国道319号 路線DATA
- 総延長:131.3km
- 重用延長:69.9km
- 実延長:61.5km
- 現道:61.0km
- 起点:香川県坂出市 川津交差点
- 終点:愛媛県四国中央市 三島金子交差点
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2021年2月19日
- 走行時間:3:05:39
- 平均時速:42.3km/h
- 方向:逆走
この日は国道319号を走行しました。
国道319号は四国の玄関口でもある香川県 坂出市と、愛媛県東部の四国中央市を結ぶ路線です。
この2つの都市間を一般道で移動する場合、ほとんどの人が瀬戸内海に沿って進むことができる国道11号を選択すると思われます。この海沿いのルートがあるにもかかわらず、あろうことか国道319号は四国山地へと南下するようなルートで始まります。その後、徳島県を経由して四国山地を西へと向かい、終点のすぐ南までたどり着いたら、ようやく瀬戸内海めがけて北上するという、謎ルートとなっています。
また、四国山地内を東西に結ぶ区間の多くが酷道となっており、行く手を阻んでいます。
こんなルートになっているので、国道319号沿線に住んでいない限り、ほぼ利用することがない道であると思われます。
また、起点側の約半分の区間は大半が上位路線との重複区間になっています。
単独区間の大半は四国山地内の酷道がある区間に偏っていて、一部香川県内にほんの少しだけ単独区間があるという形になっています。
単独区間だけを地図上に並べてみると、何でこの路線が一つの路線として指定されているのか理解に苦しむというレベルの謎ルートになっているという形です。
国道昇格時に何らかの政治力が働いたのかということも想像されますが、その割には整備されないままの区間が多すぎるというので、何でこの道が国道になっているのかという謎は深まるばかりです。
今回はこの道を逆走します。
走行レポート
スタート地点の三島金子交差点です。
今回走行する国道319号の終点に指定されている交差点です。
北側から交差点に進入し、南進する形でのスタートです。
ここでは国道11号と国道192号が左右に伸びています。
国道11号と国道192号はいずれも既に走行可能な路線です。
おにぎり
別子山と富郷までの距離が表示されています。
JR予讃線の踏切を渡ります。
国道11号のBPと交差します。
住宅地を大きく右にカーブします。
いきなり急勾配の登り坂の区間に入っていきます。
この辺りはまだ、住宅が並んでいます。
おにぎり
松山道と立体交差します。
権現トンネルの入口です。
権現トンネルを抜けると登坂車線が増えます。
急勾配で登っていきます。
ヘアピンカーブ
おにぎり
ヘアピンカーブ
カーブの連続によりどんどん登っていきます。
四国中央市の市街地を出発してから、まだ10分経過していないのに、この有様です(笑
路肩に残雪が目立つようになってきました。
どんどん登っていきます。
法皇トンネルの入口です。
法皇トンネルは1663mと長いうえに、内部ではほとんど離合という作りになっています。
離合ポイントは点在するように設計されているので、対向車が来るようであればそこで待つ必要があるという形です。
かなりの初見殺しであるともいえます。
このように離合できない車線幅になっていますが
ところどころにある離合ポイントを活用して対向車とすれ違うことができるようになっています。
実際に対向車とすれ違う時はこんな感じですね。
正直前方から向かってくる車のヘッドライトには恐怖しかありません(笑
法皇トンネルを抜けました。
おにぎり
急カーブの連続で下っていきます。
柳瀬ダムのダム湖でもある金砂胡畔に出てきました。
この辺りはダムから上流側にだいぶ離れた地点になるということもあってか、走行当日は干上がっているような感じでした。
この柳瀬ダムは銅山川につくられていまして、この川は別子山を源流としています。
かつて源流の別子山は、別子銅山とも呼ばれ、銅の産出地として有名だった場所です。
金砂湖畔には民家が立ち並んでいます。
おにぎり
銅山川に架かる平野橋を渡ります。
平野橋を渡った先にある交差点を新宮方面へと左折します。
おにぎり
左折した先はセンターラインもなく、やや不穏な空気が漂っています。
新宮までの距離が表示されるようになりました。
徐々に道幅が狭くなり、離合が難しくなってきました。
いよいよ酷道の始まりです。
道路脇には残雪があり、少し嫌な予感がします。
走行当日はスタッドレスタイヤを装着していたので、多少の雪や凍結であれば問題ありません。
ただ、雪の酷道を走るとなると話はだいぶ変わってきますので、ひとまず慎重に進んでいきます。
生活道路にもなっているようで、対向車もやってきます。
酷道を進みます。
おにぎり
さらに酷道を進みます。
突き当りの交差点を三好市、新宮方面へと左折します。
おにぎり
酷道をどんどん進んでいきます。
ところどころに民家が建てられていたりもします。
酷道沿いに民家が点在する風景は、四国地方ならではのものだなぁと感じながら進んでいきました。
それでは、しばらく酷道の様子をお楽しみください。
