国道204号 路線DATA
- 総延長:161.5km
- 重用延長:1.2km
- 実延長:160.3km
- 現道:157.1km
- 起点:佐賀県唐津市 唐津市瀬田原交差点
- 終点:長崎県佐世保市 佐世保市役所前
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2021年5月7日
- 走行時間:3:42:36
- 平均時速:42.7km/h
- 方向:順走
この日は前日の国道203号走行に引き続き、国道204号を走行しました。
国道204号は佐賀県第二の都市唐津と長崎県第二の都市佐世保を結ぶ路線です。
この二つの都市間を一般道で素直に移動しようとすると、国道202号と国道498号経由のルートで47km・1時間強で移動できてしまいます。
ところが国道204号を全線トレースしようとすると、その3倍以上の158km・4時間弱をかけて移動することになってしまいます。
上の地図を見てもらえればその原因は一目瞭然でしょう。
国道204号は玄界灘に沿ったルートになっていて、とにかく遠回りのオンパレードです。唐津⇒伊万里、伊万里⇒佐世保の2つの大回りだけでなく、ちょくちょくと遠回りを余儀なくされており、間違いなくこれを全線トレースする人は国道趣味の同業者だけです(笑
入り組んだ海岸線に沿った線形になっているので、とにかくカーブと起伏が多く、走りにくいことこの上ない道でした。
狭隘路は点在するものの、大半の区間で片側1車線が確保されており、酷道と呼ぶほどではないのが唯一の救いでしょうか。
今回はこの道を順走します。
走行レポート
スタート地点の唐津市瀬田原交差点です。
今回走行する国道204号の起点に指定されている交差点です。
南側から交差点に進入し、北上してのスタートです。
ここでは国道202号が右方向から手前方向へと進んでいきます。
また、この交差点を終点として国道382号が正面方向から接続してきます。
国道202号は既に走行可能な路線です。
また、これで新たに国道382号が走行可能になりました。
おにぎり
波戸岬、呼子、七ツ釜までの距離が表示されています。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
唐津の市街地を抜け、片側1車線に減少します。
快走路を進んでいきます。
唐房入口交差点を湊方面へと右折します。
黄色のラインが目印です。
さらに左折します。
この先でセンターラインが消失します。
県道の方が立派な道です。
国道204号経由でも呼子に行くことはできますが、実際に呼子へ行く場合、県道を利用する方が一般的だと思われます。
このように、「あれ?国道を走らない方がよいのでは?」と思わせるルート、線形になっているのは、国道204号の真骨頂であるともいえます。
しかもこの辺りはまだ単なるジャブでしかありません(笑
唐房地区の狭い路地を進んでいきます。
センターラインが復活しましたが、幅員は狭めです。
唐津湾岸に出てきました。
唐津湾に沿って進みます。
湊地区に入ってきました。
湊地区を通過していきます。
再び海沿いに出てきました。
小刻みにカーブするやや走りにくい線形の道が続きます。
旧鎮西町に入ります。
おにぎり
旧呼子町に入ります。
呼子はイカが有名な街でして、個人的には呼子のイカを食べに、頻繁に足を運んでいたりします。
唐津経由で行くことが大半ですが、国道204号のルートで来たのは初めてです(笑
おにぎり
持山交差点で国道382号が右方向へと進んでいきます。
国道204号は玄界、波戸岬方面へと直進ですので、ここでおわかれです。
この先は単独区間になります。
旧呼子町の市街地を通過していきます。
高尾橋交差点を鎮西、呼子大橋方面へと大きく右に曲がります。
青看板の角度は遠慮気味に書かれており、ほぼUターンするぐらいの角度で曲がります。
また、唐津、鎮西などすでに通り過ぎたはずの地名が行先として再登場しています。
国道204号を走っていると自分がどこに向かっているのかを見失ってしまいがちです。
ほぼUターンしました。先ほどまで右側の川の対岸を走っていました。
さらにこの交差点を名護屋城跡、呼子大橋方面へと大きく左に曲がります。
おにぎり
急勾配の坂道を登っていきます。
おにぎり
伊達政宗陣跡交差点を通過します。
伊達政宗は東北地方の武将なのに、なぜその名前がここに?と思われるかもしれません。
その答えはもう少し進んだ先にあります。
名護屋浦に架かる名護屋大橋を渡るところで、再び旧鎮西町域に入ります。
「名護屋」の地名でピンとくる方もいるのではないでしょうか?
