所というような意味合いで、漢字があてがわれたのかななどと勝手に想像しています。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
海洋博公園、名護、辺戸岬までの距離が表示されています。
海洋博公園の中には美ら海水族館があり、こちらの呼び名の方が有名ですね。
スタートしてすぐさま急勾配での登り区間に入ります。
見慣れない標識が。。。
ヤンバルクイナに注意せよとのことのようです。
オーストラリアのカンガルー注意、コアラ注意の標識と似たようなにおいがします。
おにぎり
どんどん登っていきます。
ヤンバルクイナの飛び出し注意
実際のヤンバルクイナを見たことがないので、どの程度の大きさなのか分かりませんが、突然飛び出してきたとしてもよけきる自信がありません。。。
まだまだ登ります。
おにぎり
岩山がぽこっと頭を出しています。
おにぎり
ようやく登り切って下りに変わります。
左は茅打バンタ、右は辺戸岬へと通じる交差点です。
名護、大宜味方面へと直進します。
辺戸岬を通過したので、代わりに大宜味までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
東シナ海がよく見えています。
宜名真トンネルの入口です。
ちょうどこのトンネルの上に茅打バンタがあります。
宜名真の漁村を通過していきます。
おにぎり
ウテンダトンネルの入口です。
海岸線に沿って道が伸びています。
宇嘉トンネルの入口です。
この辺りはトンネルが多めです。
走っていて気持ちがいい道です。
海岸線に沿ってどんどん進んでいきます。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
海洋博公園の表記にカッコ書きで美ら海水族館が追加されています。
分かりやすくてこちらの方がいいのですが、文字数が多くなってしまい青看板がやたらと巨大化してしまっている感は否めません。
おにぎり
エメラルドグリーンの海です。
おにぎり
空の青と海の青、青看板の青と三者三様です。
おにぎり
新与那トンネルの入口です。
トンネルを抜けると青い空と青い海が広がっています。
海岸の並木道
おにぎり
おにぎり
おにぎり
国頭村の中心部へと入ってきました。
木のトンネルになっています。
辺土名トンネルの入口です。
おにぎり
おにぎり
道の駅 ゆいゆい国頭付近
おにぎり
おにぎり
大宜味村に入ります。
めんそーれ 国頭村
大宜味村に入ったので、代わりに那覇までの距離が表示されるようになりました。
那覇は今回のゴール地点がある街です。
再び海沿いに出てきました。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
海沿いの道が続きます。
おにぎり
おにぎり
塩屋交差点を終点として国道331号が左方向から接続してきます。
これで新たに国道331号が走行可能になりました。
おにぎり
道の駅 おおぎみ付近
おにぎり
何やら不穏な地名ですが、「つは」と読むようです。
また、海岸線沿いに出てきました。
青い海が広がっています。
名護市に入ります。
おにぎり
橋の工事をしているようです。
ゆっくり車線が増えます。
ゆっくり車線はすぐ終わってしまうので、本当にのんびり走っている車でないと利用するのは難しそうです。
名護市に入ったので、代わりに恩納までの距離が表示されるようになりました。
ドラレコカメラは前方を撮影しているだけなので、海の割合があまり増えませんが、こうやって右へカーブするところでは海が広く映り込んでくれます。
美しい海が広がっています。
前方には奥武島から屋我地島へと渡る橋が伸びているのが見えています。
屋我地島を経由して古宇利島へと渡ることができます。
古宇利島、屋我地島へはこの交差点を右折です。
国道58号は海洋博公園、恩納方面へと直進です。
おにぎり
仲尾次(北)交差点を終点として右方向から国道505号が接続してきます。
これで新たに国道505号が走行可能になりました。
美ら海水族館へはこの交差点を右折します。
国道58号は那覇、恩納方面へと直進です。
仲尾次(北)交差点で海洋博公園は右方向となっていたのですが、まだ海洋博公園までの距離が表示されています。
