国道372号 路線DATA
- 総延長:99.0km
- 重用延長:1.5km
- 実延長:97.4km
- 現道:87.9km
- 起点:京都府亀岡市 加塚交差点
- 終点:兵庫県姫路市 下寺町交差点
- 交差する国道:
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走行DATA
- 走行日:2020年2月22日
- 走行時間:2:26:49
- 平均時速:36.7km/h
- 方向:順走
この日は前日の国道367号走行に引き続き、国道372号を走行しました。
国道372号は京都市の西に位置する亀岡市から神戸市の西に位置する姫路市をつなぐ路線です。
内陸部を直線的に結ぶ道で、盆地に広がる街を次から次へとつないでいくようなルートを取っています。
阪神淡路大震災の際には、瀬戸内海側の通行が寸断されてしまったため、京都と姫路の間における国道2号や高速道路の代替路として活躍しました。その影響もあってか、ほぼ全線が快走路に改良されており、しかも大きな都市を経由しないため信号機の設置頻度が少ないため、かなり高めの平均時速となります。
国道9号と組み合わせることによって、名神高速の天王山トンネル~吹田JCTや中国道の宝塚西トンネルといった渋滞の名所を迂回することができます。渋滞がひどいときには、所要時間で見ても遜色ないレベルになるのではないでしょうか。
ただ、本記事執筆時点においては新名神の高槻~神戸間が開通しており、名神高速と中国道の渋滞は、開通以前と比べればかなり解消されています。
したがって現在においては渋滞回避ルートの役割よりも、高速料金節約ルートとしての役割の方が大きいのかもしれませんね。
今回はこの道を順走します。
走行レポート
スタート地点の加塚交差点です。
今回走行する国道372号の起点に指定されている交差点です。
交差点の東側から進入して西進する形でスタートします。
ここでは、国道9号が左右に伸びています。
また、この交差点を終点として国道423号が左方向から接続してきています。
したがって、国道423号との重複区間としてスタートすることになります。
国道9号と国道423号は既に走行可能な路線です。
前日の晴天と打って変わって、この日は雨天の国道走行となりました。
篠山と池田までの距離が表示されています。
おにぎり
重利交差点を篠山、京都縦貫道方面へと右折します。
重複していた国道432号は直進方向へと進んでいくので、ここでおわかれです。
この先は初めての単独区間となります。
また、重利交差点では国道478号にも指定されている京都縦貫道と立体交差します。
重利交差点を左右に進むと、それぞれ京都方面と福知山方面の亀岡IC入口へと進むことができます。
これで新たに国道478号が走行可能になりました。
おにぎり
国道423号とおわかれしてルートが変わったため池田に代わって社までの距離が表示されるようになりました。
右側に見えている高架が国道478号に指定されている京都縦貫道です。
重利交差点から600mほど進んだ先にある交差点を社、篠山方面へと左折します。
直進方向に進むと亀岡ICから京都縦貫道の福知山方面に乗ってしまいます。
京都縦貫道(国道478号)とはここでおわかれです。
おにぎり
農地の間を通り抜けていく感じの道になりました。
おにぎり
右側の道路沿いにあるのはバス停の待合所のようです。
やたらと装飾が凝っていますね。
おにぎり
快走路が続きます。
おにぎり
湯の花温泉の温泉郷の付近を通過していきます。
これまで開けた地形でしたが、両側の山が迫ってきて、谷間を抜けていくような地形に変わりました。
ゆったりと登っていく区間に入ってきました。
おにぎり
おにぎり
平坦な道に戻りました。
おにぎり
宮前交差点で左側から国道477号が合流してきて重複します。
この先は国道477号との重複区間となります。
国道477号は既に走行可能な路線です。
距離表示の青看板では国道372号と国道477号のおにぎりが串刺しになっています。
農地が広がっています。
2連おにぎり
2連おにぎり
南丹市に入ります。
2連おにぎり
2連おにぎり
埴生1交差点で国道477号が右方向へと進んでいくため、ここでおわかれです。
国道372号は社、篠山方面へと直進です。
単独区間に戻ります。
おにぎり
南八田交差点を過ぎたあたりから登り勾配がややきつくなります。
左側では国道372号のBPを建設していると思われます。
「大型車離合困難」という看板があるとおりこの先は未改良区間なので、これを整備するために線形改良、もしくはBP建設をしているということでしょう。
これだけの状況証拠が出そろえば、BP建設でほぼ間違いないです。
「大型車離合困難」と言われる通り、未改良区間に入ってセンターラインが消失します。
