国道305号 路線DATA
- 総延長:174.5km
- 重用延長:44.2km
- 実延長:130.3km
- 現道:121.2km
- 起点:石川県金沢市 武蔵交差点
- 終点:福井県南越前町 今庄IC
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2019年7月15日
- 走行時間:3:49:42
- 平均時速:43.2km/h
- 方向:順走
この日の早朝に走行した国道359号に引き続き、国道305号を走行しました。金沢市から福井市を抜けて南越前町へと至る道を順走します。
石川県内は国道8号や国道157号との重複区間が多く、特に国道8号との重複区間は1ケタ国道が重複相手ということもあり、あまり300番台の国道"らしさ"を感じることはありませんが、加賀市内で国道8号と分岐してから本領発揮します。適当に既存の道を切り貼りしてつなぎ合わせた感じのある、300番台特有の道となっていきます。
また、福井県内では日本海側を走行します。天気が良ければ非常にいい絵が取れるところだと思うのですが、今年(2019年)の7月は梅雨明けが長引き天候不順となったこともあり、海の日の3連休にもかかわらずあいにくの曇り空で、あまりいい絵が取れませんでした。
途中に呼鳥門という国道ファン必見の名所にも立ち寄っていますので、こちらも紹介したいと思います。
走行レポート
スタート地点の武蔵交差点です。
今回走行する国道305号の起点となっている交差点です。
武蔵交差点の東側から国道159号で交差点へ進入し、ここを白山方面へと左折してのスタートです。
ここでは、手前方向から国道159号(終点)、国道249号(終点)、国道304号(起点)、国道359号(終点)の4路線が接続してきています。
また、左方向へは国道305号のほか、国道157号が伸びており、いずれもここが起点としています。
したがってスタート直後は国道157号との重複区間としてスタートします。
国道359号はこの日の早朝に走行しており、そのほかの国道157号、国道159号、国道249号、国道304号は既に走行可能な路線です。
左側には近江町市場があります。
福井、小松、白山までの距離が表示されています。
金沢駅から、兼六園や金沢城跡などの観光スポット、香林坊や片町といった繁華街を結ぶメインの通りのため、交通量が多いだけでなく、観光バス・路線バス、タクシーの数も非常に多いです。
休日朝の時間帯でもこのような状態です。
休日の日中・夕方はとんでもない混雑になります。
香林坊交差点は左車線が左折専用レーンなので要注意です。
片町付近
犀川大橋
犀川大橋の先の野町広小路交差点は右折専用レーンが2車線あります。
この付近は道幅が狭い上に、右折専用レーンがない交差点が多いです。
有松交差点を白山、横川方面へと右折します。
横川交差点を小松、白山方面へと左折します。
野々市市に入ります。
金沢市内を抜けると車線幅が広くなります。
三日市交差点を小松、白山方面へと左折して、国道8号の側道へと入っていきます。
国道8号と合流します。
ここから先は国道8号、国道157号との3路線重複区間になります。
おにぎり標識や看板には国道305号の存在は描かれておらずステルスモードが続きます。
国道8号は既に走行可能な路線です。
2連おにぎり
国道305号のことも忘れないでください。
白山市に入ります。
乾東交差点で国道157号が左方向へ進んでいくので、ここでおわかれです。
国道8号との2路線重複区間となります。
おにぎり 国道305号の存在はひた隠しにされています。
福井と小松までの距離が表示されています。
おにぎり
道の駅 めぐみ白山付近
おにぎり
国道8号との重複区間では片側2車線の快走路が続きます。
おにぎり
おにぎり
川北町に入ります。
右側に見えている高架橋は建設中でした。
恐らく北陸新幹線の延伸区間かと思われます。
手取川を渡ります。
能美市に入ります。
この区間は高架橋になっていて、信号がないためスイスイ進んでいきます。
実勢速度はかなり速めです。
小松市に入ります。
能美市に入ります。
市域が入り組んでいるようです。
大長野ICを降りて、小松市街方面へと進みます。
大長野西交差点を小松市街方面へと右折します。
国道8号はこのまま高架を進んでいきますので、ここでおわかれです。
初めての単独区間になります。
福井と小松までの距離が表示されていますが、先ほどまでと登場人物は変わりません(笑
