国道363号 路線DATA
- 総延長:80.7km
- 重用延長:5.7km
- 実延長:74.9km
- 現道:73.7km
- 起点:愛知県名古屋市 引山交差点
- 終点:岐阜県中津川市 中村交差点
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2021年1月24日
- 走行時間:1:52:19
- 平均時速:42.4km/h
- 方向:逆走
この日は前日の国道301号走行に引き続き、国道363号を走行しました。
国道363号は名古屋市と岐阜県東部の中津川市を結ぶ路線です。国道19号が似たようなルートになっていますが、これよりもやや南側の山間部を貫くように伸びています。
愛知県内では名古屋市から尾張旭市を経由して瀬戸市の中心部を通っていくルートのため、割と都市部を走行することが多いです。
一方、岐阜県内では土岐市、瑞浪市、恵那市を経由して中津川市を結んでおりますが、中津川市以外は市の中心部を通っておらず、合併によって併合された山間部の旧町村を結ぶ形になっています。
このように岐阜県内では、ほとんど都市部ではなく農村部ののどかな風景を眺めながら走るといった形になります。
最後、中津川市では一部に酷道とも呼べるような区間が残されていたりもします。
離合するのが難しい区間が長く続くというわけでもないので、酷道初心者にはうってつけの道かなと思われます。
今回はこの道を逆走します。
走行レポート
スタート地点の中村交差点です。
今回走行する国道363号の終点に指定されている交差点です。
北側から交差点に進入し、南進する形でのスタートです。
ここでは国道19号が左右に伸びています。
国道19号は既に走行可能な路線です。
おにぎり
根ノ上、川上までの距離が表示されています。
右側には「7km先 大型車通行不可」と表示されており、スタート直後からワクワク感が漂ってきます(笑
中津川市内の集落を通っていきます。
中央道と立体交差します。
中津川に沿って登っていきます。
緩やかな勾配でどんどん登っていきます。
中津川の流れに沿うような形で国道363号が伸びています。
ここで中津川を渡って、右岸から左岸へとサイドチェンジします。
おにぎり
おにぎり
道幅が狭くなってきました。
おにぎり
1km先大型車通行不能の文字が目に飛び込んできます。
いよいよ国道363号の酷道区間が目前です。
川上地区の集落へと入ってきました。
乗用車同士であれば離合できる広さはあるものの、この辺りも道幅が狭いので要注意です。
根ノ上方面へと道なりに右方向に進みます。
おにぎり
まだ先ほどの大型車通行不能の区間には入っていないと思われますが、この辺りも十分に酷道と呼べるような状況です。
離合が難しい幅員の道を進んでいきます。
おにぎり
川上地区の集落を抜けて、本格的に山道&酷道へと入っていきます。
ここまではさほど狭さを感じません。
この辺りから本格的な狭隘路へと入っていきます。
おにぎり
酷道を進みます。
酷道が続きます。
重機が入っていますが、道幅を広げる工事でもやっているのでしょうか。
やや霧がかかってきました。
霧の酷道を進みます。
おにぎり
やはり拡幅工事をしているようです。
この辺りは舗装も新しくなっているので、拡幅工事も終わりかけといったところでしょうか。
路肩には残雪があります。
拡幅工事により離合ポイントが設けられています。
これにより格段に難易度が下がっていると言えるでしょう。
センターラインが復活します。
中津川市内の酷道はここまでです。
引き続き急勾配で登っていきます。
峠を越えます。
峠の交差点は根ノ上高原への入口になっています。
急勾配で下っていくようになりました。
どんどん下っていきます。
小刻みにカーブしながら急勾配で下るので、速度に気を付けながら進む必要があります。
おにぎり
山奥の小さな集落を通過します。
かなり濃い霧の中を急勾配で下ります。
おにぎり
快走路をどんどん下ります。
阿木地区の集落へと入ってきました。
下りはここで一段落します。
おにぎり
登り勾配がきつくなってきました。
恵那市に入ります。
山奥の農村が広がっていきます。
かなり大きめの集落です。
一転、農地が広がっています。
アップダウンが続きます。
岩村地区の中心部付近へと入ってきました。
裏山交差点を恵那市街、明智方面へと右折します。
ここでは国道257号と国道418号が左右に伸びていて、重複します。
この先は国道257号、国道418号との3路線重複区間となります。