これまでの快走路と異なり古い設計の線形なのでやや走りにくさはありますが、そこまで気になるほどではありません。
乗用車同士の離合であれば、特に対向車に気を遣うこともないですね。
大型車同士だと離合には苦労しそうな幅員ではあります。
左側の工事区間がここまでで、この先で工事区間と合流します。
未改良区間は大した距離ではありませんでした。
センターラインが復活して快走路に戻りました。
小さな集落の脇を通過していきます。
おにぎり
正面に見えているのは天引トンネルの入口です。
天引トンネルで天引峠を越えており、トンネルを抜けると兵庫県に入ります。
県境の街は丹波篠山市です。
天引トンネルのおかげでほとんどアップダウンがないため、峠を越えた実感がありません。
平坦な道が続きます。
おにぎり
令和元年(2019年)5月に篠山市から丹波篠山市に市名を変更したばかりなので、おにぎりの補助標識の地名が旧市名のまま変更されていません。
おにぎり
おにぎり
枯れ木の並木道が続きます。
おにぎり
安田西交差点を姫路、綾部方面へと右折します。
ここでは国道173号が左右に伸びていて、重複します。
この先はほんの少しの間だけ国道173号との重複区間となります。
国道173号は既に走行可能な路線です。
小野新交差点を姫路、加東方面へと左折します。
国道173号は直進方向に進んでいくので、ここでおわかれです。
単独区間に戻ります。
おにぎり
登り勾配の区間に入ってきます。
大きくカーブしていきます。
登り勾配の区間はすぐ終わり、再び開けた地形に出てきます。
おにぎり
これまでの社と篠山までの距離に代わって、姫路、加東、舞鶴若狭道までの距離が表示されるようになりました。
姫路は今回のゴール地点がある街です。
舞鶴若狭道はおそらく丹南篠山口ICを指しているのだと思われます。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
八上下交差点を姫路、加東方面へと左折します。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
並木道
おにぎり
舞鶴若狭道と立体交差します。
だいぶ雨脚が強まってきました。
ドラレコカメラでも雨粒を捉えることができるようになっています。
波賀野交差点を大阪、姫路方面へと左折します。
ここでは国道176号が左右に伸びていて、重複します。
この先は少しの間だけ国道176号との重複区間となります。
国道176号は既に走行済みの路線です。
国道176号のおにぎり
古市交差点を姫路方面へと右折します。
国道176号は直進方向に進んでいくので、ここでおわかれです。
単独区間に戻ります。
加東までの距離が表示されなくなり、代わりに社までの距離表示が復活しました。
JR福知山線の踏切を渡ります。
山道区間に入ります。
やや勾配はきついですが、快走路になっているので走りにくさはありません。
山道区間はすぐ終わり、再び平坦な快走路に戻ります。
と思ったら、またまた登り勾配がきつくなります。
アップダウンの入れ替わりが激しいです。
おにぎり
登り切って平坦な区間になります。
集落を抜けて登っていきます。
丹波篠山市の中心部を含む盆地はかなり広かったので、平坦な道が長く続くことが多かったのですが、外縁部に来たこともあって、一つずつの平らな地形が狭くなってきました。
平らなところに田畑や集落が広がり、これを抜けると山道になるということを繰り返すようになってきています。
おにぎり
加東市に入ります。
おにぎり
市境が峠だったようで、下り坂の区間になります。
下り勾配はさほどきつくはありません。
おにぎり
兵庫県道311号との交点の辺りに集落が広がっています。
一度ここで下りきるのですが、その先ではまた登り坂となります。
ややきつめの勾配で登っていきます。
すぐに下りに入ります。下りの勾配は緩やかです。
山間の小さな集落を通過していきます。
おにぎり
開けた地形に出てきました。
が、すぐに山道に入って下っていきます。
一気に開けてきました。
ようやく平坦な道が続きます。
日本標準時の子午線を表す標柱が建てられています、、、
が、ここから西に150mずれているのですね。
どうせだったらちょうど東経135°の地点に建てればいいのに、と思ってしまうのは私だけでしょうか。
中国道と立体交差します。
おにぎり
旧社町域に入ったので、代わりに加西までの距離が表示されるようになりました。
木梨交差点を姫路、加西方面へと左折します。
おにぎり
住宅街に入ってきました。
おにぎり
田中交差点で国道175号、国道427号と立体交差します。
国道175号と国道427号は既に走行可能な路線です。
並木道
おにぎり
加古川を渡ります。