小松市に入ります。
小松市に入っているので、代わりに加賀までの距離が表示されるようになりました。
園町交差点で国道360号と交差します。
国道360号は既に走行可能な路線です。
小松市内は片側2車線のように見えるのですが、ところどころで右車線が右折専用レーンに変化するので注意が必要です。
道の駅 こまつ木場潟付近
建設中の北陸新幹線でしょうか。
加賀市に入ります。
この先で国道8号に合流するのですが、何やら不穏な空気を感じさせる看板です。
合流する手前のこの交差点を福井、あわら方面へと斜め左方向に進みます。
ここはまだ直進できるのですが、すぐ先で一方通行に阻まれてしまい、先に進めなくなります。
前方に見えているトヨペットに入る車の為だけに、直進できるようになっているような感じです。
国道8号の高架をくぐって
加賀ゆめのゆの手前を右折して
国道8号と再合流します。
この先は再び国道8号との重複区間になります。
せっかくの単独区間でしたが、国道305号のおにぎりを発見することはできませんでした。
福井とあわらまでの距離が表示されるようになります。
おにぎり
左車線が減少し、片側1車線になります。
工事しているので、片側2車線へと拡幅する予定のようです。
おにぎり
黒瀬交差点を大聖寺方面へと右折します。
国道8号はこのまま直進ですので、ここでおわかれです。
また、国道364号が左方向から接続してきて、この黒瀬交差点を終点としています。
さらに、国道365号が黒瀬交差点を起点とし、右方向へと伸びていくので、重複します。
国道8号との重複区間から国道365号との重複区間へと切り替わります。
これで新たに国道364号が走行可能になりました。
また国道365号は既に走行可能な路線です。
黒瀬交差点内のおにぎり
ようやく国道305号のおにぎりを発見できました。
東尋坊と大聖寺までの距離が表示されています。
民家の間を抜けていきます。
小さい看板ですが、この先のルートを示しています。
JR北陸本線とアンダーパスにて立体交差し
大聖寺東町交差点を直進し
菅生交差点を福井方面へと左折します。
市街地を抜けていきます。
おにぎり
この先の線形が正確に再現されています。
北陸道と立体交差します。
おにぎり
大聖寺川沿いを走っていく道です。
東尋坊とあわらまでの距離が表示されています。
おにぎり
木々が生い茂っています。
やや狭めの車幅ですが、大型車も走っています。
福井県に入ります。この挑戦で初の福井県突入です。
ようこそ福井県へ
おにぎり
北潟湖の湖畔を抜けていきます。
おにぎり
ちらっと北潟湖が見えています。
おにぎり
湖畔の道はカーブが多いです。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
住宅地を抜けていきます。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
「あわら」の漢字は芦原だったようです。
漢字の地名にすればよかったのに。。。
温泉街に入ってきます。
舟津口交差点を三国、東尋坊方面へと右折します。
おにぎり
坂井市に入ります。
東尋坊へ向かうにはここを右方向へ進む必要があります。
おにぎり
おにぎり
覚善交差点を越前海岸方面へと左折します。
おにぎり
えつぜん鉄道三国芦原線の列車が通過していきます。
三国東5丁目交差点を斜め右方向へ道なりに進んでいきます。
おにぎり
おにぎり
九頭竜川を渡ります。
おにぎり
突然交通量に見合わないような立派な片側2車線の快走路になります。
道の駅 みくに付近
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
福井市に入ります。
おにぎり
おにぎり
この交差点を敦賀方面へと左折します。
この先は下の地図のルートで進んでいきます。
看板には描かれていませんが、ここを直進した先も国道305号に指定されています。
ただ、1.5kmほど進んだ突き当りの交差点までで国道指定区間が途切れてしまいます。
BPの建設計画があって着工できていないという状況なのかもしれません。
この突き当りの交差点を敦賀、越前海岸方面へと右折します。
おにぎり
アップダウンが激しい道です。
柳原交差点を起点として国道416号が左方向へ伸びていきます。
これで新たに国道416号が走行可能になりました。
柳原交差点の右の方に先ほど直進していった国道305号が途切れる地点があります。