名護市の中心部を経由していくルートの距離が表示されているようです。
おにぎり
名護の市街地が近づいてきて、片側2車線に増えます。
この交差点で国道58号BPの名護東道路が左方向へと伸びていきます。
名護市の中心部を迂回して那覇方面へ向かうことができるルートですので、大幅な時間短縮が見込まれますね。
今回は現道を海洋博公園、名護市街方面へと直進していきます。
おにぎり
名護の市街地へと入ってきました。
海洋博公園へのルートからも外れたため、那覇と恩納までの距離のみが表示されるようになりました。
宮里4丁目(北)交差点で国道449号のBPが右方向へと伸びていきます。
これで新たに国道449号が走行可能になりました。
嘉手納までの距離が新たに表示されるようになりました。
宮里3丁目交差点を終点として右方向から国道449号が接続してきます。
おにぎり
おにぎり
名護の市街地脇を通過していきます。
おにぎり
おにぎり
世冨慶交差点を起点として左方向へと国道329号が伸びていきます。
これで新たに国道329号が走行可能になりました。
また、国道329号側へ進んでいくと、国道58号BPの名護東道路へと進んでいくことができます。
名護東道路の那覇側は国道58号現道とは直接接続していないというわけですね。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
工事が行われています。
沖縄道は許田ICが終点となっていて、許田から名護市内方面へは国道58号を利用する必要があります。
これを延伸して名護東道路と直結させる計画があるようでして、恐らくその工事を行っているのだと思われます。
道の駅 許田付近
沖縄道終点の許田IC入口付近です。
右車線が沖縄道へと入っていくため、片側1車線に減少します。
おにぎり
沖縄道と立体交差します。
ここからも許田ICへと入っていくことができるようです。
南国リゾート感があふれる道になってきました。
おにぎり
この先でゆっくり車線が増えます。
このゆっくり車線もすぐに終わってしまいます。
ヤシの木の並木道
恩納村に入ります。
恩納村は「おんな」と読みます。
嘉手納とかで沖縄風の読みに飼いならされてしまっていて、あまり違和感なく読むことができます。
ソテツの並木道
恩納村に入ったので、代わりに読谷までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
海沿いの道なのですが、ちょっと高台になっているため海は全く見えません。
おにぎり
リゾート地が続きます。
この交差点を恩納海岸リゾート万座毛方面へと右折します。
現道は直進方向ですが、旧道も国道58号に指定されたままになっているので、ここは旧道を進みます。
リゾート地を抜けていきます。
この右手辺りが万座ビーチでこの辺りの一大リゾート地です。
おにぎり
恩納村の中心部付近を通過していきます。
この交差点を那覇、嘉手納方面へと右折します。
これで現道復帰です。
現道のBPは片側2車線になっています。
すぐ先の恩納(南)交差点を谷茶、おんなサンセット海道方面へと右折します。
ここでも旧道が国道58号に指定されたままになっているので、旧道を走行します。
標識がものすごい勢いで後ろにのけぞってしまっています。
おにぎり
谷茶ビーチ付近を通過していきます。
如何にも高級リゾート然とした建物があります。
恩納の市街地を通過していきます。
おにぎり
仲泊交差点を那覇、嘉手納方面へと右折します。これで現道復帰です。
おにぎり
おにぎり
エメラルドグリーンの美しい海が見えています。
こういう風景の道を運転していると、自然とテンションが上がってきますね。
しかも普通であればレンタカーでないと走れないような場所を、自分の車(春日部ナンバー)で走っているとなるとなおさらです。
おにぎり
中央分離帯にヤシの木が並んでいます。
おにぎり
どんどん登っていきます。
読谷村に入ります。
読谷村は「よみたん」と読みます。
おにぎり
読谷村に入ったので、那覇と嘉手納までの距離のみが表示されるようになりました。
ようやく長い登り坂が終わりました。
道の駅 喜名番所付近
今度は下り坂になります。
空港までの距離が新たに表示されるようになりました。
