国道186号 路線DATA
- 総延長:134.1km
- 重用延長:0.0km
- 実延長:134.1km
- 現道:132.4km
- 起点:島根県江津市 渡津町交差点
- 終点:広島県大竹市 みどり橋東詰交差点
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2021年2月14日
- 走行時間:2:58:40
- 平均時速:44.5km/h
- 方向:順走
この日は前日の国道314号走行に引き続き、国道186号を走行しました。
国道186号は島根県の西部に位置する江津市と広島県の西端に位置する大竹市とを南北に結ぶ路線です。
山陽・山陰を連絡する他の国道と同様、急峻な中国山地を越えていくため、アップダウンが激しい道です。
特に広島県内においては、旧加計町の中心部付近から旧佐伯町付近まで中国道と並走するようなルートを取っており、何度も何度も登っては下りを繰り返します。
流石に国道1期生の100番台ということもあり、全線にわたって片側1車線以上が確保されてはいます。ただ、設計が古い個所やダム建設で路線付け替えになったあたりは、ややきつめのカーブが連続するため、走りにくさを感じるようになっています。
また、元々は浜田市から旧加計町までを結ぶ路線だったものが、1970年に今の区間へと延伸されたという経緯もあり、起点の場所はあからさまに不自然です。この辺りは走行レポートの中でじっくりと触れたいと思います。
今回はこの道を順走します。
走行レポート
スタート地点の渡津町交差点です。
今回走行する国道186号の起点に指定されている交差点です。
北側から交差点に進入し、斜め右方向へと道なりに進む形でのスタートです。
ここでは国道9号が前後に伸びているので、国道9号との重複区間としてスタートします。
さて、この渡津町交差点はかなり中途半端な位置にあります。
渡津町交差点のすぐ北側で国道9号の現道とBPが分岐するポイントがあり、ここが起点となっていてもよさそうなものですが、この地図の中心点が起点であるとされています。
この付近に国道261号の起点がありまして、この国道261号の存在がこの謎を解き明かす手がかりなのかなと考えています。
恐らくかつてはこの渡津町交差点が国道261号の終点として指定されていて、現在ではルート変更されてしまい、何の変哲もない交差点が国道186号の起点として残されてしまったということなのだと思われます。
ただ、番号的にも国道186号よりも国道261号の方が後に指定されているので、指定当初はやはり何の変哲もないこの交差点が起点になっていたということなのでしょうか。
これについても国道186号の歴史を紐解くとその謎に迫れそうです。
指定当初の国道186号は浜田市と加計町(当時)を結ぶ路線だったものが1970年にルート変更となり、江津市から大竹市を結ぶ路線として延伸されたようです。
その際に国道261号終点の渡津町交差点を起点として設定したということなのでしょう。
国道261号の指定は1963年ですので、時系列的にも整合性が取れています。
ただ、国道186号のルート変更により延伸された浜田市から江津市の区間は全線国道9号との重複区間ですので、なぜこの区間を延伸する必要があったのかについては大いなる謎が残ります。
完全に大人の事情というやつなのでしょう。
さて、起点となるポイントの考察のボリュームがやたらと膨れ上がってしまいましたが、国道186号を走り始めたいと思います。
国道9号は既に走行可能な路線です。
下関、益田、浜田までの距離が表示されています。
一応国道186号を走行し始めましたが、国道9号との重複区間であるということもあり、ここが国道186号であることを示す情報は一切ありません。
江の川に架かる江川橋を渡ります。
左側に見えているのはJR山陰本線の橋です。
江川橋を渡り、江津市の市街地へと入っていきます。
JR江津駅前を通過します。
2018年に廃線となったJR三江線の終着駅でもありました。
今はJR山陰本線のみが乗り入れる駅となっています。
JR山陰本線に架かる跨線橋を渡ります。
国道9号のおにぎり
おにぎり
おにぎり
特大おにぎり
江津市内を西へと進んでいきます。
おにぎり
おにぎり
ようやく建物がまばらになってきました。江津市は割と大きな街です。
おにぎり
ちょっとした山越えになります。
すぐに峠を越して、また海沿いへと下っていきます。
眼前には砂浜が広がっています。
浜田市に入ります。
おにぎり
おにぎり
浜田市に入ったので、代わりに山口までの距離が表示されるようになりました。
少し内陸側を走り、アップダウンが激しくなっております。
おにぎり
JR山陰本線と並走しています。
下府川に架かる下府川橋を渡ります。
おにぎり
片側2車線に増えます。
急勾配で登っていきます。
浜田バイパス東口交差点では、浜田道・山陰道の浜田ICと直結しています。