国道257号は既に走行可能な路線です。
恵那市街と明智までの距離が表示されるようになりました。
岩村地区の中心部付近を通過します。
明知鉄道と立体交差します。
一色交差点を明智、日本大正村方面へと左折します。
重複していた国道257号は直進方向へと進んでいくので、ここでおわかれです。
この先は国道418号との重複区間となります。
恵那市街へのルートから外れたため、代わりに山岡までの距離が表示されるようになりました。
山奥の工場脇を通過します。
おにぎり
おにぎり
小刻みにカーブしながら山奥の農村部を進んでいきます。
集落を通過していきます。
この交差点で国道418号が右方向へと伸びていきます。
国道363号は瑞浪、明智方面へと直進ですので、ここでおわかれです。
単独区間に戻ります。
山岡地区に入ったため、代わりに瑞浪と日本大正村までの距離が表示されるようになりました。
山岡地区の中心部付近を通過します。
おにぎり
おにぎり
林の中へと入っていきます。
おにぎり
おにぎり
日本の田舎の農村といった風景が広がっています。
おにぎり
明知鉄道と並走します。
明知鉄道と立体交差します。
市場町交差点を瀬戸、日本大正村方面へと右折します。
おにぎり
明知鉄道の終着駅・明智駅前を通過します。
この明智地区は明智光秀・生誕の地ともされる場所のようです。
この周辺には明智光秀にまつわる史跡が多くあるということです。
ちなみに明"知"鉄道と明"智"駅というように路線名と駅名で使われている漢字が異なるので、何でなのかと思い少し調べてみました。
あくまで伝承の域をでない推測が含まれていますが、これには明智光秀が大きくかかわっているようです。
明智光秀といえば織田信長の家臣として活躍していたのですが、最終的に本能寺の変で謀反を起こしたということで、日本史に登場する中でもよく知られた人物です。
特に戦国時代末期で天下統一を成し遂げようとしていた織田信長を討ち破り、その後豊臣秀吉の天下となったことから、歴史の転換点となる一大事件を起こした人物ということでも、この時代における日本の政治史を見ていく中でも非常に重要な人物でもあります。
さて、この明智光秀ゆかりの地でもこの明智の地名なんですが、どうやら室町時代までは明"智"であったのが、江戸時代には明"知"になっているという文献があるようなのです。
一説には明智光秀ゆかりの地ということで、本能寺の変を起こした責任の追及を恐れ、明智隠しのために「明知」という地名に変えてしまったのではないかと言われています。
その後、明治・大正と「明知」の地名が使用され続けたのですが、昭和の大合併の際に、古くからの地名である「明智」が復活したということです。
駅名は地名に合わせて変更できたのですが、路線名はそのまま「明知」が残ってしまったということのようです。この地名の変遷に巻き込まれる形で、路線名と駅名にねじれが生まれてしまったということですね。
私もこの辺の事情を全く知らずに、何の気なしに調べ始めてみたのですけれども、意外と歴史に密接した深い話が出てきたというわけです。
これも国道趣味ならではの、意外な出会いということなのでしょうか。
日本大正村の前を通過します。
日本大正村交差点を瀬戸、瑞浪方面へと右折します。
古い町並みが広がっています。
古い町並みが続きます。
明智地区の市街地を離れ、小刻みにカーブしながら進みます。
集落を通過します。
おにぎり
農村の集落を通過していきます。
瑞浪市に入ります。
この付近はバイパスになっていて、集落を避けるように快走路が伸びています。
恐らく旧道は県道にでも降格してしまったものと思われます。
明智、日本大正村を通過し、瑞浪市に入ったため、瀬戸と瑞浪市街までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
快走路が続きます。
突き当りの陶町水上交差点を瀬戸、瑞浪市街方面へと右折します。
おそらくここで旧道と合流しています。
やや大きめの集落を通過していきます。
ややきつめの勾配で下っていきます。
大川交差点を瀬戸、多治見方面へと左折します。
続いてこの交差点を起点として左方向へと国道419号が伸びていきます。
国道419号は既に走行可能な路線です。
瑞浪市街へのルートから外れたため、代わりに多治見までの距離が表示されるようになりました。
登坂車線が増えます。
土岐市に入ります。
峠越えのところで登坂車線が終わります。
おにぎり
きつめの勾配で下っていきます。
おにぎり
どんどん下っていきます。