路面に思いっきり雪が残っています。
ほとんどスピードも出していなかったので、この程度であれば問題なく進むことができました。
ただ、これ以上雪の積もり方が酷くなると、途中で断念せざるを得ないということも頭に入れながら進んでいきます。
おにぎり
工事関係者の車両がずらっと並んでいました。
徐々に路面上に残雪がある場所が増えてきました。
ここから先は雪の酷道を進む様子をたっぷりとご覧いただきます。
大抵の酷道は冬季閉鎖となるということもあり、雪と酷道という風景を拝むことはかなりレアだと思います。
走行当時はかなりドキドキしながら走っていた記憶が残っています。
ちょっとでも「これは無理」と思ったら引き返すということだけ覚悟しながら、走行していました。
おにぎり
少しだけ道幅が広くなりました。
日当たりの良い場所には残雪がありませんので、安全地帯になります。
ようやく一息つける感じですね。
安全地帯に出てほっとしたのも束の間、すぐに酷道に戻ります。
現実は厳しいです(笑
雪の酷道を進みます。
ここで数秒立ち止まり、引き返すかどうか本気で思案しました。
少し進んでみて、まだ大丈夫そうでしたので、先へと向かいます。
少し視界が開けるところに出てきました。
遠くの山々まで見渡すことができます。
日当たりがよい場所が増えてきて、雪も目立たなくなってきました。
おにぎり
道路上にはほとんど雪が無くなり、普通に進めるようになりました。
こうなってくると、むしろ引き返す方が危険なような気さえしてきます。
おにぎり
銅山川の支流・中の川に架かる橋を渡ります。
酷道が続きます。
銅山川に架かる橋を渡ります。
この先は銅山川の北岸を進んでいく形になります。
これまでの区間は山の北側で太陽の陰に隠れる場所が多かったこともあり残雪が多かったですが、この先は山の南側に当たるので凍結・残雪のリスクは少なくなります。
だからと言って気が抜けるわけではありませんが(笑
民家の前を通過します。
川の北側は案の定日当たりもよく、ほとんど残雪はありません。
また、心なしか道幅が広く感じられます。
おにぎり
さらに酷道を進みます。
おにぎり
酷道をどんどん進みます。
おにぎり
酷道を進みます。
堀切峠の入口に当たるこの交差点を三好市、川之江方面へと右折します。
おにぎり
堀切峠への交差点を通過すると下っていきます。
これまで登り一辺倒だったということもあり、下りに目と体が慣れていない状態です。
雪がないとはいえ、慎重に進む必要があります。
突き当りの交差点を大豊、三好市方面へと右折します。
この先はしばらく快走路となります。
どちらかというと県道に重複させてもらうような感じの区間へと突入します。
おにぎり
大きくカーブしながら下っていきます。
四国山地の険しい山々を前方にとらえています。
どんどん下ります。
おにぎり
快走路を下っていきます。
これまでの酷道が嘘のように整備されています。
深い谷間の底を銅山川が流れています。
銅山川に架かる橋を渡った先にある突き当りの交差点を大豊、三好市方面へと左折します。
新宮地区の集落へと入ってきました。
突き当りの交差点を三好市、山城方面へと左折します。
「高知県側通行不可」という物々しい看板が設置されていますが、これは県道5号方面の案内なので、国道319号とは関係がありません。
そのまま無視して進んでいきます。
新宮地区に入ってきたので、代わりに三好市と山城までの距離が表示されるようになりました。
新宮地区内で離合困難な道幅へと狭まります。
再び酷道になっていきます。
おにぎり
集落内の細道を抜けていきます。
おにぎり
集落を抜けるとセンターラインが復活します。
小刻みにカーブしながら進んでいきます。
再び離合困難な幅員になります。
先ほどまではずっと酷道が続いでいましたが、こちらはところどころにわずかばかりの快走路を挟む酷道になっているようです。
林間の酷道を進みます。
こちらの酷道も、すぐにセンターラインが復活します。
斜面の上には民家があります。
ものすごいところに建てられていますね。
おにぎり
先ほど正面に見えた斜面の上の民家の下あたりは、建物が建っているところだけ離合困難な幅員となっていました。
民家というよりもう廃屋という表現の方が相応しいような雰囲気が漂っています。
センターラインが復活します。
こちらも山の斜面に民家があります。
斜面の集落下を通過します。
おにぎり
再び集落のところで車線幅が狭くなります。
離合困難な区間を通過していきます。
林間に入っても、離合困難区間が続きます。
酷道と呼ぶのに相応しい風景が続きます。
おにぎり
少し長めに離合困難区間が続きましたが、ここでセンターラインが復活します。
またまた、道幅が狭くなります。
片側1車線の快走路と酷道が交互に登場するため、速度のアップダウンが激しくなります。
おにぎり
この辺りはガードレールも設置されていないので、脱輪からの落下に注意です。
徳島県に入ります。県境の街は三好市です。
おにぎり
センターラインが復活します。
それもほんの一瞬の出来事で、すぐに酷道に舞い戻ります。
小さな集落を通過します。
こんなところにバス停が!