浜田ICのすぐ先に浜田JCTがあり、ここで山陰道の松江方面と分岐しています。
また、浜田ICから西側の区間は山陰道の単独区間として整備されています。
浜田ICを境目にして有料・無料区間が分かれており、西側が無料区間となっていることから、有料の山陰道と区別するために、国道9号のおにぎりのみが描かれているのだと思われます。
これを恐らく最大限わかりやすく、かつ間違いのないように表記したのがこの青看板なのでしょうけれども、それでも果てしなくわかりにくいです。
今回は浜田市街方面へと直進します。
浜田市の市街地へと向けて下っていきます。
浜田市の市街地へと入ってきました。
操車場に列車が停まっています。
おにぎり
殿町交差点を広島方面へと左折します。
重複していた国道9号は直進ですので、ここでおわかれです。
つい国道186号を走行していたことを忘れてしまいそうになりますので、要注意ですね。
初めての単独区間となります。
国道186号の実質的な起点となっている交差点です。
ここまでひたすら中途半端に始まる起点から重複区間を走らされてきたのは何だったのかという気さえしますね(笑
単独区間に入り、広島と安芸太田までの距離が表示されるようになりました。
国道186号のおにぎり
ここを大きく左へとカーブします。
JR山陰本線と立体交差した先に今宮トンネルの入口が見えています。
浜田市の市街地を通過していきます。
この交差点を広島方面へと右折します。
まだ市街地の中ではありますが、登り始めていきます。
山陰道の相生IC入口付近です。
国道9号にも指定されている山陰道と立体交差します。
国道9号とは先ほどまで重複していました。
おにぎり
おにぎり
登坂車線が増えます。
どんどん登っていきます。
日扇トンネルの入口です。
おにぎり
再び登坂車線が増えます。
大峠トンネルの入口です。
おにぎり
峠を越えて下り始めます。
おにぎり
下り切りました。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
おにぎり
登坂車線が増えます。
どんどん登っていきます。
おにぎり
小刻みにカーブしながら登ります。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
笹ヶ峠とんねるの入口です。
この写真では分かりませんが、なぜか「とんねる」とひらがな表記になっています。
峠を越えて下っていきます。
犬戻りトンネルの入口です。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
ここでは北広島までの距離も表示されています。
山間の集落を通過していきます。
また登り勾配の区間に入ります。
おにぎり
おにぎり
小刻みにカーブしながら登ります。
スノーシェルターの入口です。
道路わきの残雪が目立ち始めます。
おにぎり
この辺りは冬季にかなりの雪が降るのでしょう。
またスノーシェルターが登場します。
ん?走行日は冬季なのではですって??
。。。んーそんな年もあるのでしょう。
おにぎり
峠越えのところで広島県に入ります。
県境の街は北広島町です。北広島町のカントリーサインは思いっきり雪だるまですね(笑
芸北高原 大佐スキー場の前を通過します。
島根県側よりも雪が目立つような気がします。
山奥の集落を通過します。
おにぎり
広島県に入り、広島と加計までの距離が表示されるようになりました。
県境付近のかなり標高の高いところではありますが、かなり集落が広範囲にわたって広がっています。
集落を離れ、本格的に下り始めます。
おにぎり
再び集落に入ってきました。
下り始めたと思いきや少しきつめの勾配で登ります。
再び急勾配の下りです。
どんどん下っていきます。
小刻みにカーブしながらどんどん下ります。
広島県独自の謎指標でもある「走行注意レベル4」の区間に入ります。
切り立った崖の中腹あたりを進んでいきます。
おにぎり
王泊ダムのダム湖でもある仙水湖周辺を走行していきます。
ダム湖畔の道はもともとの街道とはルートがずれていて、無理やり道を通しているといった事情もあるため、不自然に小刻みなカーブが連続し、かなり走りにくいです。
この区間も例にもれず走りにくさがあるので、スピードの出し過ぎには注意です。
仙水湖に架かる新王泊橋を渡ります。
王泊隧道の入口です。
滝山川の流れに沿って下っていきます。
洞門を通っていきます。
かなり険しい地形のところに道を通していることがわかるかと思います。
洞門が連続します。
深い谷の中腹あたりを走っていきます。
かなり深く険しい峡谷です。
おにぎり
安芸太田町に入ります。
下山隧道の入口です。
峡谷のやや走りにくい道から、新しい設計の快走路へと切り替わりました。
六反原トンネルの入口です。
おにぎり