「道の駅 桃山天下市」を通過します。
名護屋城跡交差点を通過します。
先ほど紹介した「伊達政宗陣跡」がなぜここに?という問いの答えがこちらになります。
この名護屋城は豊臣秀吉による朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の際に拠点として築城されたものです。
周辺には朝鮮出兵に参加した各地の武将の陣跡があり、先ほどの伊達政宗陣跡もそのうちの一つというわけです。
名護屋城周辺の地図を見るとそこかしこに陣跡があり、錚々たるメンツが揃っています。
当時の豊臣秀吉の権勢がいかに絶大なものであったのかを、推し量ることができます。
名護屋城跡の入り口前を通過します。
城山トンネルの入口です。
おにぎり
外津浦に架かる外津大橋を渡ります。
この橋を渡るところで、玄海町に入ります。
突き当りの交差点を伊万里、唐津方面へと左折します。
この交差点の右方向には玄海原発があります。
玄海原発が立地する玄海町は、周囲を唐津市に囲まれる形になっています。
周辺の自治体が軒並み唐津市に吸収合併される中、この玄海町だけが存続しているというのは、ひとえにこの原発のおかげであるとも言えるでしょう。
財政的な意味で。
とはいえ、東日本大震災以降、日本国内における原発の立ち位置は大きく変わってしまったので、現在の玄海町の財政状況は不明ではあります。。
日本全国を見渡してみると、原発立地自治体のみが平成の大合併を経て存続しているといったケースは非常に多いです。
このように日本全国を車で巡っていると、そういった現実を目の当たりにすることがよくあります。
住宅地を通過していきます。
おにぎり
おにぎり
前方に仮屋湾が見えてきました。
おにぎり
牟形トンネルの入口です。
再び唐津市に入ります。
これは国道204号のルートが悪いのではなく、玄海町が唐津市に囲まれて存続していることが原因ですね。
カーブが多く、起伏にとんだ線形が続きます。
おにぎり
古保志気交差点を伊万里、唐津方面へと左折します。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
ここにも唐津市のカントリーサインが設置されています。
旧肥前町域から平成の大合併以前からの唐津市域に入ったのだと思われます。
この辺りは完全にスタート地点に戻るような形で進んでいます。
唐津市から出て唐津市に戻ってくるというこの状況は、完全に国道204号のルートが原因です。
おにぎり
道路が建設中です。
突き当りの交差点を伊万里、福島大橋方面へと右折します。
この交差点で起点に最も接近します。
ここまで51.6kmの道のりを約70分かけてやってきています。
一方、この県道33号経由だとわずか7.7kmの道のりでして、平均時速が30km/hだったとしても15分あれば悠々到着できるレベルの距離です。
いかに大回りのルートになっているかがお分かりいただけることでしょう。
まあここまでの区間はものすごく分かりやすい一例として紹介しただけでして、もう少し細かく見ていくと何でこのルートなのか首をかしげるような区間が、これまでもこの先もいくつもあります。
それだけ国道204号を全線トレースするという行為が、常軌を逸したものであるということですね。
ちなみに、唐津⇒伊万里は県道33号⇒国道204号ルートではなく、国道202号ルートの方が一般的で距離・移動時間ともに短い、、、などということを考えながら走ってはいけません(笑
相変わらず左右・上下に振られる線形が続きます。
伊万里市に入ります。繰り返しになりますが、唐津から伊万里はこんなに遠くありません。
国道202号ルートであれば40分程度で、両方の市街地を行き来できてしまいます。
九十九折で一気に下ります。
おにぎり
おにぎり
この交差点を伊万里、福島方面へと道なりに右方向へ進みます。
おにぎり
センターラインが消失しました。
十分離合できるものの見通しが悪い道が続きます。
おにぎり
おにぎり
センターラインが復活します。
酷道というほどではありませんが、対向車には注意しながら走行すべき区間です。
波田津地区を通過していきます。
福島へと渡る福島大橋の入口を通過していきます。
おにぎり
福島大橋の入口を通過したので、代わりに平戸までの距離が表示されるようになりました。
また、伊万里市街の表記が伊万里に戻っています。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
