国道359号 路線DATA
- 総延長:62.8km
- 重用延長:4.0km
- 実延長:58.9km
- 現道:55.1km
- 起点:富山県富山市 掛尾町交差点
- 終点:石川県金沢市 武蔵交差点
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2019年7月15日
- 走行時間:1:24:13
- 平均時速:42.1km/h
- 方向:順走
前日の国道156号走行に引き続き、この日は国道359号を走行しました。国道156号同様に国道359号は元々は走る予定ではなかったのですが、宿を事前に予約していたのと、この挑戦の特性(交差・接続する国道を走らないと走行可能にならない)の関係で、帳尻合わせが必要で急遽走行することになりました。
国道156号と違いそこまで距離が長いわけではなかったのと、宿でじっくり予習する時間があったので、当日のトレースはそこまで苦戦しませんでしたが、途中でヘキサしか設置されていない区間もあり、いろいろと不安になりながら走行しました。
またこの日は、宿予約の関係で国道359号の後に、国道305号と国道158号(福井→高山のみ)を走行する必要があったため、だいぶいろいろと詰め込み過ぎでした。
さて、国道359号は富山と金沢という北陸の県庁所在地をほぼ一直線に結ぶ国道ですが、国道8号の方が圧倒的に利便性が高いため、あまり交通量が多くないという道です。走りにくい区間が多いのかなと想像していたのですが、全体的によく整備されているため、抜け道としては非常に優秀な部類に入ると思います。
今回はこの道を順走しました。
走行レポート
スタート地点の掛尾町交差点です。
今回走行する国道359号の起点となっている交差点です。
掛尾町交差点の東側から西へ進む形でのスタートです。
ここでは、国道41号とこれに重複する国道360号が左右に伸びています。
国道41号と国道360号は既に走行可能な路線です。
おにぎり
補助標識には、ここが国道359号の起点であることが示されています。
看板には砺波、婦中、富山空港の地名が表示されています。
おにぎり
熊野川を渡ります。
引き続き婦中大橋で神通川を渡ります。
おにぎり
北陸道と立体交差します。
富山市内は片側2車線の快走路が続きます。
おにぎり
おにぎり
砺波と山田までの距離が表示されます。
この陸橋でJR高山本線と立体交差します。
おにぎり
水田が広がっています。
この交差点で左車線が左折専用レーンになっており、この先は片側1車線になります。
おにぎりとヘキサ
登り坂になります。
長沢(西)交差点で国道472号が左方向から合流してきて、重複します。
これで新たに国道472号が走行可能になりました。
長沢(西)交差点の先で登坂車線が増えます。
突然急勾配の道になるような感じです。
なかなかの急勾配です。
登り切った先も登坂車線が続いています。
再び登り勾配がきつくなります。
登坂車線が続きます。
三度、急勾配の登り坂へ
長く続いた登坂車線が終わります。
下り坂に入って、今度は反対車線に登坂車線が増えています。
おにぎり
砺波市に入ります。
アップダウンは激しいですが、道はよく整備されているため走りやすいです。
道路工事をしています。
快走路はここまでなので、BPの建設工事中なのかもしれません。
国道359号は大きく右にカーブしていき、まっすぐ突っ切るように道が作られています。
線形的にはBP建設で確定ですね。
住宅街を抜ける道となります。
道幅もやや狭くなります。
このように大型車も通行します。
看板にはゴール地点の金沢が表示されるようになります。
対向車線と一瞬おわかれです。
ミニサイズの看板に金沢と砺波までの距離が表示されています。
庄川を渡ります。
対向車線と合流します。
住宅街なので、速度制限も低めに設定されています。
太田交差点を金沢、高岡方面へと右折します。
先ほどの看板には確かに国道359号のおにぎりが描かれていましたが、ここにはヘキサのみが設置されています。
下の国土地理院地図では、先ほどの太田交差点を中心に設定しており、この道も国道359号となっているので、トレースはできているはずです。
久泉交差点を金沢、砺波市街方面へと左折します。
国道359号の砺波東BPと合流する形になります。
このBPを右方向へ進んで少し行くと国道359号が途切れています。
将来的には先ほど建設していたBPと接続するものと思われます。
BPと合流した先の様子
北陸道と立体交差します。
富山県の名産であるチューリップに関連する施設が案内されています。
花園町交差点を金沢、五箇山方面へと左折します。
ここでは国道156号が左右に伸びていて、重複します。
