めざせ!国道走破

日本中の国道走破を目指すブログです。

No.094 国道255号

国道255号 路線DATAf:id:japan_route:20200504141625p:plain

  • 総延長:19.0km
  • 重用延長:7.2km
  • 実延長:11.8km
  • 現道:11.8km
  • 起点:神奈川県秦野市 堀川入口交差点
  • 終点:神奈川県小田原市 小田原市民会館前交差点
  • 交差する国道:f:id:japan_route:20200504141616p:plainf:id:japan_route:20200504141629p:plainf:id:japan_route:20200504141322p:plain

     



 

 

 

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走行DATA

  • 走行日:2020年5月3日
  • 走行時間:0:36:13
  • 平均時速:31.5km/h
  • 方向:逆走

この日は国道271号(小田原厚木道路)走行に引き続き、国道255号を走行しました。

国道255号は神奈川県西部で完結する道で、秦野市と小田原市を結んでいます。
ただ、秦野市内には国道246号との重複区間しかありませんので、東名高速の大井松田ICから小田原市内へのアクセス道路とした方が実情に合っていると思います。

総延長19km、実延長11.8kmという非常に短い路線で、高速道路のICから近くの都市へのアクセス道路を国道としてもいいのかというところは、大いなる疑問がありますね。
国道271号(小田原厚木道路)と国道255号のWikipediaの記事を見ると、共通してある政治家の名前が登場し、まあ何だかなぁとは思いつつも納得してしまいました。

国道1号から国道244号は昭和の道路法制定時に国道に指定された道で、昔からの街道などが国道に指定されていて、あまり不自然なルートは多くありません。
国道245号からは後から追加された道なので、各々それなりの思惑に基づいて国道に昇格した道になっています。それでも200番台の国道は政治色があまり強くないと感じる道が多いのですが、小田原市を通る国道255号と国道271号の2路線はそんなことお構いなしに作られています。

令和の時代においては、ここまであからさまな剛腕を振る政治家というのはだいぶ減ってきましたが、昭和中期には今からするとなんでもありの時代に思えてなりません。

 

今回はこの道を逆走します。

 

 

 

 

走行レポート  

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スタート地点の小田原市民会館前交差点です。
今回走行する国道255号の終点に指定されている地点です。
南側から国道1号に沿って交差点へ進入し、北進する形でのスタートです。

ここでは国道1号が右方向から手前方向に伸びています。
国道1号は既に走行可能な路線です。

 

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小田原市内を小田原駅方面へと北上していきます。

 

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栄町1丁目交差点を松田、小田原厚木道路方面へと右折します。

 

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すぐ先の銀座通り交差点を左折します。
この先は一方通行区間になっており、国道255号は秦野から小田原への順走では全線トレースできないようになっています。

 

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おにぎり

 

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一方通行区間ではありますが、無理やり片側1車線とすることもできそうな道幅ではあります。
ただし、荷下ろしの車両などの駐停車ができなくなってしまうので、一方通行のまま道幅を広くしているのでしょうか。

 


大きい地図・ルート検索  ( powered by ゼンリン地図 いつもNAVI )

ちなみに、南方向へ向かう場合には、一本東側の新栄通りが南行の一方通行になっていて、こちらを利用する形になります。
ただし、新栄通りは小田原市道なので、こちらを走行しても国道のトレースはできません。

 

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JR東海道本線などと立体交差する手前にある交差点を大井松田方面へと右折します。

 

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さらにすぐ先にある広小路交差点を左折します。
一方通行区間はここまでです。

 

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JR東海道本線、東海道新幹線と立体交差します。

 

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おにぎり

 

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おにぎり
松田と小田厚までの距離が表示されています。
小田原厚木道路は小田厚という形で略称で表示されています。

 

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おにぎり

 

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多古交差点を松田、小田原厚木道路方面へと道なりに右方向へ進みます。

 

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多古交差点のすぐ先の飯泉入口交差点では、左車線が山北、南足柄方面への左折専用レーンとなりますので、右車線を走行する必要があります。

 

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酒匂川に架かる飯泉橋を渡ります。

 

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銀杏並木でしょうか。
枝が切り落とされています。

 

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飯泉交差点を松田、小田原厚木道路方面へと道なりに斜め左方向へ進んでいきます。
右折方向は巡礼街道という通称が付けられています。
坂東33所観音のひとつ「第五番札所飯泉観音」へと巡礼するための道だそうです。

現代において、「巡礼」という言葉がついていると、人によって色々と想像するものが異なるような気がしますが、ここは由緒正しいものであるということだけ付け加えておきます。