より一層道幅が狭くなります。
本当にこんなところまで路線バスが入ってくるのでしょうか。
万が一対向車線からバスがやってきたら、さすがに簡単にはやり過ごせない気がします。
おにぎり
酷道が続きます。
おにぎり
まだまだ酷道が続きます。
工事現場へと出てきました。
道が崩落でもしたのでしょうか。
山奥の小さな集落を通過します。
かなり長く酷道が続きます。
ようやく酷道を抜けきった感じでしょうか。
開けた道になりました。
これまでと比べて大きめの集落に入ってきました。
集落内を下っていきます。
おにぎり
どんどん下っていきます。
快走路となりました。
どんどん下っていきます。
おにぎり
JR土讃線と立体交差します。
川口交差点を高松方面へと左折します。
ここでは国道32号が左右に伸びていて、重複します。
この先は国道32号との重複区間となります。長い長い重複区間の始まりです。
国道32号は走破済みの路線です。
国道32号との重複区間に入り、高松と三好市までの距離が表示されるようになりました。
国道32号のおにぎり
左にはJR土讃線、右には吉野川と挟まれる形で並走します。
おにぎり
おにぎり
JR土讃線の祖谷口駅前を通過します。
JR土讃線と吉野川にはさまれながらどんどん下っていきます。
下川跨線橋で並走しているJR土讃線と立体交差します。
右側をJR土讃線と吉野川が並走するようになりました。
ここでは三好市の代わりに琴平までの距離が表示されています。
三好市の旧池田町域に入ります。
おにぎり
池田大橋の手前の交差点で、国道192号の四国中央市方面と分岐します。
国道319号(国道32号)は高松、徳島方面へと直進です。
国道192号とはスタート地点でも接続していました。
国道192号の本線と立体交差し、
ぐるりと回って合流します。
この先は国道32号、国道192号との3路線重複区間となります。
吉野川に架かる池田大橋を渡ります。
池田大橋を渡った先の交差点を高松、琴平方面へと道なりに左方向へ進みます。
国道192号との重複区間になり、高松と徳島までの距離が表示されるようになりました。
徳島道と立体交差します。
吉野川の池田ダム脇を通過します。
池田トンネルの入口です。
池田の市街地に入ってきました。
左側に吉野川の流れが見えています。
片側2車線に増えます。
井川池田I.C入口交差点を高松、琴平方面へと左折します。
重複していた国道192号は直進していきますので、ここでおわかれです。
国道32号との重複区間に戻ります。
吉野川に架かる四国中央橋を渡ります。
スタート地点の四国中央市といい、この付近の人は四国の中央であることに誇りを持っていたりするのでしょうか(笑
国道192号とおわかれし、元の高松、琴平までの距離表示に戻りました。
おにぎり
この交差点で国道32号が分岐しています。
右側が旧道、直進方向が2020年12月に新しく開通した現道の猪ノ鼻道路です。
開通してから2カ月という、出来立てほやほやの道を走ります。
通常であれば旧道を走るのですが、旧道の区間は国道32号走行時に通っていますので、今回は新しい道を走ってみようと思います。
ちなみに、この猪ノ鼻トンネルを含む旧道区間は、2021年4月に県道へ降格してしまったようで、本記事執筆時点では既に国道32号の指定から外れています。
新旧双方が国道指定されていたわずか3カ月強というレアなタイミングで走行したことになりますね。
出来立てほやほやの猪ノ鼻道路へと入っていきます。
箸蔵第二トンネルの入口です。
続いて箸蔵第一トンネルです。
さらにトンネルが続きます。
次は西山トンネルです。
最後に新猪ノ鼻トンネルです。
これが県境のトンネルになります。
思いっきりぶれてしまっていますが、ここが県境です。
徳島県から香川県に入ります。
新猪ノ鼻トンネルを抜けると、カントリーサインが設置されていました。
県境の街は三豊市です。
トンネルを抜けてすぐ先の交差点で旧道が合流してきます。
旧道の猪ノ鼻トンネルを含む区間はかなりの難所であり、国道32号の名所の一つでもありました。
そんな区間が、きれいで簡単に走ることのできるBPへと華麗に生まれ変わりました。