国道156号はこの前日に走行しています。
おにぎり
前日は反対方向に走行しているので、当然この看板を見ることはできなかったのですが、岐阜までの距離が表示されていたのですね。
こう見ると、遠いです。
太郎丸交差点を金沢、北陸道方面へと右折します。
国道156号は直進していくので、ここでおわかれです。
単独区間に戻ります。
太郎丸
北陸道の砺波IC入口付近です。
金沢、小矢部、福光の地名が表示されています。
おにぎり
北陸道と立体交差します。
田園風景が広がっています。
おにぎり
東海北陸道と立体交差します。
おにぎり
小矢部市に入ります。
津沢交差点で国道471号と交差します。
国道471号は既に走行可能な路線です。
おにぎり
おにぎり
金沢と小矢部ICまでの距離が表示されています。
北陸道と立体交差します。
住宅街を抜けていきます。
金沢までの距離のみが表示されています。
田園地帯
再び登り坂になり始めています。
左側には古い道の跡があります。
線形改良によって快走路になっていることが分かります。
この辺りも線形改良の跡が見受けられます。
おにぎり
登り勾配がきつくなってきました。
おにぎり
内山峠のスノーシェルターです。トンネルではありません。
スノーシェルターの中に峠があり、内山峠を境に石川県金沢市に入っています。
この挑戦で初めて石川県へ入りましたが、残念ながら看板は見つけられませんでした。
金沢市に入っていることが分かります。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
どんどん下っていきます。
おにぎり
北陸道と立体交差します。
おにぎり
宮野町交差点を金沢、森本市街方面へと右折します。
ここでは国道304号が左右に伸びているため、重複します。
国道304号は既に走行可能な路線です。
のっぺらぼうですが、国道304号のおにぎりです。
国道304号のおにぎり
不動寺西交差点を加賀朝日、深谷温泉方面へと右折して、国道359号の旧道へと向かいます。
重複区間の旧道が国道指定されたままの場合、旧道・現道ともに同じ路線の組み合わせで重複することがほとんどなのですが、この周辺ではそのようになっていません。
やや複雑なので、国土地理院地図を使って解説します。
直進方向は国道304号、国道359号の重複区間で、右折方向は国道359号旧道の単独区間です。
国道304号はこの先の森本IC口交差点で国道159号、国道249号と重複するように金沢の中心部へと向かっていきます。
この国道159号はBPとして作られた道で、この周辺では高架になっています。
したがって、右方向に進むと国道159号に乗ることはできないため、国道304号には指定されていないということです。
では、なぜ国道359号の旧道が国道指定されたままになっているのかということになるのですが、これはちょっとわからなかったです。
まあ、ゴール地点付近はもっと不思議な場所があるので、このぐらいで驚いていてはいけないのでしょう(笑
北陸道と立体交差します。
国道159号、国道249号の重複区間と立体交差します。
これで新たに国道159号、国道249号が走行可能になりました。
堅田西交差点を森本方面へと右折します。
ここで国道359号の現道と合流します。
吉原町交差点の手前の看板です。
国道359号と石川県道215号の部分は上から修正された形跡があります。
森本交差点を兼六園、東山方面へと左折します。
大型車は左折禁止となっています。
正面には北陸新幹線が見えています。
何の変哲もない交差点に見えますが、ここもいろいろ複雑です。
かつて(2008年まで)はここを国道159号が左右に伸びていたのですが、現在では右方向が県道、左方向が国道359号に指定されています。
国道159号時代は、左方向は国道159号、国道249号、国道304号、国道359号の4路線重複区間だったと思われます。
この4路線はいずれも金沢市内の武蔵交差点を起終点としているため、同じ交差点に向かっていく形になるのですが、なぜか国道359号だけが取り残され、ほかの3路線は新しくできたBPへとルート変更になっています。
さらにその昔(国道359号が指定される前)は国道8号に指定されていたころもあったようで、古くからの街道が国道として指定された歴史のある道のようなのです。
金沢市内を通る古い街道を国道のまま残しておきたいということで、一番番号が大きい国道359号だけが生贄になって取り残されてしまったのかなと勝手に考えています。
本当の理由は私にはわかりませんが、このようにあからさまに違和感が満載の区間は色々と妄想がはかどります(笑
こういうところが国道という本来は無機質なものがミステリアスに感じられてしまうところです。
