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昨日の国道176号走破に引き続き、今日は1本の国道を走行しました。
国道482号(順走・京都府宮津市⇨鳥取県米子市)
中国地方初上陸です。
さて、今日走行した国道482号は、300kmオーバーの長距離路線だとか、総延長332kmのうち重用延長141km と3分の1以上が上位路線との重複区間だとか、越えた峠の数を覚えてないぐらい多いだとか、かなり盛りだくさんのネタに事欠かない国道でした。
しかし、ここで唯一触れておきたいのは、令和生まれの酷道、令和の酷道とも言える区間を有していることです。
1993年の国道指定時には不通区間が4か所あったといわれているのですが、最後の不通区間が今年の5月25日に開通しました。開通して新しく国道482号となった区間が酷道ですので、私は令和の酷道と呼んでいます。
開通時のプレスリリースはコチラ(PDF)です。
もともとあった町道将来の国道482号と編入するために、2001年から舗装工事をやっていたのですが、2004年の台風で通行止めになってしまい、一度開通事業が頓挫してしまったようなのです。
2013年から開通事業が再開され、2019年5月に開通という運びになり、最初の事業開始から18年という長い時を経てようやく開通したということです。まさに執念ですね。
もともとの町道はかなりの狭隘路で、ほとんど舗装したり法面の補強工事をしたりしただけというような感じですので、令和の時代になって新しい酷道が産声を上げました。
国道349号や国道421号の詳細レポートでも触れたように、酷道区間は線形改良工事やバイパス建設が進められていることもあり、年々その数を減らしていく一方だと思っていたのですが、こういったところで酷道が新しく誕生するというのを目の当たりにすることができました。非常に感慨深いです。
既に令和の酷道を走行した動画がYouTubeなどに上げられていたりしますが、これから数多くの酷道マニアがここを訪れるのでしょう。
ここは令和の酷道・兵庫県側の入口の様子です。
舗装が結構新しい酷道というのは、すごく違和感がありましたね。
令和の酷道の様子はドラレコカメラでとらえていますので、詳細レポートでお見せできればと思っています。
さて、この看板の左方向に橋が見えているのですが、ここもまだ国道482号に指定されているようなのです。ほとんど廃道のような状態で、物好きしか入っていかないと思いますが、こちらも道があるところまで走ってみました。
もはや秘境のような雰囲気が漂っています。
道路には苔が生い茂っていたり、木の枝がそこら中に落ちていたり、上から枝がぶら下がっていたりと、かなりひどい状態です。
ここが、道が途切れているところの様子です。完全に探検ですね。
ガードレールがない箇所も多いので、腕に自信のない方は危険ですので行ってはいけない場所です。
さて、今回の走行で、走行済み+走行可能路線が距離ベースで半分を超えました。また走行済み路線は距離ベースで10%を超えました。
先はまだまだ長いですね。
それでは、また。
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