 

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飯泉交差点の先は郊外の幹線道路といった雰囲気の景色となります。

 

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国道271号にも指定されている小田原厚木道路と立体交差します。
ここは小田原厚木道路の小田原東IC入口です。
国道271号はこの直前に走破済みです。

 

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おにぎりが完全に変色してしまっています。
また小田原厚木道路との交差部を通過したので、小田厚の代わりに東名高速が表示されるようになりましたが、なぜか距離が表示されていません。

 

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こちらには東名高速までの距離もきちんと表示されています。

 

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徐々に商業施設もまばらになってきました。

 

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おにぎり

 

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大井町に入ります。

 

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おにぎり

 

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おにぎり

 

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おにぎり

 

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東名高速の大井松田IC入口付近です。

 

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松田町に入ります。

 

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籠場インター交差点を厚木、秦野方面へと右折します。
ここでは国道246号が左右に伸びていて、重複します。
この先はゴール地点まで国道246号との重複区間となりますので、実質的な国道255号の起点ともいえる交差点です。
国道246号は既に走行可能な路線です。

 

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国道246号の本線と合流します。

 

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国道246号との重複区間に入り、東京、厚木、秦野までの距離が表示されるようになりました。
秦野は今回のゴール地点がある街です。

 

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国道246号のおにぎり

 

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おにぎり

 

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秦野市に入ります。
秦野市は今回のゴール地点がある街です。

 

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秦野に入ったので、代わりに伊勢原までの距離が表示されるようになりました。

 

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緩い勾配ではありますが、登っていきます。

 

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おにぎり

 

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おにぎり

 

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この辺りで登り切った感じです。
住宅地に入ってきました。

 

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おにぎり

 

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ゴール地点の堀川入口交差点です。
国道255号の起点に指定されている交差点です。
重複している国道246号以外には、どの国道とも交差・接続せずに、ぷっつりと途切れる形になっています。

この辺りの理由は道路法での一般国道の定義によるところが大きいようです。


私のブログでも何度か登場していますが、道路法の第五条に一般国道の要件について規定されていますので、引用します。

第五条 第三条第二号の一般国道(以下「国道」という。)とは、高速自動車国道と併せて全国的な幹線道路網を構成し、かつ、次の各号のいずれかに該当する道路で、政令でその路線を指定したものをいう。
一 国土を縦断し、横断し、又は循環して、都道府県庁所在地(北海道の支庁所在地を含む。)その他政治上、経済上又は文化上特に重要な都市(以下「重要都市」という。)を連絡する道路
二 重要都市又は人口十万以上の市と高速自動車国道又は前号に規定する国道とを連絡する道路
三 二以上の市を連絡して高速自動車国道又は第一号に規定する国道に達する道路
四 港湾法(昭和二十五年法律第二百十八号)第二条第二項に規定する国際戦略港湾若しくは国際拠点港湾若しくは同法附則第二項に規定する港湾、重要な飛行場又は国際観光上重要な地と高速自動車国道又は第一号に規定する国道とを連絡する道路
五 国土の総合的な開発又は利用上特別の建設又は整備を必要とする都市と高速自動車国道又は第一号に規定する国道とを連絡する道路


誤解を恐れずにざっくりと説明するとこんな感じです。

  1. 国土を縦断・横断・循環する形で県庁所在地や重要都市の間を結ぶ道(旧一級国道)
  2. 重要都市か人口10万人以上の都市と高速のICか旧一級国道を結ぶ道
  3. 高速のICか旧一級国道同士を結ぶ道
  4. 港国道
  5. 大人の事情で国道を作る必要がある特別な都市と高速のICか旧一級国道を結ぶ道

国道255号は二番目の要件に合致する道として、国道に指定されているようです。
終点側の小田原市では国道1号(旧一級国道)と接続しているので問題ないのですが、起点側が国道246号との接続地点だと松田町が重要都市という要件を満たしません。
したがって、起点を無理やり秦野市内に設定するためだけに、重複区間として設定したということのようです。


Wikipediaの記事には国道271号(小田原厚木道路)と同様に、河野一郎という名前が登場するだけあって、かなり政治臭が香ってくる道です。
無茶ぶりを受けて、何とか無理くり知恵を絞って国道要件を満たせるように奔走した役人の姿が目に浮かぶかのようです。
そんなことを考えながらのゴールでした(笑


かなり短い路線なので、一瞬で終わってしまいましたが、一方通行区間あり、不自然な起点ありというネタには困らない道でした。

 

 

今回はここまでです。

 

 

 

新たな走行可能路線 

なし

 

 

 

 

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