左側で道路を建設しているようでした、線形改良をする予定なのでしょうか。
おにぎり
黒塩交差点で接続する臨港道路は伊万里湾大橋を経由して伊万里湾の対岸へと行くことができます。
国道204号は伊万里の市街地を経由して、この伊万里湾をぐるっと回るルートになっていますので、臨港道路はこれをショートカットできるというわけです。
この臨港道路は国道でも何でもありませんので、今回は利用することができません。
おにぎり
木須町交差点を佐世保、有田方面へと右折します。
ここでは左方向に国道204号BPが伸びていますが、起点側では現道に接続していません。
おにぎり
松浦鉄道の跨線橋を渡ります。
国見台西交差点を佐世保、有田方面へと右折します。
ここでは国道202号と国道498号が左右に伸びていて、重複します。
この先は国道202号、国道498号の3路線重複区間となります。
国道202号、国道498号はいずれも既に走行可能な路線です。
さて、国道202号とは起点で接続しています。
ここまで70km・100分ほど走行しています。
一方、国道202号ルートでは26kmでして40分ほどでここまでやってくることができてしまうのです。
もはや国道204号を全線トレースするには、感情を捨て去ってしまわなければならないレベルです。
国道を走るマシーンとして無心で走るしかありません。
国道202号のおにぎり
国道202号との重複区間に入り、佐世保と有田までの距離が表示されるようになりました。
佐世保は今回のゴール地点がある街です、、、が、これに国道204号を走破しようとしている者が、こんなまやかしにかどわかされてはなりません。
2連おにぎり
二里大橋交差点を平戸、松浦方面へと右折します。
国道202号は左方向、国道498号は正面方向へと伸びていくので、ここでおわかれです。
また、この交差点を終点として右方向から国道383号が接続してきます。
したがって、この先は国道383号との重複区間になります。
これで新たに国道383号が走行可能になりました。
さて、今回の私の目的地は佐世保なのですが、なぜか自分が進もうとしている方向にだけ「佐世保」の文字がありません。
おかしい。こんなことがあってはなりません。
精神衛生上よろしくありませんが、それぞれのルートで終点の佐世保市役所前までの距離と予測所要時間を見てみたいと思います。
国道498号:22.3km 約35分
国道202号:27.7km 約50分
国道204号:76.6km 約2時間
もう、帰ってもいいですかね?
おにぎり
冗談はさておき、引き続き淡々と国道204号を走行していきます。
おにぎり
松浦鉄道と立体交差します。
おにぎり
伊万里湾をショートカットしてくるルートとの合流になります。
ここで右車線が右折専用レーンとなり、片側1車線に減少します。
おにぎり
おにぎり
松浦鉄道と並走します。
おにぎり
国道497号にも指定されている西九州道の山代久原IC入口を通過します。
走行日時点では、ここから平戸方面のみが供用されていて、伊万里市街、唐津方面は未供用でした。
国道497号は既に走行可能な路線です。
おにぎり
松浦鉄道と並走します。
おにぎり
おにぎり
平戸と松浦までの距離が表示されるようになりました。
長崎県に入ります。
県境の街は松浦市です。
おにぎり
海沿いに出てきました。
今福交差点を佐世保、平戸方面へと右折します。
直進すると国道497号にも指定されている西九州道の今福ICに接続します。
今福地区の市街地を通過していきます。
松浦市に入ったので、代わりに佐世保までの距離が表示されるようになりました。
佐世保は今回のゴール地点がある街です。
佐世保が表示されるようになったものの、まだこの地点であれば伊万里まで引き返して国道498号を利用した方が近道かもしれません。
海岸線沿いを進みます。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
国道497号にも指定されている西九州道と立体交差します。
この交差点を右折するように青看板には書かれていますが、直進方向も国道204号に指定されたままになっているようでしたので、ここでは直進します。
右方向に進むと西九州道の松浦ICがあり、そこから松浦バイパスが伸びています。
この交差点を平戸、田平方面へと右折します。
松浦市の市街地を通過していきます。
