めざせ!国道走破

日本中の国道走破を目指すブログです。

生存報告20211229

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本日は昨日に引き続き、2本の国道を走行しました。

 

国道190号(逆走・山口県山陽小野田市⇨山口県山口市)
国道489号(順走・山口県周南市⇨山口県山口市)

 

 

 

 

国道190号

1本目に走行した国道190号は山口市(旧小郡町)と山陽小野田市を結ぶ路線です。
国道2号と起点・終点で接続していますが、国道190号は海沿いのルートを通ります。

 

地図を見る限り、終点は下関市に入ったところで国道2号と接続しているように見えますが、終点は山陽小野田市に指定されています。
そして、終点が山陽小野田市というのもどうやら正しい情報のようなのです。

 

山陽小野田市の旧山陽町内では厚狭・埴生バイパス開通に伴い、国道2号のルートが変更になりました。
元々国道190号の終点は山陽町内の中心部付近で国道2号の旧道と接続する地点に指定されていたものが、国道2号のルート変更に伴い、市道降格&国道190号への指定替えが行われました。

これにより、現在の地点に終点が変更となるのです。
国道2号バイパスの本線と接続する地点は下関市内にあるのですが「一般国道の路線を指定する政令」では、国道190号の終点は山陽町(現・山陽小野田市)と定められており、一見するとこの政令に違反している状態になっているように見えます。

私も現地でちらっと見て確認したところ、山陽小野田市・下関境界部のカントリーサインのすぐ西側(下関側)の順走方向側におにぎりが設置されています。
今回は逆走だったので、サイドミラーでチラ見しただけなのですが、このおにぎりにははっきりと「2」の文字が刻まれていました。
つまり、国道190号に見える下関市域の区間は国道2号に指定されているというわけなのです。
苦肉の策により政令を変更することなく、政令に違反しないような管理を行っているというわけですね。

日本の道路行政のこういう融通が利いていそうで実は四角四面な対応をしているというところが、個人的には好みだったりします(笑

 

また、国道190号は宇部市内で「とある道」と立体交差します。

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この道は「宇部興産専用道路」と呼ばれており、私道になります。
日本最長の私道として知られており、文字通り宇部興産株式会社の所有物です。

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公道ではありませんので一般の自動車は進入することができません。

もちろん私道ですので、道路交通法は適用されません。
その代わり、車を運転するためには宇部興産の社内ライセンスを取得する必要があり、これは一般的な自動車の免許よりも取得・維持の難易度が高いという話です。

一度走ってみたいという気持ちはありますが、入れないものはどうしようもないですね。。。

 

国道490号

2本目に走行した国道490号は周南市と山口市を結ぶ路線です。
というより、この2つの街しか通りません。
わずか44kmの短距離路線になっています。

国道190号の方では涙ぐましいまでの道路行政による苦肉の策をご紹介しましたが、こちらは道路行政の闇を目の当たりにしたような感覚を覚えました。

山口県の県庁所在地である山口市と、新幹線の停車駅でもある徳山駅擁する周南市とを結ぶ路線ということなので、さぞかし交通量が多い路線を想像されるかと思われますが、その実態は真逆です。

途中には田舎の街しか存在せず、なぜこんなところが国道に指定されているのかと疑問に思うほどです。

「一般国道の路線を指定する政令」を見てみると、国道498号のルートはこんな感じになっています。
新南陽市 - 徳山市 - 徳地町 - 阿東町

恐らく徳山市は山中でかすめるだけで、ほとんど見たことも聞いたこともないような地名ばかりです。

周辺に大した観光名所もなく、似たようなルートに国道315号もあったりするので、存在意義が不明です。
交通量が多いというわけでもありません。(実際すれ違う車も数える程度でした。。。)

よく政治家の力技で作られた道というのを聞くことがありますが、ここは山口県、歴代の有力な政治家を輩出してきた地でもあります。

何か開けてはならないパンドラの箱を開けかけてしまったのではないかと戦慄しています。

ちなみに、終点の市井原交差点のすぐそばに、JR山口線の名草駅があるので、「さぞかし立派な駅があるのだろう」と考え立ち寄ってみました。

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・・・・・

 

さて、今年の国道走行チャレンジはこれでおしまい、走り納めになりました。
なかなか詳細レポートの筆が進まず、楽しみにしている方には申し訳ないですが、徐々に書き上げていこうと思います。

 

また、来年は半分走破が見えてきました。
来年も頑張っていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願い致します。

 

それでは、また。
皆様よいお年を。

 

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