国道364号 路線DATA
- 総延長:70.7km
- 重用延長:23.0km
- 実延長:47.7km
- 現道:43.4km
- 起点:福井県大野市 明治交差点
- 終点:石川県加賀市 黒瀬交差点
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2020年7月23日
- 走行時間:1:13:59
- 平均時速:53.8km/h
- 方向:逆走
この日は364号を走行しました。
国道364号は福井県の内陸部にある大野市から石川県南部の加賀市までを結ぶ路線です。途中曹洞宗の大本山である永平寺の前を経由する観光路線でもあるため、全線にわたってよく整備されていました。
石川県南部から永平寺・大野市方面へ抜けようとする場合の近道としても有用な路線にも感じられました。
ルートだけ見ると国道416号も選択肢に入りそうな感じはありますが、国道416号の石川・福井県境は長めの酷道区間が続くので、圧倒的に国道364号の方が楽に走ることができると思います。
また、完全に私事で恐縮ですが、この国道364号走行の挑戦は、新しく購入したMAZDA3による初の国道走行チャレンジとなりました。
デミオのころから使っていたドラレコカメラを新しい車に付け替えて、試し撮りもない状態での撮影でしたので、どんな感じになるか少し不安になりながらの走行でした。
今回はこの道を逆走します。
走行レポート
スタート地点の黒瀬交差点です。
今回走行する国道364号の終点に指定されている交差点です。
北側から交差点へ進入し、南進する形でのスタートです。
ここでは、国道8号が左右に伸びていて、国道305号が左方向から手前方向へと伸びていきます。
さらに、国道365号がこの交差点を起点として手前方向へと伸びていきます。
国道8号と国道365号は既に走行可能な路線で、国道305号が走破済みの路線です。
交差点内に設置された国道364号のおにぎり
我谷ダム、山中温泉、山代温泉までの距離が表示されています。
山中温泉と山代温泉はいずれも加賀市内の温泉郷です。
この交差点を山中温泉方面へと道なりに斜め右方向へ進みます。
大聖寺川に沿って進んでいきます。
おにぎり
ここの青看板には山中温泉だけが表示されています。
右側の不自然なスペースがどうしても気になってしまいます。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
スタート地点からずっと住宅地のような場所を通っていきます。
おにぎり
塚谷西交差点を我谷ダム方面へと斜め右方向に進みます。
この坂道を登っていくルートが正解です。
おにぎり
急勾配の坂道はすぐ終わります。
山中温泉のリゾートホテル脇を通過していきます。
左手が温泉郷になっているようです。
山道に入ってきました。
こおろぎ町交差点を福井、我谷ダム方面へと右折します。
おにぎり
道の駅 山中温泉ゆけむり健康村付近
この集落で大きく左にカーブします。
おにぎり
本格的な山越えの道へと入ってきました。
スノーシェッドが連続しています。
赤い柱が特徴的なスノーシェッドを抜けたすぐ先にある加賀市山中温泉我谷町交差点を永平寺、坂井方面へと右折します。
我谷ダムのダム上を通過していきます。
我谷ダムを通過した後も山道が続きます。
おにぎり
みず滝トンネルの入口です。
どんどん登っていきます。
山道ではありますが、非常によく整備された快走路になっているので、特に走りにくさは感じません。
丸岡・山中温泉トンネルの入口です。
丸岡・山中温泉トンネルを抜けると福井県に入ります。
県境の街は坂井市です。
ちょうどトンネルで峠を越える形になるので、この先は下り坂の区間に切り替わります。
おにぎり
福井県側はかなりの急勾配で一気に下っていきます。
急勾配の区間が終わりなだらかな下りになります。
おにぎり
勝山と永平寺までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
竹田地区の集落を抜けると再び急勾配で下り始めます。
おにぎり
どんどん下っていきます。
近庄トンネルの入口です。
おにぎり
霧が立ち込め始めました。
続いて小近庄トンネルの入口です。
おにぎり
さらに六呂瀬トンネルが続きます。
六呂瀬トンネルを抜けるとカーブが連続しながら下っていく形になります。
上久米田交差点を勝山、永平寺方面へと左折します。
おにぎり
永平寺町に入ります。
鳴鹿三差路交差点を中部縦貫道、永平寺方面へと右折します。
おにぎり
九頭竜川に架かる鳴鹿橋を渡ります。
東古市交差点で国道416号と交差します。
国道416号は既に走行可能な路線です。
えちぜん鉄道勝山永平寺線の踏切を渡ります。
おにぎり
永平寺まで7kmと近づいてきました。
永平寺と国道158号までの距離が表示されています。
おにぎり
諏訪間交差点で中部縦貫道と立体交差します。
さて、何の変哲もない高規格道路との立体交差に見えますが、国道的には非常に複雑怪奇な交差点になります。
まず青看板の左方向に伸びている国道364号について触れたいところなのですが、これが一番ややこしいので後回しにして、中部縦貫道から解説します。
中部縦貫道は大半が国道158号として整備されている地域高規格道路ですが、実はこの交差部にある永平寺参道ICから福井方面の松岡ICまでは国道416号として整備されているのです。
越坂トンネルの区間だけが国道416号として整備されることが決まり、その後から西側・東側の計画が作られて、全体として国道158号の自動車専用道路としての永平寺大野道路として事業化されていったという経緯をもつため、一区間だけが国道416号として指定されるという状態になってしまいました。
越坂トンネルを含む形で国道416号のバイパス機能を持たせるために、上の地図のように通して走れるような形で国道416号のルートが整備されているのです。
したがって、ちょうどこの交差部にあたる永平寺参道ICが国道158号と国道416号が切り替わるポイントとなります。
左方向の大野方面が国道158号、右方向の福井方面が国道416号に指定されているというわけですね。
それでは、青看板の国道364号は何なのでしょうか。上の地図では国道416号のBPとなっているのですが、この区間は国道364号のBPでもあるのです。
