国道414号 路線DATA
- 総延長:79.2km
- 重用延長:11.6km
- 実延長:67.6km
- 現道:60.7km
- 起点:静岡県下田市 中島橋交差点
- 終点:静岡県沼津市 上石田交差点
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2020年10月31日
- 走行時間:2:28:17
- 平均時速:29.3km/h
- 方向:逆走
この日は午前中の国道246号走行に引き続き国道414号を走行しました。
国道414号は静岡県の下田と沼津を縦に結ぶ路線です。伊豆半島を通る国道は国道135号、国道136号、そしてこの国道414号の3本があり、国道414号は伊豆半島の中央部を南北に縦貫するように伸びています。
伊豆市から河津町の間にそびえたつ天城山を貫くルートとなっていて、「天城越え」の道としても有名な道です。天城越え周辺の観光名所だけでなく、いくつもの温泉地を経由するような観光路線となっており、休日はたいていひどい混雑をしています。
また、「天城越え」の旧道である旧天城トンネルの区間はダートになっていたり、河津町内には酷道が残されていたりとネタに事欠かない道でもあります。キャラ設定盛りすぎです(笑
さらに非常に個人的な話で恐縮ではありますが、私は現在の伊豆市の出身でもありまして、国道136号、国道414号は幼少期から慣れ親しんで路線でもあります。
なるべく他の記事と同じようなテンションで書こうと思っているので、控えめに紹介しているつもりではあるものの、あふれる地元民感が隠し切れずににじみ出ているかもしれません。
この点については、予め冒頭にて断っておきますので、これも考慮に入れて詳細レポートをお読みいただけますと、幸いでございます。
今回はこの道を逆走します。
走行レポート
スタート地点の上石田交差点です。
今回走行する国道414号の終点に指定されている交差点です。
北側から交差点に進入し南進する形でのスタートです。
ここでは左右に国道1号が伸びています。
また、この交差点を終点として手前方向から国道246号が接続してきます。
国道1号は既に走行可能な路線です。
また、国道246号はこの直前に走行したばかりの路線です。
おにぎり
上石田南交差点を伊豆の国、沼津市街方面へと右折します。
伊豆の国と沼津市街までの距離が表示されています。
おにぎり
JR御殿場線の大岡駅前を通過します。
沼津駅方面へと南西に道が伸びています。
歩道もきちんと整備されていないほど道幅が狭いのにもかかわらず、かなりの交通量があります。
杉崎町交差点を伊豆の国、沼津市街方面へと左折します。
交差点手前の青看板には、正面方向が「迂回路」であると書かれています。
地名ではなく迂回路が示されているのは、非常に珍しいですね。
というのもここを左折した先にある三ツ目ガードは猛烈な渋滞をする地点なのです。
沼津駅周辺では東海道本線を渡る道が少なく、線路を挟んで南北を行き来する道は慢性的に渋滞しています。
その中でも、この三ツ目ガードは最も酷い渋滞をするので、このように迂回路を案内されるというわけですね。
三ツ目ガードを通過していきます。
まずは、JR御殿場線と立体交差します。
JR御殿場線のガード下を抜けると
次はJR東海道本線と立体交差します。
沼津市の中心市街地を通過していきます。
狩野川にかかる三園橋を渡ります。
おにぎり
三園橋を渡った先で片側2車線に増えます。
ここでは大瀬崎、三津浜、沼津御用邸記念公園までの距離が表示されています。
国道の一般的な仕様の青看板ではなく、観光用のものと思われます。
右折専用レーンがないので、右車線は右折車でガードされることがしばしばあります。
おにぎり
沼津港付近を通過します。
片側1車線に減少します。
おにぎり
住宅地に入っていきます。道幅がかなり狭いです。
片側1車線はきちんと確保されているものの、バスなどの大型車も通るのでかなり圧迫感があります。
おにぎり
おにぎり
見通しの悪いカーブが多いので、要注意です。
おにぎり
ちらっとだけ右側に駿河湾が映り込んでいます。
道のすぐそばまで住宅が迫っているので、かなり狭く感じます。
道幅の割にかなりの交通量があります。
おにぎり
ここには大瀬崎と三津浜までの距離が表示されています。
多比第一隧道の入口です。
トンネルを抜けた先も住宅地になっています。
多比第二トンネルの入り口です。
多比第二トンネルを抜けた先にある口野放水路交差点を下田、伊豆の国方面へと左折します。
ちなみにここを右折した先にある三津浜の辺りが、ラブライブ!サンシャイン!!の舞台になった場所でもあります。
三津が舞台であるという予備知識なく見始めましたが、本編が始まって3秒ぐらいで場所の特定ができてしまいました(笑