おにぎり
つりつりつりつり
おにぎり
敦賀と越前海岸までの距離が表示されています。
おにぎり
おにぎり
前方に日本海が見えています。
A305A307という謎の暗号
この付近ではこのような暗号がそこかしこに設置されています。
A305というのは共通しているので、国道305号の意味なのでしょうが後半の数字が意味不明です。
今度はA305A004です。
どなたか解読できる方がいたら、教えてください。
海岸沿いに出ます。
ここからしばらくは日本海~若狭湾沿いに走っていきます。
おにぎり
漁村
おにぎり
海側には岩があります。
鉾島神社付近
海水浴場付近
走行日は海の日を含む3連休だったのですが、梅雨が長引き天候不順で気温も上がっていないということもあり、海水浴客は皆無でした。
おにぎり
海岸線近くまで山がせり出してきています。
右側の道は旧道でしょうか。
漁村を抜けていきます。
おにぎり
天気が良ければもっと良い景色だったと思われます。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
越前町までの距離が表示されるようになりました。
茱崎町の辺りは旧道も国道305号に指定されたままですので、ここを左折して旧道を進みます。
旧道の様子1
旧道の様子2
ここで左折して、現道に復帰します。
残念ながら旧道にはおにぎりが設置されていませんでした。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
この先は、2018年の西日本豪雨の際に土砂崩れが発生して、元々の国道が完全に寸断されてしまった区間です。
走行日時点では仮復旧という形で海側に「コ」の字型の仮道路を建設して、片側交互通行ができるようになっています。
この写真の右側に仮道路が少し見えています。
国道305号沿いの漁村が陸の孤島と化してしまっていたため、復旧を急いで仮道路を建設したということのようです。
仮道路の入口 正面はまだ土砂がそのまま残されている状態です。
コの字型に仮道路を走行していきます。
仮道路はこのように海側へせり出しています。
土砂崩れの現場はこのような状態でした。
おにぎり
おにぎり
越前町に入ります。
カニと水仙の本場 越前町
この先は呼鳥門があります。
国道305号のハイライトですので、ちょっと寄り道します。
呼鳥門トンネルの手前に駐車場があるので、そこに車を停めます。
呼鳥門へはこのように遊歩道が整備されています。
呼鳥門の全貌を収めた写真です。
なぜ、この呼鳥門が国道305号のハイライトなのかというと、実はかつての国道305号はこの呼鳥門の中を通るようなルートだったのです。
呼鳥門は自然にできた洞穴で、全国で唯一天然トンネルを国道を通るという場所だったのです。
2002年に呼鳥門トンネルが完成したのを機に呼鳥門は国道指定から外されてしまい、天然トンネルを通行する国道は絶えてしまったのですが、国道ファンにとっては重要な場所なのです。
国道指定から外れてからしばらくは、呼鳥門の下に遊歩道が整備されていて、歩いて通ることができたのですが、現在では崩落が進んでいて危険なことから通行することもできなくなってしまっています。
石碑の裏から撮影した写真がこちらです。
かつての国道305号です。
国道305号の走行に戻ります。
呼鳥門トンネルを抜けていきます。
漁村
おにぎり
かに
海岸近くまで山が切り立ってせり出している地形のため、トンネルが多いです。
梅浦北交差点の手前に、梅浦交差点の行き先案内看板があります。
ぼーっと見ていると国道365号がここを左折するように見えてしまうので要注意です。
梅浦交差点で国道365号が左方向へと分岐していくので、ここでおわかれです。
国道305号は敦賀、河野方面へと直進です。
この先は久々の単独区間となります。
おにぎり
敦賀と河野までの距離が表示されています。
かにかにかにかに
おにぎり
この付近は道幅が狭いので走行注意です。
住宅地を抜けていきます。
岩山
おにぎり
この交差点を敦賀方面へと左折します。
もともとは直進方向が国道305号だったものと思われますが、国道から降格してしまっているので、この先にある道の駅は国道305号沿いにはないということになってしまっています。
おにぎり
この交差点を敦賀方面へと右折してBPへと進んでいきます。
おにぎり
おにぎり
ここでかつての国道305号と合流します。
おにぎり
バスも通る道ですが、かなり狭いです。