トンネル連続区間になってきました。次は熊ヶ谷トンネルの入口です。
さらにトンネルが続きます。
榎平山トンネルの入口です。
旧加計町域に入ります。
大箒山トンネルの入口です。
おにぎり
おにぎり
温井トンネルの入口です。
どんどん下っていきます。
おにぎり
荒井川トンネルの入口です。
続いて後平トンネルです。
おにぎり
おにぎり
長い長い下りがようやく一段落し、旧加計町の市街地へと入ってきました。
加計町山崎交差点を大竹方面へと左折します。
ここでは正面方向から国道191号が向かってきて、同じく左方向へと伸びていくため、重複します。
この先は国道191号との重複区間となります。
国道191号は走破済みの路線です。
起点のところでも触れたとおり、1970年に大竹市まで国道186号が延伸されるまでは、恐らくこの交差点が国道186号の終点だったものと思われます。
さらに同じ名前の加計町山崎交差点を益田方面へと右折します。
ここでは正面方向から国道434号が接続してきて、同じく右方向へと伸びていき、重複します。
この先は国道191号、国道434号との3路線重複区間となります。
国道434号は既に走行可能な路線です。
おにぎり
重複する前の国道191号と立体交差します。
JR可部線の廃線跡と立体交差します。
国道191号、国道434号との重複区間に入り、益田、戸河内、戸河内ICまでの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
太田川の流れに沿って進んでいきます。
おにぎり
安芸太田町の旧上殿村域に入ります。
おにぎり
戸河内インター入口交差点で国道191号が右方向へと進んでいきます。
国道186号は大竹、吉和方面へと直進ですので、ここでおわかれです。
国道434号との重複区間となります。
国道191号方面へと右折したすぐ先に「道の駅 来夢とごうち」があります。
また、左方向へ中国道の戸河内ICの入口です。
安芸太田町の旧中筒賀村域に入ります。
先ほどの上殿といい、平成の大合併で消滅した自治体ではなく、昭和中期や明治までさかのぼってようやくその自治体を見つけられるといった形で表示されています。
平成の大合併まで残っていた自治体名を表示するのであれば、「安芸太田町戸河内」「安芸太田町筒賀」となると思われますが、この表記になっていないのには何か理由でもあるのでしょうか。
旧戸河内町域と戸河内ICを通過したので、代わりに大竹までの距離が表示されるようになりました。
大竹は今回のゴール地点がある街です。
左側には中国道が見えています。
これからしばらく中国道と並走する区間が続きます。
中国道に接近します。
左側の植え込みには「ようこそつつがへ」と書かれています。
おにぎり
旧筒賀村の中心部付近を通過します。
立派な日本家屋の住宅が多いです。
中国道の上り線と立体交差します。
下り線とは分離している区間のようで、奥の方に中国道の下り線が見えています。
小さな集落を通過していきます。
中国道の下り線と立体交差します。
山道へと入ってきました。
山間の小さな集落を通過します。
おにぎり
中国道の下り線と立体交差します。
さらに中国道の上り線と立体交差します。
中国道の上り線と立体交差し
下り線とは立体交差せず、折り返すような形で進みます。
そして再び上り線と立体交差しながら、進んでいきます。
ここでは上り線、下り線の順番で立体交差します。
中国道の上下線分離区間もそろそろ終わりのようです。
中国道と立体交差します。
もうこれでもかというぐらいの勢いで、中国道と立体交差します。
布原トンネルの入口です。
続いて栃山トンネルです。
中国道と立体交差します。
中国道と
立体交差します。
ここも中国道と
立体交差です。
これで中国道との立体交差連続区間は終わりです。
山間に広がる少し大きめの集落に差し掛かってきました。
坂原地区を通過していきます。
集落を抜けて、山道になります。
廿日市市に入ります。旧吉和村域です。
中国道と並走しながら登り坂を駆け上がっていきます。
おにぎり
峠を越えて、下り坂になります。
前方に吉和の市街地が見えてきました。
下り切り、吉和の市街地へと入っていきます。
中国道の吉和IC入口付近です。
吉和郵便局前交差点で国道488号が左側から合流してきて、重複します。
この先は国道434号、国道488号との3路線重複区間となります。
国道488号は既に走行可能な路線です。
おにぎり
旧吉和村域に入ったので、代わりに佐伯までの距離が表示されるようになりました。
吉和の市街地の南側の縁を進んでいきます。
この交差点で国道488号は右方向へと進んでいきます。
国道186号は大竹方面へと直進ですので、ここでおわかれです。
国道434号との重複区間に戻ります。
青看板には、「大型車通行不能」「通行不能(島根県側)」という不穏な文字が躍っています。