通常自力で場所を特定しようとすると、かなり苦労させられますが、地の利のある地元民の力は偉大です(笑
口野トンネルの入り口です。
口野トンネルを抜けると伊豆の国市に入ります。
伊豆の国市は、もうちょっと何とかならなかったものかという街の名前の代表格のような存在だと思っています。
個人的にはこの手の市町村名でのワーストには、つくばみらい市を挙げたいところですが、この伊豆の国市もなかなかのものです。
合併で伊豆の国市ができる少し前に、伊豆の国市の南に位置する伊豆市が誕生したため、同じ名前を使うことができなくなってしまいました。
北伊豆市というようなかなり無難な名前も候補に挙がっていたのにもかかわらず、結局選択されたのは伊豆の国市でした。
「伊豆」は観光地としてもかなりのブランド力があるので、どうしてもこれを名前に取り入れたかったのは理解できます。
ただ、すぐそばに本格派の名前を持つ伊豆市がある以上、この伊豆の国市というネーミングがどうしても軽く見え、どうしてもなんちゃって感が否めません。
平成の大合併で量産されてしまった残念な名前の街のうちの一つということで、謎の存在感はあるものの、これでよかったのかどうか、当時の決定に携わった方々には少し反省してほしいところです。
伊豆の国市に入ったので、下田と伊豆市までの距離が表示されるようになりました。
すぐ北に伊豆の国市があるからなのか、「伊豆」と表記してしまうと伊豆半島全体を指してしまうからなのかは不明ですが、「伊豆市」という表記になっています。
下田は今回のゴール地点がある街です。
狩野川放水路の脇を進んでいきます。
台風などの水害から狩野川流域を守るために、長岡から山を突っ切る形で直接駿河湾へと放流できる水路として作られたのが、この狩野川放水路です。
田方平野に甚大な被害をもたらした1958年の狩野川台風の時には、残念なことに建設中の状態でして大きな被害を防ぐことはかないませんでしたが、その後は大型の台風がやってくるたびに活躍しています。
おにぎり
国道136号にも指定されている伊豆中央道と立体交差します。ここは長岡北ICです。
これで新たに国道136号が走行可能になりました。
おにぎり
ここでは、伊豆市と大仁、長岡までの距離が表示されています。
住宅地に入ってきました。
伊豆長岡の温泉郷の脇を通過していきます。
国道136号にも指定されている伊豆中央道と立体交差します。
突き当りの交差点を伊東、大仁方面へと左折します。
おにぎり
ここでは伊東と大仁までの距離が表示されています。
この先で狩野川に架かる大門橋を渡ります。
旧大仁町域へと入っていきます。大仁は「おおひと」と読みます。
大門橋を渡りきったところで、伊東、大仁方面へと道なりに右方向に進みます。
正面には伊豆中央道が走っています。
国道136号にも指定されている伊豆中央道・修善寺道路と立体交差します。
ここは大仁中央ICです。
伊豆中央道と交差した先の側道を進みます。
側道を進んだ先にある三福IC交差点を伊豆市方面へと右折します。
ここでは国道136号が左右に伸びていて、重複します。
この先は国道136号との重複区間となります。
2連おにぎり
国道136号との重複区間に入って、下田と伊豆市までの距離が表示されるようになりました。
国道136号との重複区間もかなり混雑しています。
休日は慢性的に渋滞しているイメージがあります。
国道136号にも指定されている修善寺道路の大仁南IC入口付近です。
国道136号にも指定されている修善寺道路と立体交差します。
狩野川に架かる狩野川大橋を渡るところで伊豆市に入ります。
ここから先は旧修善寺町域になります。
伊豆市に入って、伊豆市の表記が修善寺に変わりました。
2連おにぎり
国道136号にも指定されている修善寺道路の熊坂IC入口付近です。
ここでは下田ではなく伊東までの距離が表示されています。
狩野川の流れに沿って進んでいきます。
2連おにぎり
狩野川の流れが見えています。
2連おにぎり
2連おにぎり
横瀬交差点を下田、天城湯ヶ島方面へと右折します。
少しだけ急勾配で登っていきます。
2連おにぎり
旧修善寺町域の中心部や伊東へと向かうルートから外れたため、下田と天城湯ヶ島までの距離が表示されるようになりました。
修善寺道路、伊豆縦貫道の修善寺IC付近です。
下田方面には国道136号、国道414号の文字はなく、直進の戸田峠方面は静岡県道18号であるとなっていますが、この立体交差部にある修善寺IC交差点は直進です。
おにぎりが見当たらなくても勇気をもって進んでいきます。
修善寺IC交差点のすぐ先にある交差点を天城湯ヶ島方面へと左折します。
交差点のすぐ手前にあるおにぎりが目印です。
越路トンネルの入り口です。
旧天城湯ヶ島町域に入ってきました。
伊豆縦貫道と立体交差します。