左折した先の様子です。
国道159号や国道8号の旧道です。
お世辞にも道幅は広いとはいえませんが、現在でも交通量が多く混雑しています。
かつては渋滞が激しかったと容易に推測ができ、それを緩和するために国道8号と国道159号は立派なBPを作ったのでしょう。
北陸道と立体交差します。
金沢の中心部へと近づいていきます。
看板のおにぎりにはここが国道359号であることが示されています。
ちなみに旧国道159号の区間にはおにぎり標識が一つも設置されていません。
国道159号から外れるタイミングで全部撤去されたのか、もともと設置されていなかったのかは定かではありません。
兼六園までの距離が表示されています。
国道159号の指定から外れたときに、上の部分が塗りつぶされてしまったのだと思いますが、かつてはどこが書かれていたのかが非常に興味深いです。
片側2車線になりますが、1車線当たりの道幅は広くないので、走行注意です。
金沢は古い町ということもあり、かつての街道がそのまま道路になっているので、自動車の走行を想定した道幅が確保されていない場所が多いです。
特に中心部は本当に道が狭く一方通行も多いので、金沢を初めて運転する方は十分に気を付けてください。
このように右側車線が突然右折専用レーンに切り替わることが多々あります。
交通量が多いと簡単には譲ってもらえないことも多いので、注意が必要です。
ゴール地点の武蔵交差点の案内と思われますが、右に進むと国道359号から外れてしまいますので、直進していきます。
自転車のレーンがありますが、右側車線が右折専用レーンに変貌を遂げることが多いので、やむなく左側のレーンを走ります。
また、自転車もかなり走っているので、自転車レーンを潰してしまうわけにはいかず、高度な車幅感覚が要求されます(笑
軽自動車がぎりぎり自転車レーンにはみ出ずに走行できるほどの道幅しかありません。
浅野川大橋交番前交差点から先は国道159号に指定されていて、国道359号は国道159号との重複区間になります。
ルート的にはなぜここの約200mの区間が国道159号に指定されているのかは理解に苦しむところではありますが。。。ちなみに国道159号と国道359号の重複区間は下の地図の通りです。
この区間が国道159号に指定されていることの情報ソースはコチラです。
最初は誤記なのかなとも疑いましたが、PDFの最後にある地図でも、この交差点までが国道159号であると書かれているので、間違いなさそうです。
ちなみに、この区間は国道249号、国道304号にも指定されているのかどうかは不明です。
国土地理院地図はそもそもこの区間が玉虫色になっています。
ゼンリンの地図ではあまり重複している国道の情報を掲載することはないので、わかりません。
Google Mapは国道359号の単独区間であるかのように書かれていますが、信用できません。
したがって、重複状況については本当に不明です。
橋場交差点を金沢駅、武蔵方面へと右折します。
国道159号、国道249号、国道304号は正面方向から合流してくるので、ここから先は正真正銘の4路線重複区間となります。
4路線重複区間の様子
残念ながらおにぎりは設置されていませんでした。
ゴール地点の武蔵交差点です。
ここは国道359号の終点に指定されている交差点です。
重複している3路線もこの交差点が起終点となっており、国道159号終点、国道249号終点、国道304号起点となっています。
また、左方向から国道157号と国道305号が接続してきており、いずれもここが起点としています。
したがって、武蔵交差点は合計6路線の起終点として指定されている交差点ということになります。
国道157号は既に走行可能な路線です。
また、これで新たに国道305号が走行可能になりました。
富山から金沢を一直線に結ぶ国道ではありますが、BP未完成の区間は300番台の国道特有の適当な路線をつなぎ合わせた感が残っていて、時間距離で見ると国道8号には敵わないような路線ではあります。
ただ、金沢の市街地付近を除くとさほど交通量も多くなく順調に流れているので、使い勝手の良い道かもしれませんね。
金沢市内は、国道8号や国道159号のルート変更に巻き込まれて、よくわからないルートになってしまっていますが、これはこれで謎が多く楽しむことができました(笑
おかげで60kmと比較的短い路線の割には、いろいろと触れるべき話題が多く、てんこ盛りの国道でした。
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
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