道がまっすぐと伸びています。
おにぎり
カーブしながら進んでいきます。
集落の間を抜けるこの区間は道幅が狭くなっていて、センターラインが消失します。
普通に離合できるぐらいの幅員は確保されています。
瀬戸、多治見方面へと道なりに右方向へ進みます。
多治見へはこの交差点を右折です。国道363号は瀬戸方面へと直進します。
多治見へのルートから外れたため、代わりに東海環状道までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
アップダウンが続きます。
雨沢峠を越えるところで愛知県に入ります。
県境の街は瀬戸市です。
ここでアップダウンが続く区間でしたが、この先は下り基調の区間に入っていきます。
大きくカーブしながら下っていきます。
名古屋、尾張旭、瀬戸市街までの距離が表示されるようになりました。
名古屋は今回のゴール地点がある街です。
急カーブが連続して一気に下ります。
民家があるところまで下ってきましたが、まだ10%と急勾配の下りが続きます。
急カーブが連続します。
まだ9%の急勾配で下ります。
国道475号にも指定されている東海環状道と立体交差します。
国道475号は既に走行可能な路線です。
住宅地まで下ってきました。
住宅地の間を抜けていきます。
東海環状道のせと品野IC入口付近です。
瀬戸市の市街地が近づいてきたため、瀬戸市街までの距離が表示されなくなりました。
品野交番前交差点を名古屋方面へと左折します。
ここでは国道248号が左右に伸びていて、重複します。
この先は国道248号との重複区間となります。
国道248号は走破済みの路線です。
1枚目の写真の斜め左方向に伸びる道は名古屋方面への近道になっていて、地元の車はこちらに進んでいます。
しかし、こちらは国道363号には指定されていませんので、道なりに進みます。
ここで先ほどの名古屋方面への近道が合流してきます。
2連おにぎり
引き続き住宅地の間を通っていきます。
緩やかに下りながら進みます。
ここで上下線が分離します。
この先は瀬戸川を挟んで両サイドを国道248号と国道363号の重複区間が伸びていく形になります。
瀬戸川に沿って進んでいきます。
2連おにぎり
国道248号のおにぎり
2連おにぎり
国道248号との重複区間ということもあり、ここでは尾張旭ではなく豊田までの距離が表示されています。
記念橋南交差点を豊田方面へと左折します。
上下線分離区間はここまでです。
さらに東本町交差点を名古屋方面へと右折します。
重複していた国道248号は直進方向へ進んでいくので、ここでおわかれです。
さらに、正面方向から右方向へと国道155号が伸びていくため、重複します。
この先は国道155号との重複区間となります。
国道155号は既に走行可能な路線です。
瀬戸市の中心部付近を通過していきます。
瀬戸橋南交差点を左折します。
さらにすぐ先のこの交差点で国道155号が右方向へと伸びていきます。
国道363号は直進ですので、ここでおわかれです。
単独区間に戻ります。
瀬戸市の市街地を通過していきます。
新共栄橋南交差点を名古屋方面へと左折します。
さらに菱野トンネル北交差点を名古屋方面へと右折します。
おにぎり
名古屋までの距離のみが表示されるようになりました。
快走路にて緩やかに下っていきます。
おにぎり
ゆったりとカーブします。
尾張旭市に入ります。
おにぎり
片側2車線に増えます。
おにぎり
名古屋市に入ります。
名古屋市は今回のゴール地点がある街です。
片側2車線の快走路が続きます。
緩やかに下りながら進む道が続きます。
おにぎり
東名高速と立体交差します。
ゴール地点の引山交差点です。
国道363号の起点に指定されている交差点です。
ここでは、国道302号と名二環が左右に伸びています。
地上を国道302号、地下を名二環が伸びているという形です。
国道302号は既に走行可能な路線です。
やや雨がぱらつくという天候ではありましたが、岐阜県東部の山間部は日本の原風景とも呼べるような眺望が広がっており、意外と景色を楽しむことができました。
少しだけ酷道もありということで、距離や時間の割には盛沢山だったかなと思います。
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
なし
No.141(国道301号)へ No.143(国道461号)へ
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