松浦鉄道と立体交差します。
建設中の西九州道の橋桁です。
国道497号走行のため、開通を待っているのですが、完成までにはまだまだ時間がかかりそうです。
松浦バイパス入口交差点でBPと合流します。
また、この交差点の右側に「道の駅 松浦海のふるさと館」があります。
ここからは佐世保ではなく、田平までの距離が表示されています。
おにぎり
前方に松浦火力発電所が見えています。
松浦鉄道と並走します。
おにぎり
おにぎり
御厨地区の市街地を通過していきます。
おにぎり
平戸市に入ります。
おにぎり
旧田平町域に入っているので、再び代わりとして佐世保までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
前方に平戸島へと渡る平戸大橋が見えてきました。
平戸大橋入口交差点を佐世保、江迎方面へと左折します。
国道383号は右方向へと進んでいくので、ここでおわかれです。
単独区間に戻ります。
平戸へのルートから外れたので、代わりに江迎までの距離が表示されるようになりました。
平戸と長崎までの距離が表示されています。
おにぎり
おにぎり
「道の駅 昆虫の里たびら」を通過します。
佐世保市に入ります。
ほとんど消えかけているカントリーサインには、「江迎町」と表示されていますが、江迎町は2010年に佐世保市へと編入されています。
佐世保市は今回のゴール地点がある街です。
こちらには立派なカントリーサインが設置されていました。
急勾配で下っていきます。
おにぎり
ほとんど線路は見えていませんが、左側の松浦鉄道と並走します。
江迎川に沿って進んでいきます。
旧江迎町の市街地を通過していきます。
旧江迎町に入ったので、代わりに吉井までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
おにぎり
一応この日は聖火リレーのルートとは被らないように気を付けていました。
旧吉井町域に入ります。
旧吉井町の市街地を通過していきます。
旧吉井町域に入ったので、代わりに佐々までの距離が表示されるようになりました。
佐々町に入ります。
こちらは佐世保市には編入しておらず、現在も存続している自治体です。
周辺の町村が佐世保市の軍門に下る中、独立して存続することを選択した気概がある街のようです。
おにぎり
佐々川と並走します。
この交差点を佐世保方面へと道なりに左へ進み、佐々川を渡ります。
おにぎり
佐々町の市街地を通過していきます。
おにぎり
佐々町に入ったので、佐世保までの距離のみが表示されるようになりました。
国道497号にも指定されている西九州道と立体交差します。
これで正真正銘、佐世保市に入ります。
佐世保市は今回のゴール地点のある街です。
唐津から佐世保までだいぶ遠回りをしましたが、ようやくゴールが見えてきました。
国道497号にも指定されている西九州道と立体交差します。
本山トンネルの入口です。
片側2車線に増えます。
佐世保市に入ったので、佐世保市街の表記に切り替わりました。
また、佐々町を通過したので、代わりに長崎までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
片側2車線の快走路が続きます。
瀬戸越町交差点で左方向から国道498号が合流してきて、重複します。
この先はゴール地点まで国道498号との重複区間となります。
国道498号は伊万里から直線的にこの交差点までやってくることができるのに対し、こちら国道204号はだいぶ遠回りしてようやっとここまでたどり着きました。
おにぎり
佐世保市街の代わりに佐賀までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
おにぎり
ゴール地点の佐世保市役所前です。
国道204号の起点に指定されている交差点です。
重複していた国道498号もここが終点となっています。
また、ここを終点として正面方向から国道35号と国道206号が接続してきます。
国道35号は既に走行可能な路線です。
また、国道206号は走破済みの路線です。
ここまでの道中で散々紹介してきたので、改めて触れることはしませんが、大回りで本当に疲れました。
走行日も、記事執筆時も(笑
今回はここまでです。
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