おにぎり
山道に入ります。
旧社町の中心部を含む盆地はかなり広かったです。
登りきると今度は高台の平地となります。
加西市に入ります。
加西市に入ると途端に物流倉庫や工場が多くなります。
工業団地の真ん中を突っ切っていきます。
おにぎり
ややきつめの勾配の下り坂になります。
この下り坂もすぐに終わります。
おにぎり
おにぎり
下宮木交差点を姫路方面へと左折します。
おにぎり
住宅地の間を抜けていきます。
おにぎり
工場の数がかなり多く、加西市は企業誘致にかなり力を入れていることが分かりますね。
北条鉄道の踏切を渡ります。
おにぎり
おにぎり
酒蔵の前を通過していきます。
おにぎり
加西市の市街地を抜けて山道に入ってきました。
おにぎり
姫路市に入ります。
姫路市は今回のゴール地点がある街です。
おにぎり
加西市を通過したので、姫路までの距離のみが表示されるようになりました。
残り11kmです。
姫路の中心部は瀬戸内海に近いところにあり、かなり標高も低いところにあります。
まだまだ山々に囲まれた盆地というような風景で、あと10kmほどで姫路の中心部に出られるというのがにわかには信じがたいです。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
山陽道との立体交差部にある交差点を直進するのですが、右方向も国道372号に指定されているようです。
右方向の道は国道372号の支線のようになっていて、その先にある山陽道の山陽姫路東ICの入口へと直結するポイントまでが国道372号に指定されています。
おにぎり
姫路城まで6km
国道312号にも指定されている播但道と立体交差します。
国道312号は既に走行可能な路線です。
おにぎり
姫路の市街地に入ってきました。
姫路までの距離表示の表記が姫路市街に切り替わりました。
おにぎり
おにぎり
おにぎり
市川に架かる新小川橋を渡ります。
新小川橋を渡ると片側2車線に増えます。
姫路の中心部が近づいてきました。
二本松交差点で国道312号現道と交差します。
右側の車線は右折専用レーンになるため、この先は片側1車線に減少します。
おにぎり
JR播但線と立体交差します。
ちょうど列車が通過していくところに遭遇しました。
JR播但線はわずか2両編成のようです。
竹之門交差点をクランク状に姫路城、国道2号方面へと進んでいきます。
青看板の通りに進んでいく感じです。
さらにすぐ先にある五軒邸北口交差点を国道2号方面へと左折します。
おにぎり
ゴール地点の下寺町交差点です。
国道372号の終点に指定されている交差点です。
ここでは国道2号旧道が左右に伸びています。
国道2号は既に走行可能な路線です。
さて、青看板に書かれている通り、国道2号旧道の姫路市内区間は東行の一方通行になっています。
今では国道2号BPができていて、上下双方向での通行が可能なのですが、これが完成するまでの間は1ケタ国道なのに一方通行区間を含んでいて、大阪から北九州方向の全線トレースができないというとんでもない路線です。
国道2号旧道の南の方に逆行の一方通行の市道があり、これが実質的な国道2号下りの役割を果たしているという形になっています。
交通量が多すぎて、物理的に道を二つに分けて無理やり車線数を増やすという荒業の対策をとった結果ですね。
国道2号を走る際には、可能な限り旧道を走ろうとしているので、必然的に走行方向が逆走(北九州→大阪)に限られてしまいます。
距離が短い路線であれば特に気にならないのですが、現道が600km近くに及ぶ距離を遠回りしなければならないというのは、結構つらいものがありますね(笑
まあ実際に走行するのは少し先の話だと思いますので、今は気にしないことにしておきます。
肝心の国道372号に話を戻しますが、都市部でところどころ渋滞が発生しているものの、ほぼ全線にわたって混雑はなく、信号の設置頻度もかなり低いので、順調に進むことができます。
京都市内から亀岡の国道9号区間を含めると、2時間40分程度で京都の烏丸五条交差点から姫路の下寺町交差点までやってくることができました。
名神道、中国道の渋滞が激しいときには迂回路として十分に有用であると感じました。
ごく一部に未改良区間が残っていますが、これも遠くない将来に快走路へと改良される見込みですので、利用価値は非常に高い道ですね。
京都の渋滞を避けたい場合は、京滋BP→京都縦貫道と進み、亀岡ICから中国道の滝野社IC、もしくは山陽道の山陽姫路東ICまでを国道372号を使うというのがよさそうです。
今回はここまでです。
新たな走行可能路線
No.83(国道367号)へ No.085(国道430号)へ
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