この先の大平ICから南の区間では、伊豆縦貫道は国道414号として整備されています。
新たに西伊豆までの距離が表示されるようになりました。
2連おにぎり
2連おにぎり
狩野川の流れに沿って南下していきます。
出口交差点で国道136号の旧道が右方向へと伸びていきます。
現道は少し先で分岐するので、まだ国道136号との重複区間が続きます。
国道414号のおにぎり
まだ国道136号との重複区間は続いていますが、現道が作られる前は国道414号の単独区間だったため、その名残でしょうか。
道の駅 伊豆月ケ瀬付近
月ケ瀬IC交差点で国道136号が右方向へと伸びていきます。
国道414号は下田、河津方面へと直進ですので、ここでおわかれです。
単独区間に戻ります。
また、この交差点では国道414号BPに指定されている伊豆縦貫道と接続します。
おにぎり
下田と河津までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
おにぎり
狩野川に架かる嵯峨沢橋を渡ります。
おにぎり
登り勾配がきつくなってきました。
おにぎり
湯ヶ島温泉の温泉郷へと入ってきました。
おにぎり
湯ヶ島温泉を抜けると本格的に天城越えに入っていきます。
おにぎり
おにぎり
浄蓮の滝付近を通過します。
林の中を進んでいきます。
おにぎり
道の駅 天城越え付近
左側にわさび田が見えています。
天城はワサビの産地としても非常に有名です。
きれいな水でないとワサビを栽培することはできないので、天城の水がそれだけ澄んでいて美しいということの証でもあります。
おにぎり
おにぎり
右へ左へとカーブしながら登っていきます。
おにぎり
この旧道入口の交差点を左折します。
国道414号の現道は直進方向ですが、旧道も国道414号に指定されたままになっているので、ここでは旧道を進みます。
旧道は旧天城トンネルを含む区間です。
旧道は未舗装のダートになっており、完全に林道のような様相を呈しています。
酷道などという生易しいレベルではありません。
旧天城トンネルを目指して徒歩で登っている人もかなり多いので、十分に注意しながら走行します。
砂利道が続きます。
離合できない場所が多いので、対向車に注意する必要があります。
旧天城トンネルを見物に来る人も多いので、このように普通に対向車がやってきます。
旧天城トンネルの入口までやってきました。
旧天城トンネル=天城山隧道は明治38年(1905年)に開通した日本最古の石造りのトンネルで、現存する石造りのトンネルでは国内最長の長さを誇り、重要文化財にも指定されています。
南伊豆と中伊豆を隔てる天城山を通行することができるようになったことで、伊豆半島の南北の往来が盛んになったという、地域の交通史としても非常に重要なトンネルです。
100年以上の長きにわたり健在であるということからもわかる通り、技術的な価値が高いだけではなく、川端康成の『伊豆の踊子』にも登場するなど文学的な価値も高いトンネルでもあります。
自動車で通行することもできるので、実際に走ってみたいと思います。
旧天城トンネルへと入っていきます。
トンネル内部で離合することは難しいので、あらかじめ対向車が来ていないことを確認してからトンネルへと入ります。
トンネル内部に電灯が設置されてはいるものの、かなり暗いです。
また、あまり広くないので慎重に進んでいきます。
旧天城トンネルを抜けました。
旧天城トンネルを抜けると河津町に入ります。
河津町側も砂利道になっています。
砂利道での急ブレーキ・急ハンドルはスリップの原因ですので、速度が上がり過ぎないように慎重に走る必要があります。
ヘアピンカーブを曲がります。
未舗装のダート区間が終わり、舗装路に入ります。
こんなところで路線バスとすれ違いました。
八丁池の登山口へ向かう路線バスのようです。
利用者の大半が登山客なのだと思われます。
森の中を下っていきます。
ここの交差点はヘアピンカーブになっており、左手前方向へと曲がります。
再び未舗装の砂利道になります。
砂利道をどんどん下っていきます。
旧道最後のヘアピンカーブです。
現道まで戻ってきました。ここを下田方面へと左折します。
ダートを抜け、一気に快走路になります。
鍋失トンネルの入り口です。
かなりの急勾配でどんどん下っていきます。
登尾トンネルの入り口です。
おにぎり
快走路といえども、勾配もカーブのRもかなりきついです。
おにぎり
おにぎり
国道414号のシンボルの一つでもある河津七滝ループ橋が見えてきました。
読んで文字が如く、ぐるぐる回りながら、45mの高低差を2回転して一気に下ります。
ループ橋の先も急勾配の下りが続きます。
河津七滝の入口を通過します。
どんどん下ります。
おにぎり
集落まで降りてきました。
急勾配の下り坂は続きます。