読谷村に入って、だいぶ交通量が増えてきました。
嘉手納町に入ります。
嘉手納町に入ったので、代わりに糸満までの距離が表示されるようになりました。
空港の表記が那覇空港に変わっています。
さらにここから片側3車線に増えます。
アメリカ軍の嘉手納基地の脇を走っていきます。
おにぎり
フェンスの陰に隠れて見づらいのですが、嘉手納基地内の道も車が1台だけ走っています。
基地の外を走っている国道58号の交通量の多さとはとても対照的です。
おにぎり
北谷町に入ります。
北谷町は「ちゃたん」と読みます。
この辺りまで来ると、読み方を知らないと全く太刀打ちできませんね。
おにぎり
ここでは糸満ではなく宜野湾までの距離が表示されています。
緩やかにではありますが、下っていきます。
おにぎり
キャンプ瑞慶覧の脇を通過していきます。
おにぎり
宜野湾市に入ります。
伊佐(北)交差点で国道58号BPの宜野湾バイパスが右方向へと伸びていきます。
宜野湾バイパスは全線開通済みで、浦添市で接続します。
ここでは旧道を進みます。
あまり旧道とは思えないような道ですが(笑
宜野湾市に入ったので代わりに浦添までの距離が表示されるようになりました。
国道58号に迫るような形で商業施設が並んでいます。
左側には普天間飛行場があります。
左車線は側道となって宜野湾バイパスへと接続していきます。
高架橋を進んでいくので、右側の2車線を走る必要があります。
浦添市に入ります。
高架橋を渡りきると、牧港(南)交差点で宜野湾バイパスが合流してきます。
おにぎり
浦添市に入ったので、那覇と那覇空港までの距離のみが表示されるようになりました。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
ここでも右側2車線のみが高架橋をわたる形になります
安謝川を渡るところで、那覇市に入ります。
那覇市は今回のゴール地点がある街です。
残念ながらカントリーサインは見つけられませんでした。
那覇の市街地へと入ってきました。
那覇市に入ったので、代わりに糸満までの距離が表示されるようになりました。
ゆいレールが合流してきます。
ここは旭橋駅と県庁前駅の中間地点ぐらいです。
旭橋交差点では、左方向から国道330号、国道507号、右方向から国道390号が接続してきます。
いずれもこの旭橋交差点が終点です。
これで新たに国道330号、国道390号、国道507号が走行可能になりました。
さて、ここで走行可能になった国道390号ですが、これは非常に厄介な国道です。
詳しくは触れませんが、私の「マイカーで走破する」という挑戦のルールを守ろうとすると最大難易度の路線になってしまいそうです。(日程と金銭の面で)
どのように走行するか、いつ走行するかは全く決まっていませんが、かなり頭を悩ませてくれる道であることには変わりありません。
明治橋交差点を終点として国道329号が左方向から接続してきます。
国道329号とは名護市内でも接続しています。
明治橋を渡ります。
ゴール地点の明治橋です。
国道58号の終点に指定されている地点です。
右にある石碑が目印です。
これは石碑を反対側から撮影した写真で、「58」の文字が刻み込まれています。
石碑を横から撮影すると、石碑下の縁石のところにゼロキロポストがあるので、ここが終点で間違いなさそうです。
ここでは反対側から国道331号と国道332号が接続してきます。
国道331号が起点、国道332号が終点です。
これで新たに国道332号が走行可能になりました。
国道331号は大宜味村でも接続しています。
5日間にも及ぶ国道58号の旅はこれで終わりです。
途中でフェリー移動のみの日が2日もあるということで、かなり長くなってしまいましたが、全線をトレースしようとすると走行日時点ではこれでも最速のルートなのです。
最長の総延長を持つ道は伊達ではないというわけですね。
沖縄までフェリーで行くという経験はなかなかできるものではないので、とても新鮮でした。
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
スポンサーリンク
全体まとめ
インデックスリンク
地域別進捗
年別まとめ
スポンサーリンク