国道486号 路線DATA
- 総延長:135.9km
- 重用延長:27.7km
- 実延長:108.2km
- 現道:105.9km
- 起点:岡山県総社市 溝口交差点
- 終点:広島県東広島市 溝迫交差点
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2020年2月23日
- 走行時間:3:33:15
- 平均時速:37.6km/h
- 方向:順走
この日の早朝に走行した国道430号に引き続き、国道486号を走行しました。
国道486号は岡山県総社市と東広島市を東西に結ぶ路線です。国道2号と並行するようなルートを取っていますが、国道2号が倉敷市、福山市、尾道市、三原市の中心部を通るのに対し、国道486号はこれらの都市の北の方を通るようなルートとなっています。
いずれの市内も通るようにはなっていますが、ほとんどが平成の大合併によりこれらの市内に併合された区域に属しており、全然これらの都市を走ったという感覚がありません(笑
特に尾道市の旧御調町域より西側は山奥の集落の中心地を結ぶようなルートとなっており、地図やカーナビでルート検索しても国道486号全線をトレースするようなルートで返ってくることはまずありません。
私はカーナビのルート検索を利用せずにトレースしていますが、ルート検索している場合は、何度も何度もリルートされることになるようなルートを通ります。つまり、かなり大回りのルートで普通は全線トレースするように利用することはないということですね。。
国道2号に比べて交通量は少ないのですが、かなりの遠回りによる時間ロスが無視できないレベルなので、通常は選択されることはないルートでしょうね。
今回はこの道を順走します。
走行レポート
スタート地点の溝口交差点です。
今回走行する国道486号の起点に指定されている交差点です。
国道180号を西側・米子方面から東側から交差点に進入し、右折する形でのスタートです。
ここでは国道180号が前後に伸びています。
国道180号は既に走行済みの路線です。
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井原と倉敷までの距離が表示されています。
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総社大橋東交差点を道なりに井原方面へと斜め左方向に進んでいきます。
総社大橋東交差点を通過すると、高梁川の堤防の上を通る区間に入ってきます。
堤防上の道は信号も少なめで、スイスイと進んでいくことができ、お気に入りです。
川辺橋東交差点を井原、矢掛方面へと右折します。
高梁川に架かる川辺橋を渡ります。
倉敷市に入ります。
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川辺交番西交差点を井原、矢掛方面へと左折します。
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川辺交番西交差点を左折して400mほど先にある交差点を井原、矢掛方面へと右折します。
左側の盛土は道路拡幅工事を予感させます。
井原線と並走する区間に入ってきました。
国道486号から見えた範囲では、井原線は全線高架化されていました。
井原鉄道井原線はいわゆる三セク路線のようで、かなりの距離を高架化しています。
高架化するということは初期投資も維持費もそれなりにかかるはずなのですが、経営的に大丈夫なのだろうかと、他人事ながら心配になってしまいました。
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井原線の吉備真備駅前を通過します。
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しばらく井原線とすぐ横で並走する区間が続きましたが、ここでおわかれです。
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井原線と立体交差します。
左側に小田川が見えています。
今度は小田川の流れに沿って進んでいきます。
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矢掛町に入ります。
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矢掛は宿場町のようです。
かつての山陽道と重なるルートに作られているのがこの付近の国道486号ということなのでしょう。
小田川と並走する区間が続きます。
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矢掛町の中心部付近の脇を通過していきます。
昔の宿場町もこの付近のようです。
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この交差点で小田川の流れからやや離れたルートとなります。
左右に商業施設が建ち並んでいます。
ここでは井原までの距離のみが表示されています。
しばらく離れていた井原線が右側に近づいてきました。
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井原市に入ります。
住宅やら商業施設やらが途切れずに並んでいます。
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井原線と立体交差します。
再び小田川が近づいてきました。
かなり道幅が狭く見えますが、走行日に工事で片側交互通行になっていただけですので、通常時は片側1車線が確保されているはずです。