おにぎり
河津桜で有名な河津の集落に出てきました。
おにぎり
おにぎり
下佐ケ野交差点を西伊豆方面へと右折します。
河津桜の並木道はここを直進です。
ちなみに下田へ向かう場合はここを直進した方がよいです。
国道414号の起点は下田の中心部付近にありますが、国道414号のルートは遠回りなうえに、何も知らずに走るとこの先で痛い目に遭います(笑
下田への最短ルートから外れたので、西伊豆までの距離のみが表示されるようになりました。
おにぎりの上にある幅員狭小化の標識からは不穏な雰囲気が漂っています(笑
さらに進むと「大型車通行困難」の文字が。
酷道に突入します。
先ほどから漂っていた不穏な雰囲気の正体はこれです。
旧天城トンネルの旧道区間にとどまらず、国道414号は現道においても酷道があるという徹底っぷりで、正直キャラ設定盛りすぎです(笑
国道414号の酷道は結構交通量が多く、対向車との離合には気を遣います。
高難易度の酷道と違って、幅員は広めで離合できないということはありません。
が、山がちな伊豆半島南部は意外と酷道・険道・死道とも称される離合困難な道が多く、地元民はこのような道に慣れています。
そのためか結構な速度で突っ込んでくるので、高難易度の酷道よりも危険度は高いかもしれません。
やはり腕に自信のない方は大人しく広い道を走った方がよいです。
国道414号から下田へ向かうのであれば、先ほどの下佐ケ野交差点を県道へと直進し、国道135号に出てしまった方が無難です。
おにぎり
離合困難という感じの道幅ではないので、どうしても警戒レベルが下がってしまいますが、対向車が来る確率がかなり高いので、慎重に運転します。
酷道が続きます。
おにぎり
かなりの急勾配で登っていく上に、急カーブが連続します。
離合できそうなポイントで対向車を見つけたら、大人しく停止するのが無難です。
おにぎり
本当に交通量が多いです。
センターラインが復活しました。
酷道の距離はさほど長くはありませんでした。
木漏れ日ってレベルではなく、直射日光も攻撃してくるので、太陽を直接見てしまわないように注意する必要もあります。
注意ポイントが多い道です。
峰山トンネルの入口です。大型車とすれ違っていますが、このダンプはこの先の酷道を走っていくのでしょうか。
峠を越え、下り坂に入ります。
おにぎり
こちら側は快走路になっています。
おにぎり
現在は月ケ瀬ICまで開通している伊豆縦貫道を延伸して下田までつなげる計画があるようで、その道が建設されているところでしょうか。
これが完成すると、旧天城トンネル、ループ橋、河津町内の酷道全てをショートカットすることができるようになります。
まあ味気ない道になってしまうこと請け合いなので、色々と楽しみたい場合には、今の現道を使った方がよいでしょうね。
この辺りで下田市に入ります。
下田市は今回のゴール地点がある街です。
工事中のため線形が変わっているからなのか、はたまた単純に太陽光が眩しくて見つけられなかっただけなのか、カントリーサインを見つけることができませんでした。
おにぎり
勾配は緩くなりましたが、まだまだ下っていきます。
おにぎり
稲梓川の流れに沿って下っていきます。
箕作交差点を南伊豆、下田市街方面へと左折します。
おにぎり
住宅の間を走っていきます。
南伊豆と下田市街までの距離が表示されるようになりました。
稲生沢川の流れに沿うような形で下っていきます。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
稲生沢川の対岸には伊豆急行の線路が見えています。
伊豆急行の蓮台寺駅前を通過します。
立野トンネルの入口です。
伊豆急行と並走します。
下田の市街地に入ってきました。
伊豆急行と立体交差します。
下田市の中心部へと差し掛かってきました。
おにぎり
伊豆急下田駅前を通過します。伊豆急行の終着駅です。
ゴール地点の中島橋交差点です。
国道414号の起点に指定されている交差点です。
ここでは国道136号が左右に伸びています。
伊豆の国市以南は伊豆半島の中心部を南北に貫く形で、数々の観光名所を巡りながら下田までやってきました。
私個人的には高校時代までを過ごした地を巡る形でしたので、非常に懐かしい気持ちに浸りながらの走行になりました。
いつもの詳細レポート以上に解説が細かいと感じられたのであれば、それは勘違いではないと思います。
一応、他の記事と記述レベルを極力合わせるために、細かすぎる説明はしなかったつもりですが、なかなかその辺のさじ加減が難しかったです。
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
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