離合できないのでバスが待ってくれています。
漁村とトンネル
おにぎり
おにぎり
おにぎり
南越前町に入ります。
ゴール地点は南越前町内にあります。
越前"町"に代わり、越前"市"までの距離が表示されています。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
河野交差点を越前市方面へと斜め左方向に進みます。
右方向のしおかぜラインも国道305号に指定されているのですが、途中でぷっつり途切れる形で国道305号の区間が終わっています。
かつては、有料道路で福井県道路公社の管理下にあったのですが、2008年に償還期限を迎えて無料開放されるタイミングで1/3が福井県道、2/3が国道に指定替えされています。
一般国道の指定区間の場合、国と都道府県で費用負担するのですが、国の負担割合が2/3なので、その辺と関係がありそうな数字に見えてなりません。
まさに「大人の事情」というやつですね。
しおかぜライン方面へ向かうとゴール地点にはたどり着けませんので、看板の通りに進んでいきます。
おにぎり
海岸沿いの道を離れ、少しだけ内陸へ向かうのですが、いきなり山道になります。
ややきつめの勾配で登っていきます。
SEE YOU AGAIN
桜橋交差点で国道8号と交差します。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
ホノケ山トンネルの入口です。
ホノケ山トンネルは2013年に開通したトンネルです。
開通前は国道305号の菅谷峠を越える区間は点線国道として指定されていて、自動車の不通区間となっていました。
ホノケ山トンネルが開通したことにより、国道305号の不通区間が解消されたということです。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
北陸本線との立体交差を越えたところにあるこの交差点を敦賀、今庄I.C方面へと右折します。
ここでは先ほどまで重複していた国道365号が左右に伸びているので、重複します。
国道365号の方が下位の路線に当たるのですが、ここは国道305号が国道365号に重複させてもらっているというような感じのルートになっています。
2連おにぎり
さきほどまでの重複区間にはなかったのですが、こちらにはこのように2つのおにぎりが設置されています。
2連おにぎり
木之本までの距離が表示されるようになります。
2連おにぎり
北陸道と立体交差します。
2連おにぎり
2連おにぎり
2連おにぎり
ゴール地点の今庄IC入口の交差点です。
国道305号の終点となっている交差点です。
ここでは、国道365号がさらに直進しているだけでほかに接続する交差点はありません。
念のために、この先も少し走行してみましたが、国道365号の単独のおにぎりが設置されていたので、ここが終点ということで間違えなさそうです。
国道の指定年は国道305号が1970年、国道365号が1975号が1975年で、さらに今庄ICの開通が1977年なので、国道305号の指定時点ではほかにどの国道・高速道路とも接続しない地点が終点だったということになり、非常に中途半端な場所です。
(今現在でも中途半端な場所が終点だなという印象はぬぐえませんが)
1ケタ国道と港国道以外の国道は、起終点で何らかの国道と接続していることがほとんどで、無理やりにでも上位国道と接続するようにしているとしか考えられないものもある中、この中途半端な形での終点の設定の仕方には強い違和感を覚えます。
300番台の国道はつぎはぎだらけの請願国道が多いということ、少し手前にある菅谷峠の区間は点線国道の不通区間であったということを勘案すると、菅谷峠に道を通してアクセスを向上させたいということで、地元からの強い請願があった国道なのだと思われます。
国道指定からかなりの時間がたってからのホノケ山トンネル開通ということで、長年の宿願がかなったということなのでしょうか。
一見すると何の変哲もないインターチェンジへの接続部の交差点なのですが、感じ取った違和感から推論を巡らせていくとこのような結論にたどり着きます。
こういう意外な思ってもいない出会いがあるのも国道の醍醐味だったりします。
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
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