井原市の市街地に入ってきました。
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ここで片側2車線に増えます。
薬師交差点で国道313号が右側から合流してきて、重複します。
この先は国道313号との重複区間となります。
国道313号は既に走行可能な路線です。
国道313号との重複区間となった後も片側2車線の区間が続きます。
国道313号のおにぎり
井原線との立体交差部にある下出部交差点を右折します。
現道のBPは直進方向なのですが、ここでは旧道を進みます。
旧道区間のおにぎり
ここでは井原線の高架下を進んでいきます。
少し進むと井原線と離れて進んでいきます。
また井原線と並走します。
井原線の列車とちょうどすれ違いました。
単線・1両編成でこの高架を維持できるような利益を得るほどの乗客数は確保できているのか、心底心配になってしまいます。
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広島県に入ります。
県境の街は福山市です。
何の変哲もないところに県境がありました。
通常は川や峠などが県境になっていることが多いのですが、普通の住宅地になっているところで、突然県をまたぐ形になります。
何やら釈然としないまま、広島県へ突入します。
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広島県には入りましたが、景色は変わり映えしません。
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下の補助標識のもみじから広島県らしさを感じ取ることができます。
湯野口交差点を府中、新市方面へと右折します。
国道313号BPが左から接続してきて、旧道との合流ポイントとなっています。
国道313号はさらにこの先は直進方向へと進んでいくので、ここでおわかれです。
単独区間に戻ります。
国道468号の単独区間では、国道313号BPの名残なのか片側2車線になっています。
またまた井原線と並走します。
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青看板には府中と新市までの距離が表示されるようになりました。
距離的には府中"町"ではなく府中"市"を指しているようです。
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JR福塩線と立体交差する陸橋を渡っていきます。
十九軒屋(北)交差点で刻小津182号と交差します。
国道182号は既に走行可能な路線です。
福山の北側を東西に貫く形で片側2車線の区間が続きます。
旧新市町域に入ります。
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旧新市町域に入ったので、代わりに御調までの距離が表示されるようになりました。
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長らく片側2車線の区間が続きましたが、ここで片側1車線に減少します。
拡幅工事中なのか、もともと片側2車線だった道の半分をメンテするためなのか、左側で工事をしています。
この工事が完了したら、片側2車線の区間が延伸されることになるものと思われます。
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府中"市"に入ります。
広島県には府中市と府中町があり、"府中"という言い方をしてしまうと非常に紛らわしいです。
しかも府中市よりも府中町の方が人口や税収が多いという形で市と町の間で"逆転現象"が起きてしまっているということもあり、府中"町"の方が府中"市"よりもメジャーだというおまけつきです。
それもそのはず、府中町はマツダの企業城下町として潤っている街であり、しかも中国地方の政治経済の中心地である広島市に隣接しているという好立地であるのです。
潤沢な税収により、平成の大合併でも広島市と合併することなく、周囲をすっぽりと広島市に囲まれてしまっているような状態で存続しているというとても力のある町が府中町なのです。
一方、ここ府中市は広島県第二の都市・福山に隣接してはいるものの、高度成長期以降慢性的な人口減少が続いており、斜陽都市といった感が否めないです。
街の名前だけで見れば格上のはずなのですが、実態は伴っていないという何とも残念な街です。
県内に同じ名前の自治体があり、そちらの方が栄えてしまったという不幸に見舞われてしまっていることが残念に感じられる原因だとは思います。
実際、府中町がなければこうやって比べられることはなく、府中市自体がそこまで残念なわけではないはずなのですが、やはりどうしてもこの残念感を拭うことはできませんね。
さらに全国に目を広げると、東京都にも府中市があります。
「府中市はどこ?」と聞かれると、東京だと答える日本人が大半なのではないでしょうか。
まあ、これも律令時代の国府をあらわす「府中」という一般名詞を街の名前に使ってしまったということが、そもそもこの不幸の発端と言えますね。
備後府中市という名前にでもしておけば、この不幸は回避できたのかもしれません。
府中市に入ると再び片側2車線に増えます。
しかしながら数百メートル進むと片側1車線に減少してしまいます。
府中市は家具で有名な街で、こんなお店もあるようです。
府中市に入ったので御調までの距離のみが表示されるようになりました。
道の駅 びんご府中付近
道の駅の名前にはあいまいさ回避のための策が講じられています。