私からするとちょっと物足りない感じもしますが、普段ここを走る車にとってはものすごく便利で安全になったと言えるでしょう。
旧道の様子は国道32号の記事で紹介していますので、気になる方はこちらを見てみてください。
どんどん下っていきます。
「道の駅 たからだの里さいた」付近
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
まんのう町に入ります。
この辺りは登り勾配になっています。
おにぎり
峠を越えて下ります。
ここから先は下り一辺倒となります。
「道の駅 空の夢もみの木パーク」付近
おにぎり
ほぼ下り切りました。
おにぎり
買田東交差点で重複していた国道32号は右方向へと進んでいきます。
国道319号は善通寺、琴平方面へと直進ですので、ここでおわかれです。
久しぶりに単独区間に戻ります。
またここでは、国道377号が左右に伸びています。
国道377号は既に走行可能な路線です。
琴平町に入ります。
琴平町の市街地に入ってきました。
高松道と善通寺までの距離が表示されるようになりました。
琴電琴平線の跨線橋を渡ります。
快走路が伸びています。
善通寺市に入ります。
善通寺市に入り、松山、高松、善通寺市街までの距離が表示されるようになりました。
国道319号のおにぎり
こいつとは久々の再開となります(笑
左側にはJR土讃線が並走しています。
善通寺の市街地へのルートから外れたため、松山と高松までの距離のみが表示されるようになりました。
片側2車線に増えます。
ここでは松山の代わりに丸亀までの距離が表示されています。
片側2車線の快走路が続きます。
これまでの国道319号の酷さと比べると雲泥の差です。
高松道と立体交差します。
ここは善通寺IC入口付近でもあります。
片側2車線の快走路が続きます。
丸亀市に入ります。
原田西交差点を高松、丸亀方面へと右折します。
ここでは国道11号が左右に伸びていて、重複します。
この先はゴール地点まで国道11号との重複区間となります。
国道11号は既に走行可能な路線です。
国道11号との重複区間に入り、丸亀の代わりに坂出までの距離が表示されるようになりました。
坂出は今回のゴール地点がある街です。
右手にはきれいな円錐形の山が見えています。飯野山でしょうか。
国道11号のおにぎり
土器川に架かる丸亀大橋を渡ります。
おにぎり
「道の駅 瀬戸大橋記念公園」付近
宇多津町に入ります。
片側2車線の快走路が続きます。
坂出市に入ります。
本州四国連絡橋のうち最も早く完成した瀬戸大橋の四国側の玄関口となっている街です。
坂出市は今回のゴール地点がある街でもあります。
瀬戸中央道の坂出IC入口付近です。
国道30号にも指定されている瀬戸中央道と立体交差します。
私の挑戦では瀬戸中央道は走行していませんが、国道30号自体は走破済みです。
起点の川津交差点へは側道を進むのですが、ここではそのまま直進してしまっています。
ゴール地点の川津交差点の直上です。
川津交差点は国道319号の起点に指定されている交差点です。
国道11号はこのまま直進方向へと伸びていきます。
また、ここを終点として右方向から国道438号が接続してきます。
国道438号は既に走行可能な路線です。
スタートしてからすぐに酷道へと入り、かなり長い区間が酷道になっていました。
特に、酷道がスタートしてすぐの区間は路面上に雪が残っていたということもあり、かなり神経をすり減らしながらの挑戦となりました。
最後の最後で、起点の交差点に向かうことなく、陸橋をそのまま走ってしまうという大チョンボをしてしまったのも、ここで体力と精神をすり減らしたのと無関係ではないと思います。
四国は酷道の宝庫だということで、少し大きめの番号の国道を走るとこんな感じで酷道を楽しむことができます。
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
なし
No.148(国道185号)へ No.150(国道378号)へ
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