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秋の東北遠征も6日目を迎え、最終日となりました。今日は国道を2本走行しました。
国道343号(順走・岩手県陸前高田市⇨岩手県奥州市)
国道48号(順走・宮城県仙台市⇨山形県山形市)
国道343号
1本目に走行した国道343号は三陸海岸南部の陸前高田市と内陸南部の奥州市を東西に結ぶ路線です。
起点の祈念公園交差点のすぐそばには、「道の駅 高田松原」があります。
何度かこの道の駅に立ち寄っていますが、今回はじっくりと東日本大震災の遺構を見学する時間が取れたので、改めて紹介します。
奇跡の一本松です。
「道の駅 高田松原」はその名の通り、海岸線に沿って数多くの松が立ち並んでいたことから、このように呼ばれるようになりました。
しかし、東日本大震災の津波によりほとんどの松が流されてしまい、生き残ったのがこの1本だけだったことから「奇跡の一本松」と呼ばれるようになりました。
この最後に残った松も海水にさらされてしまったことから、実際には枯死してしまっているようで、現在では最先端の技術により、当時のまま自立した形で保存されています。
この奇跡の一本松を津波から守ったといわれているのが、手前にある陸前高田ユースホステルです。
鉄筋コンクリートの建物がこのように崩れてしまっていることからも、津波の破壊力の凄まじさが伝わってきます。
堤防の上に上がってみました。
海岸線沿いには新しく松が植えられています。
まだまだ小さいですが、いつかは立派に成長し、高田松原が復活するのでしょうか。
奇跡の一本松から、気仙川を挟んで対岸には気仙中学校の校舎が残されています。
近くまで行ってみます。
内部は荒れ果てているものの、校舎は津波にも耐え原形をとどめています。
この中学校では死者が出なかったということですので、この立派な校舎が教師や生徒たちを守ってくれたのでしょう。
さて、国道343号は海岸沿いから内陸部へと登っていくため、非常に険しい道のりになっています。
最も険しい個所は、このように九十九折やループ橋などを駆使して一気に高度を上げていきます。
よくもまあ、こんな道を造ったものですね。
2本目の国道48号は仙台から出発ですので、奥州から仙台までは国道4号を使って110kmほど南下していきます。
今日走った2本の国道よりも国道4号での移動の方が距離が長かったので、国道4号の印象ばかりが強烈に残っています(笑
国道48号
2本目に走った国道48号は仙台と山形を東西に結びます。
今年の5月に走った国道286号も仙台と山形を結ぶ路線でして、起点は全く一緒、終点はすぐ近くという形です。
国道286号は2つの都市を直線的に結ぶものの、笹谷峠越えが酷道になっているため、一般の方には全くお勧めできないルートです。
既に詳細レポートも公開していますので、酷道の様子はこちらをご覧ください。
一方、今日走行した国道48号は、少し迂回するようなルートを取っていて、国道286号よりも10kmほど距離が長いです。
しかし、国道286号の所要時間が2時間強、今日走った国道48号が1時間半強ということで、30分もこちらの方が早く到着します。
仙台の中心部と山形の中心部の間を移動するのであれば、国道286号を利用する価値はほぼありません。
笹谷峠に用事がある、酷道を走りたいということでない限りは、全くお勧めしない道だなと改めて感じました。
一時帰宅を挟んで2週間にわたった秋の東北遠征はこれにておしまいとなります。
まだ、今年の目標が達成されていませんので、引き続き頑張っていきたいと思います。
それでは、また。
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