アンダーパスにてJR福塩線と立体交差します。
標識ではやたらと複雑な交差点に見えますが、ひとまず道なりに進めばよいので、特に迷うことはありません。
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芦田川沿いに出てきました。
少しの間だけ芦田川の流れに沿って進んでいきます。
JR福塩線の踏切を渡ります。
今度は芦田川の支流の御調川との並走区間がしばらく続きます。
新たに三原までの距離が表示されるようになりました。
御調川に沿って進んでいきます。
尾道市に入ります。
ここは旧御調町域です。
御調は「みつぎ」と読むなかなかの難読地名です。
おにぎり
おにぎり
尾道道と立体交差します。
尾道道の尾道北IC入口付近です。
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新花尻橋交差点を尾道、世羅方面へと左折します。
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大田交差点で国道184号と交差します。
国道184号は既に走行可能な路線です。
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道の駅 クロスロードみつぎ付近
尾道市の旧御調町域に入ったので、代わりに久井までの距離が表示されるようになりました。
都市部を離れ、田園風景が広がってきました。
おにぎり
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三原市に入ります。
スタート地点から平坦な道が続いてきましたが、徐々に登り坂になってきました。
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徐々に勾配もきつくなってきます。
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山陽道と立体交差します。
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再び山陽道と立体交差します。
線形は緩やかではありますが、着実に標高を上げていきます。
ここで登り坂は一段落します。
久井までの距離が表示されなくなり、新たに大和までの距離が表示されるようになりました。
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三原インター入口交差点を東広島、大和方面へと右折します。
正面の直進方向は山陽道の三原久井IC入口へと進みます。
さらにすぐ先の交差点を東広島、大和方面へと左折します。
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急勾配の登り坂になります。
森の中を進んでいきます。
三原市の旧久井町域に入ります。
山陽道と立体交差します。
さらに登っていきます。
再び山陽道と立体交差します。
山陽道は一直線に駆け上がっていくのに対し、国道486号は蛇行しながら登っていく形になっています。
登り切って高台に出てきました。
おにぎり
おにぎり
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田畑が広がっています。
広島県では、茶色の屋根瓦の家が多く建っています。
急勾配で登っていきます。
この辺りでも見渡す限り茶色い屋根瓦の家屋が多いです。
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三原市の旧大和町域に入ります。
今度は下ります。アップダウンが繰り返されます。
ここでも茶色の屋根瓦ばかりです。
茶色以外の色の家屋はぽつりぽつりとある程度です。
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突き当たりのこの交差点を東広島、豊栄方面へと右折します。
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立派な日本家屋の住宅がここまで多いと壮観ですね。
しかも茶色の屋根瓦で統一されているので、より一層景色が引き立ちます。
ここを左折した方向はフライトロード(広島県道49号)と呼ばれており、広島空港へ向かうことができます。
広島空港は広島市内からかなり離れた山の上にあります。
東京から広島への移動の際に新幹線と飛行機の比較で、新幹線に軍配が上がりそうになってしまうほどの僻地です。
おにぎり
おにぎり
どんどん登っていきます。
集落が一望できますね。
和木交差点で国道432号と交差します。
国道432号は既に走行可能な路線です。
ここまでの風景と異なり、住宅が密集しています。
住宅の密集ポイントはすぐ終わり、また元の風景に戻ります。
おにぎり
おにぎり
この交差点を道なりに東広島、豊栄方面へと斜め右方向に進みます。
東広島と豊栄までの距離が表示されるようになりました。
東広島は今回のゴール地点がある街です。
三原市に入ってから交差点前の青看板では、東広島の文字が表示されるようになっていましたが、距離表示の青看板での表示はここが最初です。
下り坂や平坦な道もあるものの、基本的には登りの区間が大半を占めていて、標高が上がっていく傾向にあります。
東広島市に入ります。
東広島市は今回のゴール地点がある街です。
急勾配で登っていきます。
また開けたところに出てきました。
だいぶ山奥のはずですが、集落がそこかしこに点在しています。
やはり茶色の屋根瓦の家屋が大半を占めていますね。