国道364号の谷口バイパスとして計画があるようで、A点からB点までの青い区間が供用済みの区間、B点からC点までのオレンジのラインがこれから建設が予想されるルートです。
オレンジの区間はまだ正確なルートも決まっていないほどなので、実際に供用されるのはかなり先になることでしょう。
この左に伸びている区間は国道364号のBPを建設するということで、ちょうど国道416号のBPもこれに乗っかっておけば現道を迂回する通しのルートが出来上がるので、重複区間としたという経緯なのではないかと思われます。
現在のルートからはだいぶ迂回するようなルートになることもあり、走行中には何でこっちにも国道364号が伸びているのだろう程度にしか感じませんでしたが、色々と調べてみると奥が深いことが分かりました。
まとめますと、ここでは国道158号BPと立体交差、国道416号BPと平面交差、左方向に国道364号BPが伸びていくというような整理となります。
大野までの距離が表示されるようになりました。
大野は今回のゴール地点がある街です。
おにぎり
少しだけ登っていきます。
おにぎり
おにぎり
アジサイが咲いています。
おにぎり
永平寺の駐車場が並んでいます。
永平寺はもう間近です。
永平寺門前通り手前の福井、大野方面へと交差点を右折します。
永平寺へはこの門前の参道を直進した方向にあります。
永平寺は鎌倉時代に日本に伝えられた2つの禅宗の内の一つでもある、曹洞宗の大本山となります。
昔訪れたことがありまして、完全に修行のお寺さんといった感じです。
もちろん一般の参拝者も受け入れていますが、参拝のためというよりも修行の雰囲気が感じられる場所だというような印象が強いですね。
おにぎり
永平寺への参道から脇道にそれて山道へと入っていきます。
青看板には永平寺の代わりに、福井、福井IC、国道158号までの距離が表示されるようになりました。
九十九折の坂道を登っていきます。
急勾配の山道をどんどん登っていきます。
宇坂隧道の入口です。
宇坂隧道を抜けると福井市に入ります。
残念ながらカントリーサインは見つけられませんでした。
福井市側も急カーブと急勾配の山道になっています。
おにぎり
山間の小さな集落を通っていきます。
おにぎり
福井市内に入ったので、福井市街までの距離表示に切り替わりました。
また、国道158号までの距離は表示されなくなります。
どんどん下っていきます。
JR越美北線の踏切を渡ります。
高田大橋南詰交差点を大野池田方面へと左折します。
ここでは国道158号の旧道が左右に伸びていて、重複します。
ここから先はゴール地点まで国道158号との重複区間となるので、ここが国道364号の実質的な起点と言える交差点です。
国道158号は既に走破済みの路線です。
足羽川に沿って走っていきます。
国道158号のおにぎり
この交差点で国道158号の現道と接続します。
ここでは直進して国道158号の旧道を進みます。
足羽川に沿って進んでいきます。
おにぎり
この交差点を左折して足羽川を渡ります。
おにぎり
福井市街の代わりに郡上までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
おにぎり
突き当たりの交差点を左折します。
これで国道158号の現道へ復帰します。
おにぎり
快走路が続きます。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
この交差点を郡上、大野方面へと右折します。
直進方向の旧道も国道158号に指定されているのですが、国道158号走行の際に走ったルートですので、今回はBPの現道を走ってみたいと思います。
やはりBPの方は旧道と比べて快適に走れるように整備されています。
快走路が続きます。
大野市に入ります。
厳密にはこの先の新丁トンネルの内部で大野市に入ります。
おにぎり
犬山交差点を郡上方面へと右折します。
ここでは左方向から国道158号の旧道が合流してきます。
また正面方向からは国道476号BPが合流してきて、右方向へと進んでいくので、恐らく重複します。
恐らくとしているのは、このBPの元のルートの区間も国道に指定されたままになっていて、この先の区間がどのような扱いになっているかが不明だからですね。
国道476号は既に走行可能な路線です。
右折した直後では右方向に細い道が伸びているのですが、これは国道476号です。
正面方向からは旧道側の国道476号の重複区間が合流してきて、ここで新旧が合流して右方向に伸びていくというような形になっています。
正直ドラレコカメラの映像では道が伸びているのがよく分からないので、左にある卒塔婆が目印になっています。
さらに少し進んだ交差点で国道476号の旧道が伸びていくので、ここでおわかれです。
国道158号との重複区間に戻ります。
おにぎり
砂山隧道の入口です。
並木道
ゴール地点の明治交差点です。
国道364号の終点に指定されている交差点です。
重複している国道158号はそのまま直進方向へと伸びていくので、国道364号だけがここでひっそりと途切れるというような形になってしまっています。
かつては国道157号がここで国道158号と交差していたので、国道157号との接続地点が起点になっていたのですが、現在では国道157号とはニアミスするだけで接続することはなくなってしまったという状況ですね。
もしかしたら、国道157号のルート変更によりこの先のエキサイト広場南東交差点が起点になっているのかもしれませんが、国道158号との重複区間ということで隠れてしまっているので、正確なところはよくわからないです。
日本の国道行政の難解さを凝縮したような起点と中部縦貫道との交差部を持つ路線で、距離の割にはネタが満載の道でした。
MAZDA3に乗り換えてから初めての国道走行の挑戦でしたが、ドラレコカメラは元のものを移設しているので、映像的には何の変わり映えもしませんね(笑
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
なし
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