国道488号の島根県内の一部区間は2011年から通行止めになっているようでして、ここを通行できる時は、いつの日か訪れるのでしょうか。
おにぎり
中国道と立体交差します。
おにぎり
おにぎり
山道へと入っていきます。
おにぎり
どんどん登っていきます。
飯山地区に入った直後にある交差点で国道434号が右方向へと伸びていきます。
国道186号は大竹方面へと直進ですので、ここでおわかれです。
久々に単独区間に戻ります。
この交差点が峠のようになっていて、下り坂に入っていきます。
おにぎり
広島県独自の謎指標「走行注意レベル4」が登場しました。
この謎指標にはレベル1~3もあるようなのですが、これを見かけたことはありません。
そこまで注意する必要がない、もしくは数が多すぎてわざわざ看板を設置していられないなどの理由なのでしょうか。
おにぎり
小刻みにカーブしながらどんどん下っていきます。
かなりの急勾配で下ります。
小刻みにカーブが連続するので、下りはかなり走りにくいです。
どんどん下ります。
「道の駅 スパ羅漢」付近
急勾配の下りが続きます。
おにぎり
北山トンネルの入口です。
小瀬川温泉の前を通過します。
勾配は多少緩やかになったものの、依然として下り坂が続きます。
先ほどから青看板に表示されていた佐伯の中心部はここを左に進んだところにあります。
佐伯へのルートから外れたため、代わりに岩国までの距離が表示されるようになりました。
再び登り坂になっていきます。
何度アップダウンを繰り返したのかもうわからなくなってしまっていますね。
この登り坂は割とすぐに終わり、下りの区間へと入っていきます。
急勾配で下っていきます。
どんどん下ります。
突き当りの交差点を大竹、秋掛方面へと右折します。
さらにこの交差点を大竹、国道2号方面へと左折します。
最後の峠越えに向けて登り始めます。
ここは快走路になっています。
小瀬川に沿って下り始めます。
この辺りでは小瀬川が山口県との県境になっており、すぐ右側が山口県です。
広島県の西端すれすれのところを進んでいく感じになっています。
岩肌がむき出しになった崖下を進みます。
小刻みにカーブが連続します。
やや走りにくい区間に入ってきました。
急カーブが連続します。
前方には小瀬川ダムの施設が見えています。
大竹市に入ります。
大竹市は今回のゴール地点がある街です。
急カーブでどんどん下ります。
おにぎり
急勾配の下り坂が続きます。
やや勾配が緩やかになったでしょうか。
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どんどん下っていきます。
古い設計の道が続くため、小刻みなカーブでやや走りにくさを感じながら進みます。
おにぎり
弥栄5号トンネルの入口です。
トンネルの名前からもわかる通り、この先はトンネル連続区間となります。
次は弥栄4号トンネルです。
さらに弥栄3号トンネルと続きます。
洞門を挟んで弥栄2号トンネルです。
もう一度洞門を挟んで最後に弥栄1号トンネルです。
これでトンネル連続区間が終わります。
大竹までの距離のみが表示されるようになりました。
弥栄ダムのダム湖・弥栄湖の湖畔を進みます。
飯谷トンネルの入口です。
おにぎり
弥栄湖に架かる飯谷2号橋を渡ります。
八丁トンネルの入口です。
急勾配の下り坂が続きます。
前方にちらっと弥栄ダムが見えています。
安条トンネルの入口です。
山陽新幹線と立体交差します。
大きな砕石場が正面にあります。
だいぶゴール地点が近づいてきているはずなのですが、まだ下りが続きます。
おにぎり
防鹿トンネルの入口です。
山陽道と立体交差します。
油見トンネルの入口です。
油見トンネルを抜けると一気に大竹の市街地へと入っていきます。
おにぎり
JR山陽本線に架かるみどり橋を渡ります。
終点を表すおにぎり
ゴール地点の、みどり橋東詰交差点です。
国道186号の終点に指定されている交差点です。
ここでは国道2号が左右に伸びています。国道2号は既に走行可能な路線です。
国道指定当初から延伸されているということもあり、国道1期生の割には切って張って感が強い国道でした。
終点の場所はそんなに違和感がありませんが、起点は突っ込みどころ満載でしたね(笑
また、古い設計のまま改良されていない区間も多く、やや走りにくいところが多いということでだいぶ疲労がたまってしまいました。
単純に中国山地を突っ切って南北に結んでいるのではなく、広島県内ではだいぶ中国道に並走している区間がありましたので、余計に長く感じたのかもしれません。
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
なし
No.146(国道314号)へ No.148(国道185号)へ
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