清武交差点を東広島、福富方面へと左折します。
ここでは国道375号が左右に伸びていて、重複します。
ここから先は国道375号との重複区間となります。
国道375号は既に走行可能な路線です。
旧豊栄町の中心部を通過していきます。
国道375号のおにぎり
乃美交差点を東広島、福富方面へと左折します。
旧豊栄町域に入ったので、代わりに福富までの距離が表示されるようになりました。
おにぎり
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東広島市の旧福富町域に入ります。
旧福富町域に入ったので、東広島までの距離のみが表示されるようになりました。
旧福富町域に入る直前辺りから下り基調の道になります。
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ここでは右方向に国道375号の福富BPが伸びていますが、建設中のため反対側では現道と接続していません。
ここでは現道を進むため、道なりに東広島方面へと斜め左方向に進みます。
大半のバイパスがそうなのですが、バイパスが全線開通されるタイミングで、交差点の作りが変えられ、バイパス方面へ向かう道が道なりに付け替えられます。
恐らくこの交差点も福富BP全通時に、この交差点の道なり方向の付け替えが行われるものと思われます。
道なりの方向付け替えは、ほとんど違和感なく行われます。
不自然なスペースが生まれることもありますが、うまく歩道でごまかしたりするので、詳しい人でないと気付きにくいという謎の技術です(笑
旧福富町の中心部付近を通過していきます。
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やや下り勾配がきつくなってきます。
おにぎり
おにぎり
下り坂が一段落して、登り坂に入っていきます。
東広島市の旧高屋町域に入ります。
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旧高屋町域に入る手前から登りの区間がかなり長く続いていましたが、ここから一気に下ります。
急勾配で下っていきます。
対向車線には登坂車線が増えています。
急勾配の下り坂が終わるとアップダウンを繰り返すようになります。
ここで片側2車線に増えます。
山陽道の西条IC入口付近です。
この先で山陽道と立体交差します。
東広島の市街地と山陽道との間でアクセスするために片側2車線に広がったようです。
おにぎり
東広島の中心部である旧西条町域に入ったため、代わりに呉と黒瀬までの距離が表示されるようになりました。
JR山陽本線と立体交差する陸橋を渡ります。
ここでは国道2号までの距離も表示されています。
円城寺入口交差点を東広島市街方面へと右折します。
国道375号は直進方向へと進んでいくので、ここでおわかれです。
単独区間に戻ります。
久しぶりに国道486号の文字を目にすることになります。
国道486号のおにぎり
青看板には岩国と広島が表示されています。
ここまで国道486号の青看板はせいぜい30kmほど先の地名までしか表示されてきませんでしたが、ここにきて大都市の地名のみが表示されるようになります。
もともとはこの区間は国道2号に指定されていたことが、その理由であると思われます。
西条BPの全通により国道2号のルートは変更されてしまい、旧道は県道降格、もしくは国道486号に振り替えになっています。
その国道486号への振り替え区間を走行しているのです。
何気ない看板の表示からこのような歴史を感じることができるのが、国道趣味の醍醐味の一つですね。
さらに、左右の呉と三次のところも不自然にシールが貼られた跡があります。
こちらはおそらく、国道375号の旧道が市道に降格したので、シールを貼って対応した跡なのでしょう。
下関、岩国、広島までの距離が表示されるようになりました。
233km先の地名が国道486号の文字とともに表示されることには違和感しかありませんね(笑
西条は古くから日本酒の製造が盛んで、兵庫・灘、京都・伏見と並んで日本の三大酒処に数えられます。
酒蔵通りには数多くの酒蔵が並んでいます。
東広島の中心部はかなり混みあっていてノロノロ進んでいく感じでした。
国道2号のBPが作られたのにも納得です。
おにぎり
中心部へと向かう対向車線は大渋滞です。
おにぎり
東広島市の八本松町域に入ってきました。
旧八本松町域に今回のゴール地点があります。
さすがに八本松町と西条町などの合併は古すぎて、カントリーサインは設置されていませんでした。
平成の大合併で吸収された町のカントリーサインが残されているのだと思われます。
おにぎり
右側にJR山陽本線が見えています。
八本松駅を過ぎたあたりです。
ゴール地点の溝迫交差点です。
国道486号の終点に指定されている交差点です。
ここでは国道2号が左方向から正面方向へと伸びています。
国道2号は既に走行可能な路線です。
起点の総社から尾道市の旧御調町域まではかなり平坦な道のりでしたが、御調を越えたあたりから、勾配がきつくなるという二面性を持った道でした。
流れが悪いのは東広島市内の単独区間のみで、全体的に順調に流れていた印象です。
ルートとしては元々あった道を無理やりつなげて一本の国道としている感じが強く、距離の面での無駄が多いため、国道2号の代替手段とするのは難しそうだなという感じでした。
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
なし
No.85(国道430号)へ No.087(国道375号)へ
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