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本日は、特に国道を走行したというわけではありませんが、国道走破の挑戦に関わる場所に行ってきたので、番外編として紹介します。
まずは、こちらの写真をご覧ください。
何の変哲もない通行止の写真に見えますね。
ここは、新潟県南魚沼市 清水地区にある、国道291号の通行止になっている区間の入口です。
この先にある清水峠を経由して群馬県みなかみ町まで道が通っていたのですが、長らく通行止になっており、現在は通行することができません。
何と通行止になってから既に136年が経過しているということなので、驚きです。
清水峠は1985年(明治18年)9月に国道8号として開通しており、当時は馬車が通行できるように作られた道だったということです。
しかしながら、開通からわずか1カ月後に土砂崩れが発生し、これを修復できないまま数年が経過し、ついには修復を放棄されてしまったということです。
結果、戦後の国道体系では国道291号として指定されたものの、依然として通行できないままになっているのです。
一度は開通した区間であり、行政手続き上は廃道になっていないということもあり、「通行止」という扱いになっているようです。
この区間は100年以上も放置されてしまっていることから荒廃が進み、一部区間は既に自然に還ってしまったとも言われています。
あちこちで道が崩落しているようですので、登山道として利用することもできません。
Webで検索すると清水峠の探検報告が紹介されているページがいくつかヒットしますが、文字通り「探検」になりますので、生半可な登山の知識と装備では通用しないでしょう。
私も登山は完全なる素人ですので、国道走破のために探検するといったことをする予定もありません。
最初の写真の奥の方にはこのように道が続いているように見えますが、それは見える範囲内だけですので、命が惜しければ大人しく引き返しましょう。
この通行止地点の3kmほど手間にはこのような青看板が設置されています。
行先には「清水峠」と書かれていますが、辿り着くことはできません。
軽く詐欺ですね(笑
さて、今回国道291号を走行せずにこのような場所にただ単に訪れただけというのには訳があります。
今日は国道291号を走行するつもりで、色々と計画を立てていたのですが、その最中に下のような情報を見たことが発端です。
これはJARTIC(公益財団法人日本道路交通情報センター)の画面スクリーンショットです。
この通行止の端点付近の区間は、走行できるはずなのに地図上では通行止と表示されているのです。
先ほど紹介した通り、清水峠が通行止になっているのは知っていたので、迂回して通行可能区間のみを走行しようとするつもりでした。
しかしながら、通行止区間の入口までたどり着けないとなると話は違ってくるなと思い、現地調査のために今回はここまでやってきたというわけです。
群馬県側を走行してからやってくるということも考えました。しかし、国道291号の群馬県区間も諸事情により非常に面倒なことになっており、そこをクリアしてから清水地区にやってきて、やっぱり走行できませんでした。。というオチになってしまうと単なる骨折り損のくたびれ儲けになってしまうなぁということで、今回は現地調査だけにとどめることにしたというわけです。
結果として、群馬県区間を走行しても問題なかったことはわかりましたが、楽しみは後に取っておきましょうということで、国道291号はまたの機会にきちんと走破したいと思います。
ちなみに、群馬県区間の「諸事情」というやつは、実際に走破した際に紹介することになります。
それでは、また。
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